エントリーは、藤井、清水、中谷(日大)、藤原、池上、野村俊(中大)、中東、福山(中学大)、河野(東海)、松下、田中(駒大)、行友(専修)、原田(神奈川)、尾田(関東学)、市之瀬、中村、入船敏、入船満(カネボウ)、柳谷、太田、野口(NEC)、野田(ホンダ)、徳本(日清)、松村(自衛隊)、菅谷(トヨタ)、柴田、安藤、渡辺(山特)、安生、帯刀(富士通)、三行(東洋)、沖野(中電)、佐藤(日体大)。(当日エントリー多数あったため、確認できていない選手もいます。
 DNSでしたがカネボウの高岡さんもエントリーされていて、実業団のトップランナーと学生ランナーが一緒に走られるということで、こんな豪華メンバの記録会を見逃すわけにいかないでしょう。

 1〜2周は69秒。沖野(中電)、池上(中大)、尾田(関東学)がひっぱります。最初の1キロは2分53秒です。3〜5周は68秒と少し速くなりました。藤原(中大)は、前から5番目くらいの位置で、トップグループに清水将也(日大)も入ります。野村俊(中大)は、うしろから5番目くらい、池上は少し後ろへいきます。
 6周目くらいから、歓声がすごくて周回タイムを知らせるアナウンスが聞こえないくらいでした。70秒くらいか? 福山(中学)、清水将、松村(自衛隊)、沖野、尾田、徳本(日清)、藤原、太田(NEC)がトップグループ。
 7〜8周は69秒とまた少し速くなったけれども、トップグループは変わりませんでした。1キロから2キロは2分51秒(2キロ:5分44秒)。4〜7周は中学の福山が終始トップを引っ張ります。
 9〜13周のラップも歓声が大きく聞こえませんでした。たぶん、69〜68秒くらいだと思います。ここから福山に変わって松村がトップです。松村、福山、清水将也で9〜13周目までいきます。藤原は6番目くらいの前のほうにつけています。池上はこのあたりから遅れてきました。2キロから3キロは2分54秒、3キロから4キロは2分53秒と、28分30秒くらいのペースです。
 9周:松村、福山、清水、沖野、尾田、藤原、徳本
 10周:松村、福山、清水、入船敏、尾田、沖野、藤原
 11周:松村、福山、清水、入船敏、中村(カネボウ)、尾田、入船満 69秒
 12周:松村、福山、清水、入船満、尾田、松下、藤原          68秒
 13周:松村、福山、清水、中村、藤原−−尾田、高塚(NEC)、沖野、野田(ホンダ)、松下(駒大)
 
 レースが動いたのは、5キロを越えた14周目から。この周回が65秒とぐっとあがります。あげたのは、カネボウの入船敏、中村の2人で、トップをオレンジのユニホームが独占します。そのあとに清水、藤原、福山、尾田と学生がつき、トラックの空気がさらにヒートアップしているのが伝わってきました。
 15〜17周は67秒と前半5キロにはなかったペースが続きます。野村俊は、15周あたりから前へあがり、その後も少しずつあがっていきました。藤原と野村俊が並走する場面もありました。野村俊があがっていくのに対し、藤原は少しさがっていく感じがしました。トップでは、カネボウの中村に清水、福山、尾田といった大学生がついていっているので、藤原くんの遅れがちょっと淋しい気がしました。
 15周:中村、清水、福山、入船敏、尾田、太田(NEC),徳本
 16周:中村、清水、福山、入船敏、太田、徳本
 17周:中村、清水、尾田、福山、太田、徳本−−入船満、−−高塚

 4キロから5キロは歓声のため聞き取れず。5キロから6キロは2分49秒。そのあと7キロから8キロが2分50秒ということしか記録できませんでした。ペースがあがると歓声もあがり、アナウンスが聞き取れませんでした。

 それ以降もカネボウの中村が終始トップを引っ張り、そこに大学生がつくという形は続きました。藤原が後退していくようで、少し心配。一方、野村俊があがっていき、28分台を予感させる走りでした。
 18から21周は68秒でした。
 18周:中村、清水、尾田
 19周:中村、清水、尾田、福山、太田、徳本、沖野、入船満
 20周:中村、清水、尾田、福山、太田、徳本、沖野までがトップ集団、そのあと−入船満−野村俊-藤原
 21周:中村、清水、尾田、福山、太田、沖野までがトップ、そのあと松村他4人の集団と7人の集団

 22周目からはさらにペースが上がったようで、歓声はさらに大きくなりレースも激しく動いているようでした。
 22周:(中村)、清水、尾田、福山、徳本、太田、沖野までが第1集団、そのあと(中村)、松村、高塚、入船満、そのあとに藤原? (中村)はトップか第2集団のトップかは2重に書いてしまったので、どちらかわかりません。すみません。
 23周:福山、尾田が前へ、次に入船敏、太田、徳本、清水、沖野、までが第1集団、そのあと、中村、松村、高塚、入船満、藤原、行友(専修)、菅谷(トヨタ)、藤井、野村俊。
 一旦、下がっていった藤原が再び前に出て、野村俊よりも前へ。ここは、ずるずると落ちていかない藤原の強さを見せつけられるようでした。そして野村俊の粘りは、28分台を確信させるものでした。
 24周:沖野、尾田、大田、入船敏、徳本、清水が第一集団、次に中村、松村、入船満、藤原、原田(神奈川)、菅谷、松下(駒大)、藤井。
 第1集団が、激しく争っているなかトップにでてきたのは、尾田。尾田がスパートしてそのままいくかと思われましたが、、第3コーナーあたりから、外から徳本が貫禄のスパート。尾田も1500もこなす徳本のスパートにはかなわなず2位に。ただ、この最後の1周のレースの動きは、トラック全体が興奮状態。尾田-徳本の競り合いには、しびれるものがありました。
 
 藤原くんは、先に書いたとおり、一旦遅れても、そのまま遅れていかないところはさすがです。トップをいく尾田くんの強さとは違った安定感を感じました。
 最後、なぜか同じユニホームの藤井くんには競り負けたようですが、駒大の松下くんより前にいってて、ちょっと嬉しかったりします。(すみません、たんなるわたしの感情です。)松下くんは、故障説もありましがた、どうやらそれはガセネタのようでした。

16組

敬称略で書きます。ご了解ください。

結果(日体HP)