男子 1500m タイムレース

 1組には駒沢大に進んだ高井くん(白石。高校駅伝の走りが印象的でした)、大坪くんがエントリーで注目していましたがDNSでした。そういえば2年前、小嶋大輔さんが1500を走られていたんですよね。たしかあのとき、帰りに同じ地下鉄に偶然、乗り合わせて、「応援してますので、頑張ってください」を言ったら、「来年も出られるように頑張ります」と言われたのに、去年も今年もきてくださいません。去年は世界クロカンに行かれていたけど、その後、走られるところを見ていないのです。
 ふとそんなことを思い出しながら、1組のレースをみていました。(1組はなにもメモせずにみていたので、経過を書けなくてごめんなさい。)

 1500の日本記録は石井さんの3分38秒24という記録が1977年から更新されていません。佐藤くん(佐久長聖→順大)が、高校生のときに3分38秒49を出して、そのあと記録更新かと思われたけれども、その後、佐藤くんは故障から回復していないようです。(2年前のリレカに出て、そのあとのGGNのあと試合に出てられないと思います。)昨シーズンに日清の徳本くんやNTNの小林さんに記録更新の期待がかかったけれども、40秒を切るけれでも38秒には届かずでした。
 昨秋のアコムミドルディスタンスでは、ペースメーカーをつけて、日本記録更新を視野にいれたレースも展開されたけれど、昨シーズンは達成されませんでした。11月30日の日体大の記録会で、そのレースをみて、「目の前で日本記録が!!!」と興奮したものでした。なんか息するのを忘れるくらい集中してドキドキしてしまいました。ほんと、そのとき惜しかったんですよね。1500のレースにペースメーカー?とわたしも思ったんですけど、なんか観客も含めてみんなで盛り上げて38秒台をという張り詰めた雰囲気にはゾクっとするものがありました。
 1500mは、トラックを25周もする1万メートルと違って、3分40秒ほどのなかにワクワクするドラマがあります。
 そんなドラマを期待して、1500mタイムレース2組を見ました。
 花子的みどころといえば、NTNの小林さん、福田組の小林さんの小林対決。それから今春から八千代工業の所属の産大出身の坂下くんと立命館の田子くん対決。田子くんは、ずっと坂下くんにどうしても最後、さされてしまうということでしたが、たしかインカレでようやく坂下くんに勝てたかと。記憶あいまいなんで、間違ってたらごめんなさい。それから高卒ルーキーの三津谷くん(尽誠→トヨタ九州)と2年目の村上くん(大牟田→九電工)のエントリーも楽しみです。

 レースは田子くんがトップ、三宅くん(産大)、木實くん(八千代)、坂下くん(八千代)、辻くん(ヤクルト)、小林くん(NTN)。1周目には三津谷くんはどこにいたのか記録できていません。最初の1周は57秒。次は59秒とまずまずのペースです。田子くんがずっとひっぱり、木實くん、辻くん、小林くん、坂下くん、三津谷くん。
3周目もトップは田子くん、小林くんがでて、木實くん、辻くん、星野くん、臼田くん、三津谷くん。
 1500は最後の最後まで誰がでてくるかわかりません。展開からして、小林くんに違いないと思っていたけど、ラスト、目視できないくらいそれぞれがすごいスパートでした。1位は辻くん、2位に三津谷くん、あと木實くん、小林くん。最後、どう辻くんが出たのか、三津谷くんがでたのか、あまりきっちり見れませんでした。
 それにしても頼もしいルーキーの出現です。大学生組たちとこれからしっかりと争って、いい走りを見せてほしいと思います。
 小林さんの快走を期待していたのですが、どうされたんでしょう?
 彼には、是非、日本記録更新をと思っています。

1 4 72 辻 準(81) ツジ ジュン ヤクルト
東 京
3:46.51
2 10 69 三津谷 祐(84) ミツヤ ユウ トヨタ九州
香 川
3:46.80
3 5 137 木實 淳治(80) コノミ ジュンジ 八千代工業
三 重
3:47.58
4 3 66 小林 史和(78) コバヤシ フミカズ NTN
三 重
3:48.09
5 8 71 星野 寛(79) ホシノ ヒロシ ヤクルト
東 京
3:48.19
6 11 88 田子 康宏(83) タゴ ヤスヒロ 立命館大
鳥 取
3:50.64
7 9 67 臼田 暁史(77) ウスダ アキフミ 札幌陸協
北海道
3:51.50
8 2 70 山口 祐也(84) ヤマグチ ユウナリ 三菱重工長崎
長 崎
3:52.39
9 10 79 井上 聖敏(79) イノウエ マサトシ 大阪ガス
大 阪
3:52.72
10 7 77 松田 洋和(81) マツダ ヒロカズ 広島経済大
愛 媛
3:53.09

3000障害

1 7 53 岩水 嘉孝(79) イワミズ ヨシタカ トヨタ自動車
愛 知
8:36.64
2 2 60 内冨 恭則(72) ウチトミ ヤスノリ 中国電力
広 島
8:42.42
3 6 63 関川 佳男(79) セキカワ ヨシオ 日産自動車
神奈川
8:43.98
4 15 52 加藤 聡(80) カトウ サトシ トヨタ自動車
愛 知
8:58.15
5 1 62 越川 秀宣(82) コシカワ ヒデノブ 東海大
千 葉
8:59.54
6 16 47 泉 亘(72) モリ ワタル YKK
富 山
9:00.13
7 13 65 武者 由幸(83) ムシャ ヨシユキ 日本大
福 島
9:02.22
8 17 51 井上 智義(81) イノウエ トモヨシ 徳山大
山 口
9:06.30

 1500が日本記録更新には至っていないけれど、進化している種目とすれば、3000障害はレベルが戻っている種目と、プログラムにはあります。故障との関係から有力ランナーが忌避する傾向にあるというのもプログラムに書いてありました。
 一昨年は、応援しているホンダの真名子くんがエントリーでした(帰りの地下鉄では小嶋さんとともにご一緒でした。声をかけさせてもらったのは、小嶋さんだけですが)。昨年もエントリーされていましたが、練習中にケガをされて、大阪GPもDNSで、それ以来この種目は走ってられないと思います。この種目で復活されるのを待っています。
 
 この種目では、内冨さん(中国電力)が第1人者だったけれども最近は岩水くんのほうが1歩リード。昨年の大阪GPも最後は岩水くんが余裕のスパートにみえました。岩水くんは、はアジア大会のメダリストで、世界陸上でもこの種目でのエントリーを狙っているそうです。
 今回は岩水くんの独走をだれが追うかということになると思います。

 ちょうど、わたしが見ているところから一番近いハードルが、2本並んでいました。あれ?これって2つあったのかなぁ?と不思議に思っていたら、あとで謎が解けました。スタートを半々にわけて、最初は2台のどちらかを越えるようになっていました。2台あったのは、最初だけで、あとは使用しないので1本は片付けてられていました。

 最初の2周は、内冨さん、岩水くん、関川さん(日産)、泉さん(YKK),、加藤さん(トヨタ)、越川くん(東海大)、3周目から岩水くんがトップでそのあとに内冨さん、3位以下はあまり変動がありません。
 変動がないのはトップグループも同じで、岩水くん、内冨さん、関川さんの3人です。
 6周くらいで岩水くんが、スピードをあげて、2位の内冨さんとは4秒くらいの差をつけて、さらにペースアップしてゴールでした。
 あまり順位の変動がなくて、うまくレポートできなくて、すみません。

 中大の池永くんもエントリーしていましたがDNSでした。
 大学生では東海大の越川くん、日大の武者くんが走っていました。
 このあたりは関カレ対決になるのでしょうか。

 また、今回はDNSでしたが、順大からNTNにすすまれた春田くんの活躍も楽しみです。
 岩水くん、榊枝くん、春田くんと、やはり順大の得意種目ということになるのでしょうか。いえ、だから池永くんには是非、頑張ってもらいたいです。
 関カレ、楽しみにしています。

03 兵庫リレーカーニバル