グランプリ 男子1万メートル

 女子の1万メートルが終わると不思議と雨が小降りになってきました。いよいよ男子1万です。これまでだったら、わたしが座っているところの前で選手がアップされるので、応援し放題なんですけど、今日は雨だからか、ほとんどアップされる姿は見れませんでした。
 2年前、初めてリレカを観にきたとき、卒業して日清に入られた板山くんに「板山さーん」と応援したのがきっかけでした。けっして、アップを邪魔するような応援のしかたでなくて、ちゃんとわきまえたつもりです、そのへんは。そしたら、板山くんが「応援ありがとうございます」みたいなことを言ってくださって、「応援してますので、頑張ってください」と、そんなやりとりをしてしまいました。
 今、思えば、初めての観戦で、よくそんなことができたなと思うのですが、そのときは、応援してそれを返してもらってと、ごく自然の流れのなかでできたので、ますます「陸上観戦って、すごいこともできるんだ」と思ったものです。

 少しはわたしが座っている前のところでアップされていたのですが、その姿をみただけで、足がガクガクと震えているのがわかりました。緊張しているのです。
 野村俊輔くんはDNSをわかっていたし、その日の新聞によると尾田くんも出ないということで、興味をむける先をちょっと変更しなければなりませんでした。

 注目選手としてあげていくと、全員あげたいくらいですけど、あえて何人かの選手をあげてみます。
 タイムでいくと2人のマイナさんです。トヨタのサイモン・マイナさんとアラコのジュリアス・マイナさん。
 流通大付属柏のダビリくん、滋賀学園のカリウキくんの高校生2人は今日が始めての10キロだとか.。
 それからスズキのマサシは初めての日本デビューのということになります。
 それからホンダのカビルくんは1万の記録は27分59と外国人選手としてはそれほどの結果でないので、かなり意外でした。カビルくんは千葉だったか福岡だったかのクロカンは、帰国(彼にとっては入国かも)してすぐということもあって、昨年ほどのキレがなかったように思います。昨夏の札幌ハーフ、十八(じゅっぱち)駅伝の力強い走りをトラックでもみせてもらいたいです。とくに十八では、すごい勾配のとことを平然と平地を走られるように上っていかれたのには、びっくりしました。彼はホンダではどのチーム(マラソン、駅伝、トラック)で練習してられるのでしょうか。頑張ってほしいです。(すみません、ホンダに入れ込んでいるので、長くなりました。)
 それからコニカの松宮隆行くん。熊日の30キロで世界最高記録を出され、4月のトラックでも調子がよかったようですから、昨年に同じチームの坪田くんが出した27分台が期待されます。
 すでに27分台を出されているのは、カネボウの入船敏さん(お兄さんのほう。弟の満さんは順天→カネボウ)、NECの山口さん。富士通の三代くん。彼はたしかケガをされていたのかな。(不確か情報だったらすみません。でも、しばらく試合からは離れてられたようには思います。)27分台では旭化成の高尾さんもいらっしゃいますが、95年の記録で、その後、ケガで手術、引退も考えられていたというくらいです。昨年5月のGNNあたりから復活の兆しがみえてきたので、是非ここで、完全復活をアピールしていただきたいです。高尾さんのHPにも以前には訪れていたんですけど、ケガをされてしばらく閉鎖されて、また復活されていますが、今はちょっと遠ざかってしまっています。
 
 選手のHPって、みる人は多いみたいですが、書き込む人ってあまり多くないようです。わたしなんか結構、あつかましく書き込みするので、ご本人に認識してもらえるだけでなくて、いろんな人に見られてしまっています。別にみられることが目的でなくて、せっかくHPを開設されているのだから、一緒に楽しみたいなとというそれだけなんです。ただホンダの看板をあげるようになってから、控えてしまっています。陸上選手はみんな好きでみんな頑張ってほしいと思っていますが、一定の節操はもっていたいという、それだけの理由です。
 その旭化成からは、渡辺共則さん、小島忠幸さん、そして日大を卒業されたばかりの清水将也くん(智也くんも佐川所属でエントリーされていたのにDNSで残念です)がエントリーです。そもそもは旭化成ファンから始まっているので、やっぱりあのユニホームは気になってしまいます。
 それから日清のユニホームがすっかり馴染んでいる板山くん。4月に5千で自己新を出されているので、是非1万でも28分24秒の自己記録の更新が期待されます。同じ日清からは、小川くん、徳本くんがエントリー。日清もチーム全体の勢いが感じられます。
 大学生は、山学のモカンバくん、日大の藤井くん、日体大の四辻くんです。藤井くんは日大のエースとしての走りが、そして四辻くんは最近、とっても調子がいいようですから、自己記録更新の期待いっぱいです。藤井くん、四辻くん、野村くん、ともに兵庫出身で学年もほぼ同じ。兵庫での3人の走りがやっぱりみたかったと、思わずにはいられません。昨年、一昨年と、藤原くんがこの1万を走られたのですが、実業団の選手のなかで「C」のユニホームを見れる感動というのがほんとうに大きくてワクワクを通り越して、苦しいくらいに嬉しいんです。(ただし昨年は藤原くんはCマークユニホームではありませんでした。)きっと日大ファンの方、日体大ファンの方、とっても嬉しかったと思います。
 中国電力からは、世界陸上のマラソンの代表選手の油谷さん、尾方さん、佐藤くん、それから補欠の五十嵐さん。代表以外では、尾崎さん、沖野さん、梅木さん。標準を8月のマラソンにおいてられる選手の4月のトラックでの走りがどういう感じなのかというのも楽しみにしていました。今、マラソンは高速レースになっているので、トラックで培われたスピードが重要といわれていますから。
 地元の山特(山陽特殊製鋼)からは、家谷さん、安藤さん、柴田さん。NECからは高塚さん、太田さん。九電工から前田和浩さん山学大を卒業されたばかりのカリウキくん。トヨタ九州から大津誠さん、トヨタから浜野さん。(びわ湖を走られてから最初のレースになるのでしょうか)、平成国際大卒のカーニーくん、ホンダ浜松からドゥングさん、三菱重工の阿部さん、NTT西日本大阪の大崎さん。
 と、たぶんエントリーされた方は全員、あげたと思います。こうしてみてみると、九州からのエントリーが多いように思うのと、自動車メーカーが多いようですね。陸上でも企業としても優良企業を目指してほしいものです。

プロローグ

03 兵庫リレーカーニバル