男子１万　レース経過

　１万メートルなので、400メートルのトラックをちょうど25周するので、スタート地点とゴール地点が同じです。
わたしが観戦している場所から、スタートの様子が見れるのはこの１万と他には800ｍくらいなので、それだけでも嬉しいです。

　あの、すみませんが、ここから敬称略で書かせていただきます。ごめんなさい。それから「○周目というのは、わたしが見ているところ（スタート直後のコーナー）を基準にしているので、実際の周回とは一致していませんので、その点もご了解ください。）

　最初に前に出たのは徳本、カビル、マサシ、松宮、板山、油谷で３周くらいまで。１キロは２分48秒、28分切りを期待できるペースです。４周目で外国人選手（と一言で書くことに違和感はありますが、トヨタのマイナ、アラコのマイナ、ホンダのカビル）が先頭に寄って、松宮、徳本、板山がそのすぐ後方につけています。アラコのマイナ、トヨタのマイナ、ホンダのカビル、山学のモカンバ、そして松宮。先頭集団の外国人選手は、誰が前に出るという感じではなく、かといって牽制するというのでもなく、静かに勝負のときを待っているというような走りでした。
　８周目では、サイモン・マイナ（トヨタのマイナ）、ジュリアス・マイナ（アラコのマイナ）、カビル（ホンダ）、マサシ（スズキ）、ダビリ（流通大柏）、松宮、ドゥング（ホンダ浜松）という集団。２キロは、５分34秒（２分46秒）、３キロは８分20秒（２分46秒）と、最初の１キロより少しペースがあがって、ひきつづき27分台の期待が続きます。トップは誰が引っ張るというのではなくて、「適当にだれかが出る」という感じなので、１キロのペースにしたら平均しているけれども、微妙にスピードが変化しているのかもしれません。８周目までで先頭集団に入っていた日本人選手は、徳本、松宮、板山、高尾、清水、浜野。全部で１３人。あと１人は滋賀学園のカリウキだと思います。
　９周目くらいから外国人選手のなかには、松宮、浜野の２人になり、第１集団、第２集団に分かれていきました。第２集団の前方に高尾です。10周目での順番は、ジュリアス・マイナ（アラコ）、サイモン・マイナ（トヨタ）、マサシ（スズキ）、藤井、モカンバ、松宮、カリウキ（滋賀学園）、浜野、高尾、大津、小川。浜野、高尾のあたりが微妙に離れそうでという感じだったと思います。先頭集団の前のほうに松宮、浜野、少し離れて高尾、佐藤。（すみません、目視したもののメモをもとに書いているのですが、３４３１３と書いてあって、どこで区切っていいのか自分でもわからなくて、デタラメだったらすみません。画像で確認できればいいのですが、あまり細かくはチェックできなかったので、間違ったままになるかもしれません。）
　４キロは11分8秒（２分51秒）、５キロは13分56秒（２分48秒）と、やはりペースは若干、乱高下しているでしょうか。松宮くんが前にでたのもたぶんペースが遅くなったときだと思います。
　そのあと先頭から７人、５人、６人という集団に長くなっていきました。このあたりでずっと先頭集団にいた浜野が後ろにさがっていきました。５人の集団は、佐藤、入船、油谷、高尾、小川そして、たぶん６人の集団のところに板山、四辻が走っていたと思います。板山に四辻がつくというのは、この後しばらく続きました。
　先頭にマイナが出てペースがあがりました。松宮は先頭集団のなかで冷静に走っているように見えました。第２集団は５〜６人。先頭が順番に入れ替わり、ペースを保っています。６キロは16分45秒（２分49秒）
　先頭の７人は、マイナ、マイナ、マサシ、カリウキ、ダビリ、松宮。あと１人はたぶんカーニー？。（６人としたらカーニーはもう少し後ろで、後半で前に出たのだと思います。）第２集団は油谷、佐藤、入船、浜野、高尾。
７キロは19分34秒（２分49秒）。このあたりから先頭集団もだんだんとばらけていきます。７人が６人になり、４人になり。４人はジュリアス・マイナ、サイモン・マイナ、マサシ、松宮。離れた２人はカリウキ、ダビリの高校生２人です。８キロは22分25秒（２分5１秒）
　21周目（約8.4キロ）では、マサシ、松宮、マイナ（アラコ）、マイナ（トヨタ）の４人が先頭。次にダビリ、カリウキ。少し離れてカーニー。つまり４人、２人、１人といてそのあと油谷、佐藤らの集団がいます。先頭集団は完全に４人で松宮が先頭に出ます。１周68秒くらいなので、松宮のスパートというよりまわりが牽制して落としたようです。しばらく松宮が出て、そのあとマサシがぐっと前にでます。ロングスパートというほどではないけれど、先頭を意識した走りです。マサシ、松宮、ジュリアス・マイナ、サイモン・マイナの順で、サイモン・マイナはこの時点で先頭をうかがう様子はありませんでした。
　９キロは25分12秒（２分47秒）。残り２周あたりで、マサシが完全に前に出て、そのうしろのジュリアス・マイナ。松宮は少し離れて３番目。松宮につくというより、完全に後ろにサイモン・マイナがいます。その後ろはダビリ、カリウキの高校生２人。その後ろにカーニー、佐藤、ドゥング、カリウキ（九電工）、カビル、油谷、入船、浜野、尾方。
　ラスト１周になってもマサシが先行してジュリアス・マイナがついて進んでいき、残り100メートルのホームストレートでジュリアス・マイナがスパートして、みるみるうちにマサシを離していきました。松宮は、スパートした前とは離れていったけれどもペースは落ちず27分50秒。世界陸上のA標準には届かなかったけれども、３年ぶりの自己記録の更新、日本人選手27人目の27分台を記録しました。（現役の27分台は10人ほどだそうです。これはプログラムに書いてありました。）