関西実業団陸上競技大会

正式名称は?です。

5月18日の観戦にむけて

 横浜では関東インカレがあって、仙台では東日本実業団の試合があってと、あれこれと観戦計画を立てていたのですが、仙台は遠さゆえ断念しました。結局、横浜は日帰りでした。
 関西実業団の試合は、1度、観てみたいと思っていました。関西に在住しながら関東のほうばかり見ているし、男子長距離中心にみていることにちょっとばかりの後ろめたさもあって、地元関西の試合を観ることにしました。わたしにはあまりに慣れ親しんでいる尼崎記念公園陸上競技場で開催されるというのも、理由として大きいです。

 16、17、18日と開催されることはわかっているけど、正確なタイムテーブルはわからないままでした。
 山特や佐川など、調べてみたけど、結局タイムテーブルはわからずじまいでした。もう直接に大会会場に聞いてみるしかないと思って、電話をしてみるととても親切に教えてくださいました。
  花子「18日の開催種目と時間を教えて欲しいんですけど」
  競技場のおじさん「どういう種目ですか?」
  花子「あの、長距離は、、、、」
  おじさん「えーとね、5000の女子が12時45分、男子が13時15分にあります。それから1500が10時50分ジ       ュニアが始まります」
 というこで、5000と1500が観れれば、それは十分すぎました。

 京都駅に出て、新快速に乗れば40分もすればJR尼崎に着きます。
 ここには毎年11月には尼崎シティマラソンできているし、記念公園(当時わたしは「スポーツセンターと呼んでいました)は、スポーツ少年団や中学のバレーの試合があれば、必ず来ていたところ、懐かしすぎます。それにしてもわたしが今、住む京都とは、随分と景色が違います。尼崎に住んでいるのと、京都に住んでいるのとは気質が変わってくるのも理解できます。そんなことを考えていたら、あっという間に競技場に着きました。入場するのにお金がいるのかどうかもわからず、プログラムをどこで買ったらいいのかもわからず、なんとなくメインスタンドのほうへ行きました。どうやら入場料はいらないようです。
 メインスタンドにあがると、横断幕があって各チームの選手がそこにいることがわかりました。最初に目に入ったのが、四国電力で一瞬、気持ち固まりました。うちの掲示板でプチトラブルがあったものですから。そこにいらっしゃる選手、関係者にはたぶん何の関係もないでしょうけど。あと住電伊丹、大阪ガスなど。チームとは離れたところに座りたかったので、どこにしようか迷っていると、新井初佳さんがいらっしゃいました!
ちょうど彼女の前のあたりの席が広くあいていたので、そこに座ることにしました。メインスタンドの丁度真ん中で、いつも観るところとは違うけど、たまにはここで観るのも悪くないなと座って、荷物を広げていました。
それにしても暑かったです。27度を越えているので、じっとしてても暑いくらいで、選手にはあまりいいコンディションとはいえません。
 座ってすぐに男子1500が始まりました。

1500m 1組

 結局、プログラムを買わなかったので、選手の名前はほとんどわかりません。1組は12人。最初は62秒ではいって、先頭は6名になり次は2分8秒。3周は3分13秒で、1200を越えて6名のうちの後ろのほうの選手がスパートしました。最初からトップを引っ張っていた選手は5位でした。

1500m 2組

 2組は13名。最初の400は59秒と、やはり少し速く入っています。最初の1周で2人遅れました。2周は2分1秒。先頭はくろしお通信の大森さんです。(大森さんは中大に入られましたが、1年でやめてくろしおに移られました。)2周目で8人になりさらに7人になりました。1200は3分5秒。ここで後ろの選手がスパートして、大森さんの前に出るけれども、大森さんは追いついて抜き返して大会新記録で優勝です。
 大森さんは、1500の日本記録更新をわたしが期待している選手の一人です。

名前(所属) タイム
大森(くろしお) 3分47秒21
森川(大阪府警) 3分48秒40
今井(大塚製薬) 3分49秒26
尾池(大塚製薬) 3分51秒20
勝間(佐川急便) 3分51秒37
岡田 3分52秒06
大島(くろしお) 3分54秒65
井上 3分54秒69

 1500のタイムレースが終わったあとにジュニアの1500の表彰がありました。1位から久保(四電)、中山(くろしお)、藤沢(山特)、近藤(住電)、糟谷(大ガス)。タイムは3分53秒04、56秒24、57秒35、58秒25、4分10。
 次に5000のスタートあたりにちょっと様子の違う選手の集団。アナウンスを聞いてみるとオープン種目の30歳以上の女子の5000でした。実業団の試合ですから、随分とゆっくりにみえましたが、1周87秒ではいって、キロだいたい3分半ですすんでいます。オープン種目というのは、年代別に1位のみが表彰になります。レースはナイトランののせさんがずっとひっぱって、そのあとに京都マスターズのかわたさん、久宝寺RCと、市民ランナーにはおなじみのチーム名が聞かれました。最後の直線でかわたさんが、先行してゴールです。終始、先頭でレースを作った人が負けるというのは、みていて辛かったです。優勝タイムは18分32秒でした。最後にゴールされた選手は最初から遅れて、これまた随分と遅いと思ったけれど25分でゴールされました。花子なんかよりよっぽど速いです。
 
 女子1500の表彰も行われていました。
 優勝は早狩さんで4分19秒49、2位がノーリツの山口さん19秒88、3位が京セラの吉野さん25秒07でした。

100m

新井初佳さんが、他の選手をよせつけず11秒81で優勝でした。
オープンで30歳以上(女子)もあり、15秒31で走られました。
男子の35歳以上のオープンもなかなか見ごたえありでした。年齢が上るとこういうスピードとはいろいろな意味で無縁かと思っていましたが、それは思い込みでした。

5000W

 女子は二階堂さん1人のエントリーでした。1人というのは、辛いけど、仕方ありません。これに出ないと全実に行けないですから。二階堂さんは24分28秒24。わたしが追いかけても、絶対に追いつけない速さです。
 男子は6人くらいで、途中で1人が失格になりました。
 1位の選手は明らかに動きが違いました。足を全然あげないきれいなホームで最後までいかれました。競歩もみてると結構、面白いです。

400m

急にカメラなど、まわりがざわついてきたなと思ったら、大阪ガスの小坂田くんがいたからのようです。
400は小坂田くんが46秒62、日本ランキング10位の好タイムがでました
表彰式のときに小坂田くんをすぐ下にみたのですが、2位、3位の選手より胸板がすっごいぶ厚いなーって思いました。小坂田くんは世界陸上で是非、活躍してもらいたいです。

走高跳び

2名の選手で争われていますが、そのうちお一人はこの前の大阪GPで優勝された青山さんでした。彼女は190を飛んで、自己新です。太田陽子さん(結婚されて名前変わったのかな? えーっとハニカット陽子?)、今井美希さんに次ぐ選手となって、これからもご活躍されるでしょう。大阪GPのときと所属が違って、吹田の中学になってられました。

マイルリレー

男子は大阪ガスがぶっちぎりで1位でした。
女子のこのリレーは、なかなか面白いものでした。
まず参加チームは、ワコール、ダイハツ、グローバリー、ノーリツ。ダイハツのアンカーは大越さん、ノーリツの3走は小崎まりさん、グローバリーのアンカーは野口さんです。
係員の人が、まず、「クラウチングスタートの練習をするから、それからバトンの代わりに襷を用意して(これは冗談)」というくらい長距離の選手が中心です。ほんとに短距離選手がスタートのときに使うあの器具の使い方の講習をうけていました。
 レースはワコールが先行して、それにノーリツがつきました。あとダイハツとグローバリーもデッドヒートでした。
 3周目からはオープンになるために、その説明も一生懸命聞いてられました。なんかとっても微笑ましい場面でした。ノーリツ3走の小崎さんが先頭に立って、そのあと先頭はワコールとノーリツの争いになりました。少し後ろでは野口さんと大越さんが争っていました。。野口さんが必死で前にでて、そのままゴール。野口さんはなぜかガッツポーズでした。大阪女子国際で優勝されたときくらい、とっても嬉しそうでした。

 マイルリレーが最終種目ってことなんですが、そしたらわたしの目当てにしていた5000はどうなってんの?と考えた瞬間に、すべてが理解できました。
 5000というのは、競歩のことだったのです。
 たしかに5000ですよね。ガーン。
 おそらく競技場の方は、5000Wとあったのを、単純に5000と教えてくださったんでしょうね。間違いやないけど、でも、なんかやっぱり、、、、うーん。でも、どこかでタイムテーブルくらい公表してもらえたら嬉しいんだけどなぁ。そういうことはわりとちゃんと載せていたNECは廃部だし。(もちろん、あちらは東日本です。)関西の実業団でもHPを開設しているところはあるけど、それほど熱心に更新されるわけでもなく、物足りなさを感じています。
 人気という点ではまだまだマイナースポーツですが、マイナーでも熱心なファンはいるわけで、そういうところに情報を入れてもらえれば、とっても嬉しいんですが、なかなかそうはいきません。

 14時45分には終わったので、すぐにJR尼崎に行きました。お昼におにぎりしか食べてなかったので、何か食べたかったけど、ひとりではいれそうなところもなかったし、なんとなくトントンと京都に戻ってきました。
 これくらいの観戦だと、たいして疲れなくていいです。
 また、高校生の試合なんかも見ていこうと思います。

 それから、わたしが座っていた後ろのあたりに、「関係者」の方がいらっしゃったようです。新井さんはそこにいらっしゃったし、ノーリツの小崎さん、佐川の方?など、ご挨拶されていました。なぜかその方、ずーっと喋りっぱなしで、聞いていて楽しかったです。(だって、ほんとに切れることなく喋られてました。)
 5000メートルのことは、誤算でしたが、観戦できてよかったと思っています。

神戸新聞(記事)

日本新の表彰式

昨年、日本新を出された選手の表彰式がありました。表彰状と「金一封」が出ます。大塚製薬の今井くん(1500リレー)、グローバリーの田村さん(800? 1000?)、早狩さん(種目?)、福士さん(5000ともうひとつ)、他にもいらっしゃったような気がしますが、ごめんなさい、忘れてしまいました。
福士さんは、いつものようにはしゃいで、賞状と金一封を前に出して、記念撮影に応じられていました。
福士さんは、日本選手権を走られるようですね。駅伝のときの転倒が原因ですが、是非、復活して世界で戦って欲しいと思っています。もちろん、決してムリはいけませんけど。
福士さん、渋井さん、そして山中さん、そして東日本実業団で活躍の弘山さんと、ますますいい争いをされることと願っています。

花子のノート