(競歩)
こちらへくるまでは、あまり感じなかったのですが、5月18日に1日だけですが、関西実業団の試合を観戦していたことが、ずいぶんと役に立ちました。
女子5000Wは、5人のエントリーで、そのうち3人が東日本、1人が北陸。関西の二階堂さんは関西実業団でレースを一度みています。
競歩といっても速いというのは、わたしでも知っていますが、どれくらい速いのかというと5キロの記録が22分くらい。キロ4分10〜20というところですから、わたしのまわりにいる男性市民ランナーとガチンコ勝負できるくらいです。
レースは川アさん(海老澤製作)が終始トップ、21分47秒で優勝でした。日本記録が21分32秒ということですから、コンディションによっては可能だったのかもしれません。競歩のことはよくわかってないですが、11時半だったので、とっても暑かったのです。
男子W10000は、女子とちがって28人という大人数の出走でした。参加資格が5キロ24分、10キロが50分なので、競歩の場合は緩やかなのかもしれません。(ちなみに女子の参加資格は5キロ28分)プログラムに掲載してある資格記録をみても、かなり幅があって、3分、4分は当たり前です。そうすると周回が個々人によってバラバラになって、チェックする人もたいへんそうでした。それから競歩は、「失格」がある競技です。トラックにピンクの帽子をかぶった審判員の方が何人かいらっしゃって、フォームをチェックしています。「あのフォームはダメでしょう」と、素人のわたしでもわかるフォームの人は、レースの最初のほうで失格になっていました。
10キロを40分でゴールする選手もいれば、49分かかる選手もいるレースで、トラックはわけわからない状態なんですが、トップは誰かというのは、見てすぐわかります。明らかにスピードが違いますから。一昨年、昨年の優勝の藤野原さん(山水テクノ)がトップで、4年前の優勝者の柳澤さん(総合警備)が次いで、後半で柳澤さんがトップにたってという展開でした。5キロ19分台の吉澤さん(長谷川体育)が、途中棄権、そして、レースの最終になって藤野原さんが「失格」という、競歩ならではの波乱がありました。
また、関西勢では関西で見ていて、覚えている選手が3人。小池さん(池田市役所)、陶山さん(大阪市役所)、河本さん(新日鉄広畑)です。陶山さんは大柄な人、河本さんはユニホームに特徴ありです。オレンジのランパンにライトグリーンのランシャツ。えー、どっかの大学やんけーなんですが、ライトグリーンがちょっと違うので、まぎらわしくはないです。むしろ、京都の西京高校のユニホームが同じような感じです。あと2人の関西の忠政さん、松本さんは、すみません、覚えていなかったです。ごめんなさい。
(4×100リレー)
そのあと100×4リレーの予選がありました。100×4って、あっという間に終わってしまうし、各組2着+2なので、速いチームは、最後、抜いて走っているのがわかるので、ゴールラインでの攻防もそんなになくて、わたしのなかでは単調に終わってしまいました。
予選にもドラマがあったんでしょうけど、ごめんなさい、書けるほどちゃんとみていませんでした。それだけでなく、1組のあとにトイレに行っていました。
(プログラム窃盗未遂事件)
これまでにも書いたことがあるのですが、一人で行っていると、トイレはどのタイミングでいくか、荷物はどうするかというのは、ナンダイなのです。となりの席に地元の高齢のご夫婦の方がいらしたので、「トイレにいきますので、荷物お願いします。貴重品はもっていますから」と言うと、奥さまが席をひとつ横に移ってまで、わたしの荷物番をしてくださいました。ありがとうございます。そのあと、反対の隣にいた方が、ペットボトルとプログラムを席において、しばらく帰ってこられませんでした。丁度、通路だったので、そこにいた人が、プログラムを見ていて、わたしはそれが気になって、気になって。しばらく熱心にみて、柵の後ろに移ってもっていきそうな感じでした。「それは人のプログラムでしょう」と言いたかったけど、「ちょっと見てるだけ」とか言って反撃されてはイヤだしと思いつつ、プログラムをもって歩き始めたので、「そのプログラムこちらの席の方のですから」と思い切って言いました。そしたら、バツ悪そうにしばらくして、席においていったけど。そんなふうに言えたのも、隣のおばさんが席を移ってまで、わたしの荷物をみようとしてくださったから。こういうのって、経験だなと思います。わたしも隣のおばさんのことがなかったら、言わなかったかもしれないし。優しさというのは、教えてもらうのではなく、人に優しくされて、覚えること。優しくされた経験がないと、人にも優しく接することはできないのです。それにしても当のおじさん。ほとんど残っていないペットボトルとプログラムを通路横の席に放置して、長い時間、帰ってこなかったら、もってかれて当然だと思うから、気をつけましょう。わたしのまわりでも、プログラムを買わないで、ネットでサイトのエントリー表やタイムスケジュールを自分で印刷してもっている人が結構、いましたから。そうすれば、1000円のプログラム代、いらないから。プログラムはその場であれば便利だけど、買うにはもったいないという人がいっぱいいるんやから、そういう人のところにプログラムが放置されていたら、もっていきたい人はたくさんいるはずです。でもね、プログラムをもっていくのは、十分、犯罪だよ。駅や電車のなかで、放置されている新聞をもっていくのとは、違います。)
(女子走幅跳)
11時から続いていた競技ですが、これが、フィニッシュラインのところにいるとみえるようでみえないのです。イケクミちゃん(池田久美子・スズキ)はみたいなー、花岡さん(オフィス24)もみたいなーと思いつつ、トラック競技と並行してはみれないですね。しっかり注目していないと。でも、イケクミちゃんの6メートル48の大会記録のときは、運良くみてました。そしたら、その直後に花岡さんが6メートル50(ただし追い風)を出してしまうのですから、びっくりです。花岡さんというのは、すごいです。2年前の日本選手権も池田さんが日本新を出した直後にまた、花岡さんがその記録を更新されましたから。花岡さんはたしか成田高校だったと思います。後輩の吉田文代さんは中大で幅跳び、三段跳びをされているので、吉田さんには、花岡さんを越えるような方になっていただきたいと、ひそかに期待しているのです。
(男子円盤投げ)
センリンの畑山さんが1回目から55メートル越えをされているので、「もしや」の予感。5回目で、57メートルの日本新記録です。このときも運よく、円盤の落ちるところを目撃できました。わーい、日本記録更新の現場にいれて、うれしい!6回目も55メートル越えで、安定感はピカイチです。
*すみません、訂正です。日本新ではありませんでした。歴代3位の記録です。日本記録は川崎清貴(大昭和)さんの60メートル22.。1979年の記録です。(ということは、1500の日本記録よりちょっと新しいだけです。)
ちなみに世界記録は74メートル08、J・シュルト(東ドイツ)、1886年。
(男子棒高跳び)
バックスタンドのところなので、跳躍のときはみれたけど、どういう展開になっているかは全然、わからず。横山さん(高松高専)が優勝。日本選手権等で、よくみている選手です。