男子1500 1組 2組、男女200決勝など

 1500は1組、2組のタイムレースで行われます。タイムレースというのは、複数の組でレースをして、タイムのいい順に順位が決まるというもので、あとの組のほうが持ちタイムのいい選手が集まります。最終組の順位のどれくらいに前の組がはいるか、という感じの結果になります。あとの組に走る選手は、前の組のタイムを越えることを想定できるので、断然、有利になります。それが、短距離の予選とはちょっと違うところだと思います。

 さて、1組は21名のエントリーでしたが出走は14名。ということは3分の1がDNSって、ちょっと多すぎやしないかと思うけど、そんなものなのでしょうか、わたしにはわかりません。
 さきほどジュニアと女子の1500のところでも書きましたが、男子の場合は、最初にだれが前にきているかということはあまり重要でなく、ラスト1周、あるいはラスト100で勝負がきまるというような印象をもっています。そういう意味でいうと、今回は、ちょっとレースの見方を間違えてしまったように思います。何人か注目選手を決めておいて、その選手がどういう位置取りをして、どうスパートしていくかというのを見なければならないのに、長距離と同じように、前にどの選手が出ているかを見てしまったために、レース展開が書けなくなってしまいました。
 それでも、なんとか記録と競技結果をもとにだとってみると、最初の1周は61秒。井上、境田、木村、勝間、椿、山崎(すみません、敬称も所属も割愛しました。)2周は2分04秒(63秒)で椿、勝間、山崎、井上、坂本。ラスト1周で、椿(JFE)がでて、残り100で坂本(安川電機)がでて、ゴールでした。この組トップの坂本さんは、最初のほうは後方につけて、残り1周くらいで5番目にでて、さらに最後の直線でトップにでたようです。3分51秒57でした。

 2組は18名のエントリーで出走は16名。八千代の木實さん、NTNの小林さん、くろしおの大森さん、ヤクルトの辻さん、福田組の小林さんとだれが日本記録を更新してもおかしくない選手が勢ぞろいです。板山くんがなぜが1500に出ていました。(出たら悪いんか!と言われそうですが、なんかわたしの勝手なイメージで板山くんと1500は結びつかないのです。)それから産大から八千代にいかれた坂下さんにも注目です。
 1周目は59秒。星野さん(ヤクルト)、坂下さん、川上さん(自衛体)、辻さん、木實さん、岡田さん(安川)、NTNの小林さん、角田さん(九電工)。やはり2組となると、60秒切ってきます。
 2周目は60秒。だいたい変動はなくて、NTNの小林さん、角田さんが少し前にでてこられました。大森さんはどこにいらっしゃるか、わかっていませんでした。次は角田さんが先頭で、大森さんが6番目まで上ってこられました。ラストででたのは、やはり辻さんでした。そのあとに小林さん、大森さん。3週目は3分1秒なので、61秒と、各周回で1秒ずつ落ちて、優勝タイムは8分44秒で辻さん。そのあと小林さん、大森さんの順です。
 2組の14位の次が1組になっているので、やはり1組と2組の格差は大きかったようです。


 1500mのあとは、男女の200mの決勝があって、そのあとジュニアの3000、リレーをはさんで男女の1万メートルです。観戦は、フィニッシュラインのところという、いい場所なんですが、長距離はやっぱりいつもの場所でみたいと思って移動することにしました。200mの決勝が終わったらするに移動することにしました。移動時間は10分弱。スタンドを移動するだけなんで、大丈夫でしょう。

全日本実業団対抗 03

200m決勝(男女)

 男子は土江さん(富士通)が優勝。なんかとっても嬉しそうでした。というか、照れてられるような感じかな。ゴール後もまわりの選手とお話しされていて、なんかとってもあったかい感じがしました。200mだったかな、早稲田出身者で上位を占めたのは。
 
 女子は鈴木さん(スズキ)が、貫禄勝ちという雰囲気です。スズキの黄色いユニホームの存在感は200mに限らずすごいと思いました。

 
 どの競技のタイミングか忘れましたが、女子砲丸投げの森千夏さんが大会記録を大幅に更新されたシーンの映像が流されました。
 4月の兵庫リレカでも大会記録を更新されてのですけど、それも競技場でひっそりとという感じで、目立たないのはお気の毒としかいいようがありません。
 映像をみると、いわゆる「雄たけび」(女子でも「雄」なんでしょうか)が出ていたので、手ごたえ十分だったのでしょうね。
 そういえば、森千夏さんもスズキの所属です。人気の長距離だけでなく、宣伝効果という点ではあまり貢献してそうにない競技の選手もちゃんと所属している、スズキの企業姿勢は立派だと思います。スズキの本体の事業が順調にいくことを願うばかりです。いくら精神が立派でも、本体の事業がうまくいかなければ、有無をいわずリストラの対象になるでしょうから、。

 200mの決勝が終わったらすぐに席を移動しました。メインスタンドからサイドのほうへは、ちょっとクネクネといかないといけないけど、すんなりと移動。コーナーのスタンドとトラックが一番、接近しているところを狙って、シートを敷いて場所を確保しました。
 まわりには、くつろいで観戦している人はいたけれども、あまりフェンスの前で観ようという人はいなかったので、場所はとり放題でした。シートでくつろぎつつ、観戦していました。
 丁度、やり投げの競技中で、投げるところ、飛ぶところを真後ろから見ることができました。やりって、随分としなりながら、飛んでいくのだななぁと思いました。

 J3000は、とくに女子ということもあって、知っている選手はほとんどいなくて、とくに記録もとっていませんでした。次が1万なんで、しばらくはのんびりしておこうかというのもありました。
 タイムレースで1組と2組。当然のことんがら2組のペースが速く、1組のトップは総合にすると9位になってしまいます。ジュニアですから、まさにこれからの選手。今後、「全実のジュニアで1度、みているはずです」と言って紹介できる選手がでてきますように。いえ、わたしがそんなこと考えなくても、ぜったいにでてきます。

 リレーの決勝は、J3000のあとに女子、女子1万のあとに男子がありましたが、わたしのなかではいまひとつ、盛り上がりませんでした。ごめんなさい。男子はスズキがぶっちぎりだったかな。女子は3チームだけなんで、仕方ないです。リレーはエントリーだけでもとくに女子はたいへんなのかもしれません。でも、世界選手権の決勝に残れるようなチームがでてくるためには、競技全体の底上げが必要でしょうから、将来に期待したいと思います。