「ゴミはごみ箱へ」ときどき利用する駅のホームに大きく貼られています。
 
 その駅の近くにある高校の生徒たちが、お菓子を食べたりジュースを飲んだりしたあと、そのゴミをそのまま置いていくので、貼られたものでしょう。
 
 だからといって、ゴミの放置はなくならず、かえって「ゴミはごみ箱へ」という文字が虚しくなってきます。

 「最近の高校生はけしからん!」と内心、怒ってみるものの、注意する勇気もなく、そのうち、怒ったところで何が変わるわけでもないので、イライラする感情ももたないようにしていました。
 
 なぜゴミを放置していくのか考えてみると、全員が一様ではなく、まわりに流されてとか、一度、やってみると感覚がマヒしてとか、それぞれに違うだろうし、この生徒たちの全員が、ゴミを放置するどうしようもない大人になることもないだろうと思うと少しはイライラがおさまります。
 
 「ゴミはごみ箱へ」という正論を書くよりも、どの場所にどういうゴミ箱を設置すればいいのかを考えたほうが、対策になったのかもしれません。

 でもやはり「ゴミはごみ箱へ」という規範を、わたしたちはどういうふうに身につけていくものなのか、考えずにはいられないでいます。

ゴミはごみ箱へ

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