男子1万 *まだ、タイムが十分精査できていませんので間違いがあると思います。
競技開始の18時30分には、雨もあがり時折吹いていた風もおさまって、気温は18度と、なかなかいいグランドコンディションではと思いました。
梁瀬くんの好記録を自ずと期待してしまいます。
最近の学生の長距離も、実業団と同じように外国人選手が先行するというレース展開がほとんどのなか、モグスくん(山学)が出ていないということもあり、今日は終始「集団」でのレース展開でした。
梁瀬くんを中心に観戦メモをとりました。また、周回タイムは正確ではありませんので参考程度にみてください。
1000〜2000
スタートしてすぐ先頭にでたのが東海大の伊達くん。2番目に保科くん(日体大)、荒川くん(東海大)、北村くん(日体大)。
梁瀬くんは、最後尾からレースが始まり、3周目くらいからだんだんと前をうかがうような感じで、1000で20番目くらいまであげてきました。3周目までの周回タイムは、69秒、67秒、66秒。(全員で30人が出走)
先頭の1000は2分47秒。
先頭は、変わらず伊達くん、保科くん、北村くん、荒川くん。全体にまだ30人の集団という感じで、2000手前からようやく外国人選手、日大のギタウくんが前のほうをうかがうようになりました。
2000は、5分40秒(2分53秒)
先頭は4人が集団になていますが、北村くんが前をうかがっているのが伝わってきました。
梁瀬くんは、15番目、つまり集団のまんなかくらいまであがってきました。周回タイムは、67秒、69秒。*2000は5分41秒。
2000〜4000〜5000
先頭は北村くん、伊達くんたちで、そこに外国人選手がからんでくるような感じでした。先頭の集団には25人の選手が残っています。
梁瀬くんは13番目まであげてきました。周回は70秒、69秒。
3000は8分35秒。(2分55秒)
3000を過ぎて、先頭は大きな集団です。遅れているのは数人で、少し離れてもまた前につくことができるようです。
先頭は北村くん、保科くん。梁瀬くんは13番目。周回は、70秒、71秒。
4000手前で、ギタウくんが先頭に出ました。(ここから外国人選手が抜けていくのかと思いましたが、そうではありませんでした。)
4000は、11分30秒。(2分55秒)
先頭集団から5人くらいがさがって17人くらいになりました。梁瀬くんはその先頭集団のうしろについています。
伊達くんがまた先頭に出て、田上くん(城西)が2番目、保科くんとつづきます。
さらに保科くんも先頭に出て、駒大の宇賀地くん、順大の小野くんもかなり前のほうをうかがっています。
梁瀬くんは、もう少し前に出て13番目。周回は、68秒、68秒、68秒。*4000は11分32秒
5000は、14分23秒。(2分53秒)
先頭は、ギタウくん、保科くんと次々と変わるけれども、ペースが極端にあがるわけでもなく、先頭集団においていかれそうになりながらも、20人弱の集団になっています。
梁瀬くんは、13から15番目くらいについています。周回は70秒、69秒。
5000〜7000〜8000
レースは同じような展開で、先頭がギタウくん、伊達くんと前に出る選手が入れ替わりますが、あげて先行するようなことにはなっていませんでした。
梁瀬くんも同じように、先頭集団の後ろにいて遅れそうでついていってます。同じくらいのところ(13〜15番目)を奈良産大のムリュウくんとともについています。
6000は、17分20秒。(2分57秒)
梁瀬くんの周回は、70秒、70秒、70秒です。*6000は7分21秒。
先頭は15人で梁瀬くんは、6000を過ぎてもう少し前に出そうなところもありましが、15人のなかから3人(梁瀬くん、ムリュウくん、法政の田中くん)が、少しおいていかれそうになります。
7000は、20分16秒。(2分56秒)
梁瀬くんの周回は71秒、72秒、74秒と、やはり先頭がほぼイーブンぺースで走っているので、7500くらい(21分くらいで)離れそうになっていたのだと思います。
先頭にいるのは、宇賀地くん、伊達くん、北村くん、小野くん、ギタウくん、中学大の木原くんら約10人。4人くらいがまた離れぎみで、梁瀬くんも離れそうで離れない、でも、離れるという微妙な感じでした。
8000は、23分08秒。(2分52秒)と、ようやく少しは目にみえてペースがあがったのかもしれません。
梁瀬くんは、74秒、74秒、74秒と、ここで差がでてしまいました。*8000は23分21秒。
先頭は10人、そのあとに4人。
8000〜10000
先頭は10人、そのあとに4人。
さらに先頭が8人になりと、先頭集団の後ろから1人、2人とはなれていきます。
先頭にいるのは、同じように伊達くん、木原くん、北村くん、宇賀地くん、保科くん、三島くん。
9000は、26分03秒。(2分55秒)。
梁瀬くんは26分27秒くらいだったので、このあたりで20秒ほど先頭とあいています。
27分、あと2周くらいのところで、木原くんが前に出て、北村くんがつきます。
ラスト1周から、木原くんがスパート。北村くんがつきますが、バックストレイトのあたりでは、「これだけあいたら」と思うくらいの距離でしたが、そこから北村くんが追います。
4コーナーを回る頃には差は縮まって最後に北村くんが小さくガッツポーズしながらフィニッシュでした。
箱根1区、区間賞の木原くんでしたが、最後は経験の差がでたといっていいのか、北村くんの鮮やかなスパートでした。
北村くんは、大学に入ってから決して悪いわけではなかく、「そこそこの活躍」は十分にしていたと思います。
でも、わたしは兵庫県の大会で、北村くんが高校2年のときから「ぶっちぎる」レースばかりをみていたし、西脇工では走らない10000を走っていたので、「そこそこの活躍」では寂しかったです。
昨年の都道府県男子駅伝の最終区で、上野くんと競ったときも、上野くんの復活(箱根での失敗からの復活という意味)は嬉しかったけれど、北村くんがおいていかれるというところは、みたくなかったです。
ようやく大学での北村くんの会心のレースがみれて、よかったと思っています。
競ったのた報徳出身の木原くんというのも、嬉しかったりするのです。
梁瀬くんは、最後は72秒から64秒にスパート。途中、離れてしまって、むしろ、後ろの3人(明大の岡本くん、大東の佐々木くん、早稲田の宮城くんだと思います。)に追いつかれるのではと心配したくらいですが、最後はきっちり決めてくれました。29分22秒28でした。
気象条件といい、レース展開といい、28分台を狙うには絶好の機会だったので、惜しかったように思います。
レースはイーブンペースの集団走でしたが、安定して28分台がつねに出せる選手がたくさんいるということで、全体のレベルがあがっているように思います。
今回は8位の田上くんまでが28分台ですが、わりと当然のように受けとめていますから。