2006年 日本選手権

女子1500予選
2組で5位までとタイムでプラス2が決勝進出です。

1組目は13人が出走。
わたしの注目は、インターハイで小林さんと対決することになるであろう村上桜ヶ丘の太田さん、それから韮崎から第一生命に入られた飯野さん、それから京都インターハイで活躍した久御山高校の石橋さんです。

1周目はパナソニックモバイルの吉川さんを先頭に集団、72秒。
2周目も集団で、前のほうには、アコムの桑城さん、ホクレンの細川さん、吉川さんです。800メートルは2分25秒(73秒)。
2分50秒くらいなので、1000メートル前後で、集団がくずれて、3人くらいが遅れています。
1200メートルは3分38秒(73秒)。
吉川さんを先頭に6〜7人、ずっと同じメンバーが前にいました。
ペースの変動が大きくあったわけでもなく、なんとなく無難にレースがすすんだような感じがしました。

太田さんは4位。
わたしがみていた近くにコーチらしき人がいらっしゃって、位置取りなど指示されていました。
予定通りの展開だったような感じでした。

2組目は14人。
須磨学園から小林さん、高吉さん、村岡さんが出走。
兵庫や近畿のインターハイで、見飽きたくらいしっかり見ている選手たちです。
京都からは宮津高校の西原さんがエントリーされています。

レース展開は、たぶん小林さんが独走ということで、どういう見方をするのがいいのか、ちょっと戸惑いです。
小林さんを観たいのですが、小林さんをみると後ろの動きが全然、つかめないので悩みどころです。

スタートしてすぐ小林さんがひとり出ました。
400メートルは69秒。後ろの集団は70秒くらいです。
2周目はさらに小林さんが加速して、後ろの集団との差を広げます。
800メートルは2分21秒(71秒)。後ろの集団は2分25秒くらいでした。
1000メートルあたりでは、小林さんが2分51秒くらい、後ろが2分58秒くらいなので、そこそこの差になっていました。
1200メートル、3分28秒(68秒)と小林さん加速です。後ろは3分38秒くらいでした。
1位は小林さん4分21秒でした。


1500決勝

小林さん(須磨学)がすぐトップに出て、吉川さん(パナソニックモバイル)、太田さん(村上桜ヶ丘)の3人が先頭で少し離れて集団がつづきます。
400メートルは65秒。さすが決勝のペースは違います。(予選は1組72秒と2組69秒)。
2周目も同じく小林さん、吉川さん、太田さんの3人、そのあと1人、そして集団です。
800メートルは2分14秒(69秒)。
1000メートルくらいからか小林さんが前にでて、吉川さんとの差を広げます。
太田さんは、後ろに吸収される感じになったと思います。
1200メートルは3分21秒(67秒)。
小林さんがさらに加速して、そのまま勝負ありかと思いましたが、吉川さんがラスト100で小林さんに追いつきます。
並んでどうなるかと思いましたが、後ろから追ってきた吉川さんのスパートのほうが優って、同タイムながら着順は吉川さん、小林さんでした。

小林さんがこういう負け方をするんだと、びっくりしました。
兵庫リレカでしばらく走ってなかった800で陣内さん(佐賀大)についで2位になったところは見ましたが、それは走っていない800だからでした。
兵庫、近畿インターハイと、相手が高校生の場合と違うとはいえ、小林さんが2位なんて、「すごいところを観てしまった」という気がしました。
勝った吉川さんには申し訳ありませんが、まさか吉川さんに、、、という思いです。

吉川さんが所属するパナソニックモバイルは、中大OBの横溝さんが監督をされていたところ。
横溝さん、喜んでられるだろうなと、そうでも思わないと、、、、という感じでした。
かえって、パナソニックモバイルのサイトをみたら、コーチも中大のOBの方でした。
これは喜ばしいことでもあるけれども、でも、小林さんが負けるところを観るとは思いませんでした。

小林さんがこの悔しさをどういう形で活かされることになるのか、それを楽しみにしたいと思います。
表彰式の小林さんの表情は、当然のことながら笑顔がありませんでした。
こういう小林さんの表情を見れたというのも貴重かもしれません。
でも、貴重じゃなくても、やっぱり小林さんの笑顔がみたかったです。
中学生のときからみている兵庫県の選手だからで、勝った吉川さんの栄誉にケチをつけているわけではありませんので、お許しください。

2006日本選手権
花子のノート