第31回 日本ハンドボールリーグ開幕戦 (後半の観戦記)

前半の観戦記
ハンドボールを観よう!
花子のノート

観戦中のこと。

たぶん前半だったと思うのですが、わたしが座っているところの横の通路を見覚えのある方が通っていかれました。
「大崎の矢内(やない)GMじゃないの!」と、ひとり勝手に内心騒いでいて、プログラムの写真で確認したら、やっぱり矢内さんで、わたしのなかではさらに騒ぎが大きくなりました。
矢内さんには、「大崎の歩み」のビデオのことで、一度、お電話をいただいたことがあって、そのときは受話器をほりそうなくらいびっくりしてしまいました。
単純な事務連絡だったのですが、それでも普段は「サイトの人」「写真の人」から電話があったらびっくりしてしまうのです。
ふだんWEBで「おなじみ」になった方を、競技以外のところ(正確には試合のためにいらっしゃっているので、「以外」というのはおかしいですけど)で、お目にかかるのは、ちょっと嬉しかったりするのです。
矢内さんは、明るい感じのブラウンのスーツだったかな、色は不確かですがスーツ姿でした。
チームスタッフがどういう姿でいらっしゃるかとうのは、なぜか興味があって、とくにラグビーは、どういう姿でスタンドにいらっしゃるのか、つい見てしまうのです。
そういうことで、矢内さんはスーツなんだーと、それだけなんですが、後半が始まってすぐくらいに席を離れられましたが、そのときは、わたしが座っているところの近くの通路を通られたので、後ろ姿をしっかり拝見しましたが、矢内さん、でかい!というか、ぶあつい! ぶつかり稽古したら15秒で、ゼーゼーハーハー、まいりましたってくらい。
ぶつかり稽古するようなことはないので、そんな心配はしなくていいのですが、ハンドボールの競技者の体格っていろいろかなーと思って。
わたしが普段、みている陸上の長距離選手は、細いですからねぇ。
前に一度、ある選手に握手する機会があって、そのときはわたしのほうが「男手」でしたから。
まともに握手したら、骨折させてしまうのではと思ってしまいました。
長距離選手が細いのか、わたしの手がごついのか、それはさておき。

矢内GMの登場と退場?で、ひそかに男子の試合がもうすぐ始まるのだなぁという予感です。
女子の試合の前半30分が終わったときに、1階の入り口のところに大崎の選手が何人かいらっしゃって、たぶん、豊田選手だと思うのですが、MCのところに何か用紙を渡されていたように思います。
それから入り口のあたりでは、永島選手がいらっしゃって、身体を動かしてられたように思います。
あっ、見間違いかもしれないので、たぶん、ということで。
さぁ、男子の試合〜って、まだ17時までには、かなり時間があります。


ハーフタイム

ハンドボールは全後半がそれぞれ30分で、その間は10分間のハーフタイムがあります。
高校の試合などでは、準決勝までは25分ということもあったように思います。
いずれにしても10分間はゲームが行なわれません。
高校や大学の試合のように、次の試合がすぐに始まる場合は、そのハーフタイムを利用して、次に試合するチームがコートでアップをします。
そのアップをみるのも、なかなか楽しくて、声のよく出ているところ、勢いのあるところなど、次はどんなチームだろうと想像しながらみています。

今回は、次の試合時間までに十分な時間があったので、ハーフタイムは、君が代を歌った女性2人「レガール」(だったかな)の歌の時間がありました。
1960年代の歌謡曲が好きで、そういう楽曲作りをしていて、1曲はオリジナル曲、もう1曲は黛ジュンさんの「天使の誘惑」を披露されていました。
1960年代ってわたしの年代にとっては微妙。彼女たちにとっては、新鮮なのかなぁ。
よくわからないですが、ハーフタイムのときにそういう企画があったということで書いておきます。

それから、女子の試合が終わったあとに、2回目の抽選会ということで、それはそれはたくさんの番号が読み上げられましたが、まったくかすりもせずでした。残念。


男子のオープニング

さてさて、ようやくお目当ての男子のゲームです。
大崎電気対湧永製薬の試合は、3月のプレーオフのときに観て以来、2回目です。
女子と同じように、オープニングは会場が暗くなって照明がクルクルとして、MCの紹介とともにジュニアの選手と一緒に入場し、その後、サインボールの投げ入れがあります。
登録選手が何人なのかはっきりわかっていませんが、もし1チーム12人とすれば、4チームで48個のサインボールがプレゼントされたことになります。
なかには、一緒に入場したジュニアの選手に渡していることもあるので、実際に投げ入れられたのはもう少し少ないかもしれませんが、そういう人も含めて50個くらいのボールがファンの人にプレゼントされたわけで、それはそれは素晴らしい思い出になると思います。
そういうボール、ひとつひとつが、競技を愛する人を育てていく、そういうのにつながったらいいなぁと思います。
同じ時期に東京ドームで開催されていた都市対抗野球でも、延べ1000個くらいのボールがプレゼントされたそうです。
社会人野球のファンがもっと増えるように、そういう願いでしょうか。
ただし!、社会人野球は、結構、入場者多いと聞きました。
会社の動員でもなんでも、そうやって球場に足を運んでくれるというのはありがたいものです。

オープニングのあと、今度はルール説明はなく、各チームの練習が始まります。
男子のほうが人気は高いらしく、最初に書いたように、本来、観るべきところではないところに立たれてしまったので、あまりよく観れなかったのが残念でした。
練習中は仕方ないと思うのか、ファンにマナーを訴えるか。
でも、これって「マナー」の問題だと思います。
またまた陸上のハナシで恐縮ですが、兵庫、京都、そして近畿の大会を観に行って、応援マナーがちゃんとできている県、ちゃんとできている学校がありますから。
でも、それは競技をしている高校生にだから言えることで、一般のファンの人には、伝わらない人もいるかもしれません。
わたしが、来年の世界陸上で、20万円もするゴールドシートを買った理由のひとつは、こういう前の視界を遮られるストレスなしに競技を堪能したかったからなんです。
もし、ハンドボールもそういう一部のファンの方のマナーがいまひとつだったら、会場整理係を配置しないといけないかもしれません。
そんなことがないように、やっぱりまわりを配慮できる人になって欲しいし、なりたいと思います。


大崎電気対湧永製薬

これまで書いてきたトーンで、わたしが大崎電気の応援をしているということは、気づかれているかもしれませんが、その通りなんです。
ただ、わたしは陸上の応援も同じなんですが、その競技に取り組む人はみんなを応援したいと思っていますが、ただ、応援するならどこかご贔屓のチームがあったほうがより楽しく競技を観ることができる、そういうれベレでのファンなんです。

最初のほうにちょっと触れましたが、陸上つながりでホンダの応援をしていたということもあったんで。
ホンダのファンをやめたとかそういうのではないです。
ホンダは陸上部はもちろん、野球やサッカー、ソフトボールなどに力を入れていて、すごいよなーといつも思っています。
世界のホンダは違いますなぁ。

それでは、なぜ、大崎電気かと言いますと、これは別原稿にしないといけないくらい、長々と書かなければならないようなことなのですが(でも、そのわりにたぶん、内容はないです)、選手のプロフィールをみて、「中央大学」出身という選手がいらっしゃって、「えっ、中大? 中部大の間違いじゃないよねぇ」と、大崎電気でプレイされている中川選手を発見したからです。
中大ってことだけやんかーと言われそうですが、きっかけはそうなんですが、ほんとにこれは話せば長くなることなので、また日を改めて。
でも、中川選手が中大のご出身でなくても、ファンになっていたような気がします、だって凄いもん。
中川選手のサイトは、中川善雄 オフィシャルサイト

日ごろ、陸上競技のマイナーぶりを嘆いているわたしですが、それでも「学員時報」では、陸上の長距離ブロックの話題は、結構、載せてもらっていて、わたしなど、それが目当てで学員会の会費5000円を払っているようなものですから。
中大のハンドボール部は、たぶん1部リーグだったと思います。試合結果が掲載されるかされないか、そんな感じだと思います。
学員時報は、OBの情報まで丁寧には追っていないけど、でも、こんなに活躍されている選手がいらっしゃることを知らなかったのが、なんか申し訳なくて、応援しなければーとなったのです。
ハンドボールが北京オリンピックに出場して、全日本チームのキャプテンは中川選手!と、学員時報に掲載されることを、わたしは切に願っているのです。

さて会場のほうは、女子の試合は、オムロンのサポーターさんが多かった(というか、応援席はオムロンサポーターのTシャツの方がほとんど)でした。
男子は、湧永サポーターのほうが多いようでした。
でも、大崎のサポーターも少ないながら、頑張ってられました。
湧永の応援は、太鼓も入っていたのかな。
チアーホーンとうのでしょうか、そういう応援に慣れていたので、とっても新鮮でした。
わたしは、太鼓の応援が結構好きで、いつも観にっていっている高校野球も、つい太鼓をたたく野球部員をチェックしてしまいます。
湧永は、広島のチームなのに、たくさんのサポーターがいらっしゃるということは、応援する組織がしっかりできているのでしょうか。
両チームのサポーター同士でエールの交換などあって、とってもいい雰囲気でした。


試合開始

女子の試合も動きが速くてわたしは全然、ついていっていないですが、男子になるとさらについていけなくなります。
こうなったら、プレイを理解しようとするよりは、「わぁ、凄い!」「わぁ、入った!」というレベルで観るしかないのです。
数をこなすと別の見方ができるのかもしれませんが、それはまた今後の宿題ということで、ご勘弁のほどを。

そうは言っても、せっかく観ていたのだから印象に残ったというか、覚えていることを少し。

大崎電気と湧永製薬とは、7月の実業団選手権で対戦していて、大差で大崎が勝っているということもあって、大崎が先行していくのかなぁと勝手に思っていたのですが、すごい接戦でドキドキしながら観ていました。
試合が始まって、大崎の宮崎選手が目の覚めるような攻撃で得点。
jこれには、場内どよめきました。
でも、湧永のGK坪根選手、ようとめはります。得点チャンスに得点できず、最初は湧永が先行します。
そしてしばらくは、これがハンドボールの試合って感じだとわたしは思っているのですが、両チームがそれぞれ点数を重ねていって、連続得点がない、つまり点差がついても1点差という攻防が続きます。
応援している中川選手はいつもだいたいそうなんですが、15分くらいから出場されていました。

点差がつかずに観る試合としては面白いのですが、応援する試合としては、どきどきです。
どっちが連続得点するんだろうと、前半はどのくらいの点差で終了するのだろうと思ってみていました。
「ここ!」と思ったのは、前半の最後のほうに、豊田選手が相手の勢いを止めてしまうのはと思えるような巧いシュートで得点。
この一瞬で、なんとなく大崎優勢にみえてしまいました。
前半は13対10で大崎がリードして終了しました。

ハーフタイムは、女子のときとまったく同じように「レガール」の歌でした。

後半もかなりスリリングな展開で、今は試合が終わって結果もわかっているので、落ち着いていますが、試合中は、ほんまにドキドキの展開でした。
ただ、たぶん大崎は追いつかれながらも1度もリードを許しませんでした。
ここ一番のシュート、ここ一番のファインセーブってことでしょうか。
男子の試合になるとほとんどついていけないのですが、シュートが決まるときって、その前のパスがとっても巧みだったりします。
コート上でどういう攻防があるのかわたしにはわかりませんが、相手チームの動きの読み合いが続けられているんだと思います。
3点差で始まった後半、一時は同点になったあと、3点か4点くらい大崎がリードして、これで決まりかと思いましたが、湧永製薬も粘り強く詰めてきます。
後半のここ1番と思ったのは、宮崎選手が得点して2点差にしたとき。
このときは勝負ありと思いました。

前半は13対10、後半は12対14 25対24で大崎電気の勝利でした。

正確な戦況は日本ハンドボールリーグ
それから、大崎電気のサイトにも出ています。OSAKI OSOL OFFICIAL SITE


試合が終わって

試合終了後、会場では選手にサイン会があったりして、ファンサービスもたっぷりあります。
どういう様子かレポートできればよかったのですが、帰ってからの仕事を残していたので、早々に会場をあとにしました。
あっ、別に仕事残していなくても、遠慮してたかも。
でも、どんな雰囲気か行ったことないので、次の機会には、レポートできるように勇気を出して残っておくようにします。

ずーっと待ち続けてようやく願い叶った日本リーグの観戦。
今度は、いつ観る機会があるのか、未知なんですが、できるだけ機会を作ってみていこうと思います。
それでも、もう少しマシな観戦記が書けるようにしたいと思います。

今回、この観戦記を書くにあたって、いくつかのサイトを参考にしましたが、JHLのサイトをはじめ、各チームともリアルタイムに情報提供をしていて、地道に努力されている様子が伝わってきます。
サイトの更新って、思いの他、たいへんなのです。
陸上のサイトも、指導者のブログ的なものはあっても、試合の様子などがこまめにアップされるのは、1〜2くらいしかありませんから。
ハンドボール関係者の細やかな努力には、頭が下がります。
だから、こういうふうに、内側に入った者には、とっても心地がいいのですが、どんなふうに応援する人を増やしていくかというと、悩ましいですね。
「1回、観たらわかるし」の1回をどういうふうに動員するのかですね。

それと、最近、テレビ中継がほとんどないというのも寂しいものです。
インターハイも、陸上は2日も放送するのに。
そりゃぁ、他にも無視されている競技はいっぱいあるけど、さすがに陸上が2日というのは、わたしでも嫉妬してしまいます。
それに以前は日本リーグだったか、放送ありましたよね。
わたし、ホンダの試合をみて騒いでいましたから。

わたしは、マイナースポーツの中継を見るのが好きで、カヌー選手権とか、それからこの前は、大学生のホッケーの試合をみていました。
スポーツ中継といえば野球、そんな時代でもないはずなんで、マイナースポーツにももっと目がいってくれたらいいなぁと思います。

なんかとんでもない、余計なことばかりの観戦記になってしまいましたが、素人が観にいったらこんな感じというくらいで読んでいただけたら、嬉しいです。
長々とありがとうございました。

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