第47回 姫路城ロードレース大会 観戦記 2007年2月11日

 

2001年から、2月11日はこの大会の観戦にきているので、もう6回目になります。
6回目にもなると、慣れたもので、11時に姫路に着くように来て、そこからバスに乗ります。
もうバス乗り場もしっかり覚えました。

大会名に「姫路城」とつくのは、かつて姫路城のあたりがコースだったからだそうです。
今は、JR姫路駅からバスで20〜30分程度の書写(しょよしゃ)橋付近がスタートになります。
スタートして3秒くらいで、夢前町に入ってしまうところです。

観戦記といっても、観れたのはスタートとゴールだけです。
だから、どういうレース経過かは、新聞報道で知りました。
でも、大森くんがゴールするときに、余裕で「1位」とポーズをとったところからすると、大森くんにとっては、会心のレースだったと想像しました。

この日は、姫路城あたりで何かイベントがあったらしく、結構、渋滞していて書写橋まで40分くらいかかってしまいました。
スタートは12時20分なので、そのへんは大丈夫です。
これも観戦を重ねた経験によります。

書写橋でバスを降りて、いつもすることは、少し先の駐車場のトイレに行くことです。
これも恒例の行動です。
そのトイレまでのコースをたくさんのランナーがアップしているので、その雰囲気にひたりながら歩きます。
今年はバスを降りて少し歩くと、いきなり右前に大森くんがいるではないですか!
出場選手がそこいらにたくさんいらっしゃるということは、わかっていますが、それでもいきなり大森くんが目撃できるなんて、ほんとうにびっくりしました。

大森くんを見つけてすぐ、今度は左の歩道に野村俊輔くんが!
野村くんは、エントリーされていると知らなかったので、これまたびっくりです。
中大のときは、何度か招待選手で走られていたように思います。
野村くんは、相変らず美しいです。
と、心中は穏やかではないのですが、穏やかなフリをして、目的地のトイレへ。
そのトイレあたりでも、たくさんの選手に遭遇して、「これだから姫路はやめられない」と思ってしまいました。
トイレからまた書写橋までの間も、アップする選手がたくさんいて、そんなところを歩いている自分にちょっとびっくりするくらいです。

12時を過ぎて、スタート位置に移動します。
書写橋を渡ってすぐのところで、選手コールが行なわれています。
わたしは、いつもの観戦場所のパチンコ屋さんを少し行ったところまで移動しました。
選手たちが前を通りすぎるのは一瞬ですが、一瞬でも生身で走っている姿をみたいから、わざわざやってくるのです。

スタートして5秒もしないうちに選手の集団が目の前を通ります。
何人のランナーが確認できるかってところですが、そこはあの人、この人ではなく、誰かを見ると明確に思わないとなかなか確認できません。
ということで今回は、大森くんをしっかり見ようとチェック。
先頭なので、そんなに意気込まなくても大丈夫でした。

選手が通りすぎると、観戦の集団はゴールの東洋大姫路高校を目指します。
バス停で1つか2つくらいで、それなりに距離はありますが、10マイル走る選手を待つわけですから、そんなに焦らなくても大丈夫なのです。
そんなに広くないけど、交通量が多い道路を、この日は人がぞろぞろと歩きます。
歩いているほうは自覚ないですが、ドライバーにしたら「今日は何?」という感じなんでしょうね。

それにしても今年は暖かいです。
例年、この大会の時期はとても寒くて、毛糸のスキー帽、厚手のベンチコート、貼るカイロとしっかり防寒しなければならなかったのに、今年は薄い上着で十分ですから。
走る選手にとってのコンディションは、どうなんでしょう?
暑いってほどではないとは思いますが。

「ゾロゾロ集団」は、東洋大姫路高校に入っていきます。
わたしは例年は、ゴールではなく、ゴールから1キロくらい行ったところで応援していますが、今年は何を思ったのかゴールをみることにしました。
理由はよくわからないですが、なんとなくそう思っただけです。
ゴール地点に着いても、選手のゴールまではかなり時間がありますが、何をするでもなく立って待っていました。
それほど多くはないですが、同じように待っている人もいました。
それでもゴールの時間になると、ずらっと人が並んで選手を出迎えるような「体勢」ができていました。

さて、広報車も戻ってきて、あとはゴールする選手を迎えいれるだけ。
レース展開がどうなっているのか、さっぱりわかりませんでした。
そうして待っていて、最初に見えたのが、予想どおり大森選手(四国電力)でした。
都道府県駅伝でも区間賞をとられた実力を発揮されたようです。
ゴールは、高校の校門を入って20メートルくらい行ったところですが、若干、坂になっています。
その坂を颯爽と走りぬけ、ゴールされるときには、右手で「1位」と控えめにガッツポーズをされました。
ということは、おそらく大森選手の思い通りの走りができたということと想像しました。
やっぱりそういうところは、実際に見てみないとわからないですね。
ゴールに来てよかったです。

大森くんがゴールしてから少ししたら2人の選手がもつれるように入ってきました。
早稲田の竹澤くんはすぐわかったのですが、もう1人は大阪ガスの選手。(お名前はそのときはわかりませんでした、ごめんなさい。)
大阪ガスといえば、高橋選手か渡辺選手かと思っていたのですけど、高橋選手でした。
最後の競いあいは、竹澤くんがわずかに先行して2位でした。
竹澤くんといえば、たしか中3のときここの5キロで優勝してなかったかなー。記憶違いだったらごめんなさい。
そう、竹澤くんは中学のときから速かったのです。

そして4番目は、トヨタ紡織の白柳くん。白柳くんって、実業団に入ってから伸びているのではないかなぁ。もともと速い選手だけれども。
5番目は大森選手と同じユニホームの四国電力の野口選手、6位は大阪府警の大坪選手、7位は富士通の三代選手、8位は日立電線の信田選手、9位は大学生、立命館大学の川上選手、10位は佐川急便の仙頭選手でした。
三代くんと信田くんが接近してゴールした以外は、1人ずつって感じのゴールの仕方なので、一人ひとりに拍手をしてお迎えすることができました。
うん、やっぱりゴールシーンはいい、と思った次第です。

その後もどんどん選手は入ってきて、49分には高校生もゴールするようになって、ずーっと拍手をしながら、「おかえりなさい」拍手を続けました。
そして、全員の選手がゴールしたところで、校舎に入って記録速報が出るのを待ちました。

ここは以前は、記録の張り出しのみだったので、それを書き写していましたが、何年か前から記録が配布されるようになったので、かなり助かっています。
まぁ、わたしが記録をアップする筋合いはないのですが、でも、ネットで出ないし、記録を知りたい人はたくさんいるだろうから、そこそこ手のかかる作業ですが、入力しています。

5キロレースのほうの記録はもう出てたので、それももらって、そして「速報」の上位10名の記録ももらって、あとは、全員の記録を待つだけです。
校舎入り口の机のところでその用紙を待つのですが、そこには記者さんもいらっしゃって、いろいろな選手を取材されている場面を近くで見ることができるのです。
見るといっても、近くにいてるだけですが。

そうはいいつつ、大森くんや竹澤くんが、普通にそこいらを歩いているわけで、内心は「おおっ」って感じなのです。
そういうところを横目に、ひたすら記録用紙の配布を待って、ようやくすべての用紙が出てきたと思われるところで、帰路につけます。
あらためてね、わざわざ自分がねって気はするのですが、たぶん今後もやめないと思います。
でも、いちばんいいのは、姫路陸協さんが結果をネットで見れるようにしてくれることなんですけどね。

帰りのバスは高校の横の池の前です。
池の横って、やっぱり寒い、寒い、寒い、、、。暖かいと思って薄着をしているわたしには堪えました。
わたしより前からバスを待っている人によると、どうも前のバスは満員で乗れなかったとのこと。
かえってこの時間でよかったのかもしれません。
わたしが乗ったバスも満杯で、途中から満員通過でした。
姫路市民の方からすれば、何事ぞ!でしょうね。
満員のバスに揺られ、姫路駅へ。
姫路駅では、これまたお約束の「駅そば」を食べて、そのあと新快速に乗って帰路につきました。

大森くんの会心のレースがみれてよかったです。
おそらく世界陸上は1万メートルで狙われていると思うので、ぜひ、出場してほしいです。
ゴールドシートで待っていますから。

以上です。

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