兵庫リレーカーニバル(2014年4月20日)男子GP10000

32人の出走です。
昨年の世界陸上モスクワ1万メートル3位のタヌイ(九電工)、6位のカロキ(DeNA)が出場なので、自ずと高速レースが期待されます。
日本人選手も宮脇くん(トヨタ自動車)、設楽悠太くん(Honda)、前田くん(九電工)、竹澤くん(住電)、(他にもいらっしゃるかもしれません)と、27分台を出したランナーが揃っています。
兵庫リレカのGP1万は高速レースになることが多く、わたしは今でも2005年のマサシくんが27分8秒で走ったレースが強烈に印象に残っています。

スタート

スタートして外国人選手を前にした集団になります。
上野くん(DeNA)は真ん中より少し後ろにつけています。
最初の1周は65秒。

先頭は、ワウエルくん、タヌイくん、マレルくん、ムエンドくん、設楽くんの5人。
レースの前半はこの5人が先行します。
最初の1000メートルは2分41秒。

5人が先行して8〜10秒くらい遅れて、カロキくん。
これはあとでわかったことですが、カロキくんは28分ちょうどのペースを作るということでした。
先行の5人のなかで、ワウエル、タヌイ、マレル(敬称略)の3人が先行し、ムエンドと設楽くんが少し後ろにいます。
カロキくんの近くに上野渉くん(ホンダ)、村山くん(駒大)、大石くん(トヨタ)岡本くん(中電)、宮脇くん、上野くん(DeNQ)、野口くん(コニカミノルタ)らがいます。

2000メートルは先頭の3人は5分23秒、カロキくんを先頭の第2集団は5分38秒くらいです。

先頭の3人のなかで、ワウエルくんが64秒くらいにあげてきます。
続いて、タヌイくん、マレルくん。
6秒くらい後ろにムエンドくんと設楽くんがいます。
そしてカロキくんが先頭の28分集団と続きます。
その集団の前のほうにいるのが、宮脇くん、村山くん、大石くん、上野くん、岡本くん、滑くん、阿久津くん(ともにスバル)らであまり変化はなかったと思います。

3000メートルは8分03がワウエルくん。
先頭は64秒、カロキくんの集団は67秒くらいで走っています。

3000をすぎてワウエルくんがさらに先行して、マレルくん、タヌイくん、そしてムエンドくん、設楽くん、さらに後ろにカロキくんグループの集団です。
4000メートルはワウエルくんが10分49、ムエンドくんと設楽くんが11分4秒です。カロキくん11分15秒くらいでうs。
カロキくんについていた集団ですが、上野くん、村山くん、岡本くんの3人になり、少し間があいて梶原くん(プレス工業)、宮脇くん、大石くん、と続きます。
カロキくんにしっかりついているのが村山くんと上野くんで、岡本くんは遅れないように必死について、梶原くんも同じような感じです。そして少し離れて大石くんです。

先頭は67秒ペースで、順にワウエルくん、マレルくん、タヌイくん、設楽くんとムエンドくんがほぼ並んでいます。
次の3人がカロキくん、村山くん、上野くん。そして梶原くん。

5000メートル〜

5000メートルは、ワウエルくんが13分35秒、設楽くんが13分56秒、カロキくんが14分2秒です。
変わらず、ワウエルくん、マレルくん、タヌイくんが1人ずつ走り、ムエンドくんと設楽くんの2人が走り、さらに後ろにカロキくん、村山くん、上野くんの3人。
そして梶原くんが1人。集団はその後ろで、岡本くん、大石くん、馬場くん(ホンダ)、竹澤くん(住電)、早川くん、野口くん、山崎くん(スバル)、藤本くん(トヨタ)、今井くん(トヨタ九州)、井上くん(山学)、ら11人がいます。
ということは宮脇くんがいなくなっています。
そしてさらに、15分30秒くらいのところ、(5500くらい?)カロキくん、上野くん、村山くんの3人が設楽くんとムエンドくんに追いつきます。

6000メートルはワウエルくんが16分23。10秒遅れでマレルくん。タヌイくんはわからず。カロキくんら5人は16分48秒です。
6000メートルを過ぎて、カロキくん、上野くん、村山くんの3人にまずムエンドくんが遅れ、さらに設楽くんも離れ、やがて3人が先行します。

ワウエルくんは68秒くらいで走っています。
ワウエルくん、マレルくんで、ワウエルくんが遅れたのかマレルくんがあげたのかわかりませんが2人の差が詰まってきます。

7000メートルは19分12秒。
カロキくんのグル―プが3番目を走っていたタヌイくんにおいつき、上野くんが少し、離れそうになります。
カロキくんが振り向いて、上野くんを気にして、そうしているうちにタヌイくんが前へ行きます。
村山くんはひたすらカロキくんについています。
カロキくんがペースをあげ、タヌイくんを抜き、上野くんが離れます。その後ろにムエンドくんがいます。

8000メートルは21分57でマレルくん。
村山くんは22分20、上野くんは22分27です。
このあとワウエルくんとマレルくんのトップ争いが激しくなります。

残り3周でカロキくんがペースメーカーをやめてスパートします。
その速さって規格外で、30秒近く離れているマレルくんとワウエルくんに追いつきそうな勢いでした。

9000メートルは、26分46秒でワウエルくん。
3番目がカロキくん、村山くん、上野くん、ムエンドくん。

残り1周でトップの2人が26分26秒、カロキくんが26分34秒、村山くんが26分51秒、上野くんが27分01秒、ムエンドくんが27分10秒でした。
ワウエルくん、マレウくんが先頭争いをし、残り250メートルくらいでマレルくんがさらにスパートしてトップでゴールします。

マレルくんが27分25秒58、ワウエルくんが27分26秒92、カロキくんが27分32秒83で3位まで。
4位の村山くんが27分49秒94、5位の上野くんが28分01秒71で、アジア大会のB標準をクリアしました。
6位がムエンドくん28分15秒71、7位が大石くんで28分22秒74、8位が井上くん28分23秒34とここまでが入賞。
以下、山崎くん、早川くん、今井くん、設楽くん、岡本くん、馬場くんと20位までが28分台ということで、さすがグランプリレースという感じです。
設楽くんは、ついた選手のペースが一定しなかったので、失速したように見えましたがそれでも28分32秒です。
カロキくんについていたら、また別の展開だったかもしれません。

村山くんはラスト1周を60秒を切って走ったのでしょうか。

優勝したウィリアムマレルくんは、日本語でインタビューに答えていました。
まだ20歳。いつ日本に来たのでしょうか。
とても控えめな性格のいい人ではと思います。

村山くんは、インタビューで世界ハーフで力出し切れずくやしったので、そのくやしさをバネに頑張りました。
日本人トップではなく、記録に挑戦したかった。
もっといい記録を出さないと世界に通用しない、日本で活躍しても世界で活躍しなければ、ほんとうに強い選手ではないので、また力をつけて世界で戦いたい、ということでした。

ゴール後、カロキくんと握手、さらに上野くんとも握手していました。
上野くんは大石くんと一緒にいました。

                                                           花子のノート