宇治橋の前には、中大だけでなく、いろいろな大学の人たちがいました。テレビで箱根駅伝のあとに、円になって反省会?をされている光景を見たことがありますが、それをやっていました。
 ゴール後のなんとなくのざわめきを感じながら、その場になんとなくいたら、見覚えのあるお顔。中大の木下監督です。写真でしか見たことがないのに、すぐわかりました。わかりやすい?のかな。木下監督は、何人かの方とお話されていました。わたしがぼーっと立っていたところのすぐ近くだったので、何を話されていたか聞こえたのですが、その話は口外しないことにします。(書いてたところで、全然、差し支えない内容だと思いますが、聞くべき立場でない者が聞いた話なので。呑んだときにでもお話します。)木下監督のレースについての話を偶然にも聞けたことは、これまたラッキィでした。
 選手たちは2時半から閉会式で、会場に一般人は入れるのかな?と一瞬思って、聞いてみようかとも思ったけれども、そうするとなんかずっと選手たちを追っかけてしまいそうだったので、帰ることにしました。もう十分過ぎるくらい、楽しませてもらいました。
 
 内宮前の門前町、おかげ横丁を通って、駅伝のコースに出ました。さっきバスで通った道です。来るときはバス代を多く払ったので、その分をとりかえそうと、五十鈴川駅まで走っていくことにしました。3キロもないはずやし、楽しい観戦ができたから、気分もいいし。走りながら、京都までは何キロくらあるんかなと思ったり、熱田神宮までの106キロを走ってみたいなと思ったり、舞い上がっているせいか、いろんなことを考えていました。でも「お伊勢参りラン」なんかは絶対だれかやってそうな気がします。
 20分くらい走ったら五十鈴川駅でした。近いやん。410円のバス代を浮かしたことよりも、来るときに何も知らずに宇治山田駅からバスに乗ってしまったことを後悔しました。バス代を異常に惜しむのは、ウルトラ志向ランナーの性(さが)ですね。ケチ!
 近鉄特急を乗りついで、帰りはこれまた特急料金を300円ほどケチって、西大寺から急行に乗って帰ることにしました。再びケチ!です。
 おじさんに譲ってもらったプログラムをみながら、行ってよかった、応援に行ってよかったと、そう思いました。

おわりに

 生観戦といっても、選手をみれるのは一瞬のこと、それを覚悟で行った伊勢路でした。果たして、ちゃんと応援できるのか、そんなことも手探りでした。
 でも、たくさんの方のおかげで、楽しい観戦になりました。
 とくに中大関係者の方には感謝の気持ちでいっぱいです。
 そして選手の方々。みなさんのご活躍が何よりも嬉しいです。これからは「箱根、箱根、箱根」、箱根一色になると思います。まわりの喧騒に惑うことなく、みなさんのもってられる力を、すべて出されることを祈っています。
 みなさんのご活躍が、わたしの「元気」です。ありがとうございます。(了)

花子のノート

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