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以下のやり取りは、小林泰三さんの「お返事遅くなりました。>三枝さん (その1)」「お返事遅くなりました。>三枝さん(その2)」を読みやすいように編集を加えたものです。改行位置の変更、リンクなどの編集は全てだーまえによるものです。[ ]内の敬称は略させていただきました。
[小林(1)]>ジャンルの立ち上げなどという大変なことをしていたら、確実に執筆時間が減る
[小林(1)]>からです。[三枝(1)]>そうでしょうか? 島田荘司さんは、新本格を後押しして、御自分の仕事に不利
[三枝(1)]>になったでしょうか?
[三枝(1)]>むしろ、新本格が盛んになったことで、島田さんの活躍する場が増えたという一
[三枝(1)]>面がありませんか?[小林(2)]>梅原さんは島田さんと同じことをしようとしているのではないでしょう。
[三枝(2)]>もちろん、全く同じことではないですから、大変さはもう一段上でしょうが。
[三枝(2)]>私がここで言いたいことは、新本格の立ち上げは、島田さんにとってけっしてマ
[三枝(2)]>イナスだけではなかったと いうことです。[小林(3)]>新本格が島田さんにとってマイナスだったか、プラスだったかは存じませんが、
[小林(3)]>それは梅原さんの「サイファイ構想」の目安にはならないでしょう。目的が違う
[小林(3)]>のですから。[三枝(3)]>新しいジャンルをつくるという点で同じです。違いは、元のジャンルの内につく
[三枝(3)]>るか外につくるかだけです 。
[三枝(3)]>正直言って私は、内か外かに意味はないと思います。
[三枝(3)]>新しいジャンルとは、「商品の差別化」に他ならず、それがどこに区分されるか
[三枝(3)]>は、実のところは消費者が 決めることだからです。[小林(4)]>全く違うでしょう。梅原さんは SF を絶縁するとおっしゃっているのです。
[小林(4)]>島田さんは1度もそんなことはおっしゃってません。
[小林(4)]>だいたい、[三枝(2)]>しかし、新しいジャンルをつくろうとする行動は、いままで誰も
[三枝(2)]>やらなかったからこそ、その行動は今までどの作家も見なかった
[三枝(2)]>全く新しい地点へ梅原さんを導いてくれる可能性もあるかもしれ
[三枝(2)]>ません
[三枝(3)]>SFと完全に縁を切ろうと声をあげたのは、彼が最初でしょう。
[三枝(3)]>だから、ここまで反発された。[小林(4)]>とおっしゃったのは三枝さん自身です。梅原さんがやろうとしているのは誰も試
[小林(4)]>みたことのないものだ、と。[三枝(4)]>梅原さんのやろうとしていることは全く新しいことです。
[三枝(4)]>しかし、何にも似ていないことではない。全く何にも似ていない試みはどこにも
[三枝(4)]>ありません。
[三枝(4)]>この場合、新本格に似ている。場合によれば、角川のホラーに似ているでしょう。[小林(5)]>新本格と角川ホラーがそれほど似ているとは思いませんが、
[三枝(5)]>前にも書きましたが、新しいジャンル区分の提示という意味で似ています。ジャ
[三枝(5)]>ンル域を限定するという方法と、ジャンル域を拡大する方法との差がありますが。[小林(6)]>新しいジャンル区分の提示はどういう意味でしょう? 新本格や角川ホラーがジャ
[小林(6)]>ンル域を限定したというのは初耳ですが。[三枝(6)]>どうしてそう、ログを読まずに物を言うのですか?
[三枝(6)]>新本格は限定し、角川ホラーは拡大したのです。両方共通の点は、【ジャンル域
[三枝(6)]>の変更を行った】です。だから、それは三枝さんが言ったことでしょう。過去の自分の発言を現在の自分の発言の根拠にするのはナンセンスです。新本格や角川ホラーがジャンル域を限定したというのは三枝さんから聞いたのが初めてなのですが、どこか他でも言及されていますか?
[小林(5)]>それは置いておくとして、三枝さんは新しいジャンルを既存ジャンルの中に作る
[小林(5)]>か、外に作るかで違いがあると思いますか? それとも、ないと思いますか?
[小林(5)]>僕はあると考えているのですが。[三枝(5)]>前にも書きましたが、私は特に大きな差ではないと思います。所詮は商品の差別
[三枝(5)]>化であり、ジャンルとジャンルの関係は、流通の人間や消費者の決定する事項だ
[三枝(5)]>からです。[小林(6)]>ここが僕と三枝さんの最大の違いですね。外に作る場合、既存ジャンルとは一線
[小林(6)]>を画す必要があるわけです。区別できないなら、中に作ったのと同じことですか
[小林(6)]>ら。となると、どうしても排他的特性がでてくることになります。[三枝(6)]>一線を画すことと、排他的になることとは別です。特に、従来のジャンルが排他
[三枝(6)]>的であった場合は。では、「サイファイ構想」には排他性はないのですか? 神林さんや大原さんが自らの小説を勝手に「サイファイ」と名乗ってもいいのですか? もし内容が梅原さんのいう「サイファイ」とかけ離れていたとしても、抗議されないのでしょうか? もし抗議しないということであれば、「サイファイ構想」もまんざら駄目ではないかもしれません。
ところで、SF って排他的ですか? スペースオペラもハード SF も超メタ言語 SF (この呼称には賛成できないのですが) も、最近ではホラーやヤングアダルトまでも受け入れている非排他的なジャンルだと思うのですが。
[小林(2)]>新本格派はあくまでミステリの中の1派であって、ミステリとは別にジャンルを立
[小林(2)]>ち上げた訳ではありません。しかも、我孫子武丸さんのような新本格派の主要メ
[小林(2)]>ンバーと思われている方からも、新本格の実体は疑われています。[三枝(2)]>逆説かもしれませんが、それこそが島田さんの最大の成果です。
[三枝(2)]>島田さんは、熱心に新人を育成することによって、島田さんと対等に話すことが
[三枝(2)]>でき、場合によっては島田 さんを乗り越えるかもしれないような作家さんまで
[三枝(2)]>生み出すことに成功しました。
[三枝(2)]>島田さんは、「新本格」を提唱することによって、実のところは「ミステリ」と
[三枝(2)]>いうジャンルを活性化した のです。[小林(3)]>結果オーライということでしょうか?
[三枝(3)]>いいえ。有望な新人が出ることは、新しいジャンルをつくろうとした時の必然で
[三枝(3)]>す。
[三枝(3)]>新しいジャンルには、新しい作家が必要です。しかも、今までにないタイプの。
[三枝(3)]>それは必ず、ジャンルを活性化します。
[三枝(3)]>小林さん御自身、角川型のホラーの立ち上げによって生まれた作家、瀬名、貴志、
[三枝(3)]>そしてあなた自身は、旧来のジャンル設定ではうまれにくいタイプの作家だった
[三枝(3)]>とは思いませんか?[小林(4)]>角川書店は新しいジャンルを立ちあげて、既存のジャンルと手を切ったわけでは
[小林(4)]>ないので梅原構想とは関係ない話ですね。
[小林(4)]>梅原構想に問題があるとするなら、まさにその既存のジャンルと手を切るという
[小林(4)]>点なのですから。[三枝(4)]>私はそうだとは、思いません。
[三枝(4)]>「手を切る」というのは、梅原さんの主張では、「別の物だ」と主張することで
[三枝(4)]>す。今までSFが蓄積してきた手法や、ガジェットを放棄するわけではありませ
[三枝(4)]>ん。
[三枝(4)]>どうも、小林さんは「手を切る」という言い方に意味なく拘泥されているようで
[三枝(4)]>す。しかしサイファイ構想を読めば、「手を切る」とはまさに「別の物だ」と言
[三枝(4)]>うことにすぎないことがわかります。
[三枝(4)]>別の物だということが「手を切る」ということならば、恐怖を扱ったSFの大部
[三枝(4)]>分から、すでにSFは「手を切られて」います。
[三枝(4)]>つまり「手を切る」とは、単なる「商品の差別化」にすぎません。[小林(5)]>新本格はミステリと別物だと主張していませんし、角川ホラーはホラーとは別物
[小林(5)]>だと主張していません。やはり「サイファイ」構想と、新本格・角川ホラーは別
[小林(5)]>の話ですね。[三枝(5)]>前にも書きましたが、新しいジャンル枠を提示するという意味で、参考になりま
[三枝(5)]>す。新しい枠は、新しい作家を生み出します。[小林(6)]>新本格という枠付けが新しい作家を生んだのではなく、同時期に現れたよく似た
[小林(6)]>傾向を持つ作家たちを纏めて新本格という枠付けで読んだのです。
[小林(6)]>ジャンル枠ありき、ではありませんでした。[三枝(6)]>ジャンル名をつけることで、新人のデビュー等が容易になる現象が起こっていま
[三枝(6)]>す。具体的にどんな現象でしょう? どちらにしても、新本格はミステリと別物だと主張していませんし、角川ホラーはホラーとは別物だと主張していませんから、「サイファイ構想」とは根本的に違います。
[三枝(2)]>同様に、梅原さんが「サイファイ」をつくり、活性化しようと努力されることに
[三枝(2)]>よって、結果として「SF」というジャンルを活性化する可能性もあるのではな
[三枝(2)]>いかと思うのです。[小林(3)]>つまり、本来の目論みと違った効果で、偶然まぐれでよい結果になることが期待
[小林(3)]>できるということですか?
[小林(3)]>それなら、「サイファイ」の立ち上げなど困難な道を進まずとも、新人の育成に
[小林(3)]>力を入れるべきでしょう。[三枝(3)]>良い結果を生み出す要素というものがあるのです。
[三枝(3)]>それは、「今までと違ったことをする」ということです。
[三枝(3)]>新人だけではありません。あるジャンルでうまくいかなかった作家が、別のジャ
[三枝(3)]>ンルを書くことで急激に伸びた例はいくらでもあります。そういったことも起こ
[三枝(3)]>るでしょう。
[三枝(3)]>偶然ではないのです。[小林(5)]>だとすると、既存ジャンルと手を切る (別物と主張する) 必然性はありませんね。
[小林(5)]>それは新本格と角川ホラーが証明しています。[三枝(5)]>前にも書きましたが、「手を切る」というのは大きなポイントではありません。
[三枝(5)]>それは「別のものだと主張する」だけのことですから。
[三枝(5)]>旧来のジャンルが積み上げてきた手法やガジェットを放棄することではありませ
[三枝(5)]>んので。[小林(6)]>「手を切る」というのは大きなポイントではないのですか? だとすると、梅原
[小林(6)]>さんがなさろうとしているのは、新本格や角川ホラーの二番煎じなのですか?
[小林(6)]>それなら、そこそこの成功を修めるかもしれませんね。[三枝(6)]>二番煎じというより、五番も六番もでしょう。
[三枝(6)]>新しいジャンルの提案は、今までに幾度も行われたことです。SFの中でだって、
[三枝(6)]>色々ありましたよね。
[三枝(6)]>そういった当たり前のことに、目くじらをたてて怒る人たちの気持ちが、私には
[三枝(6)]>わかりません。僕にもわかりません。ところで、既存ジャンルから意図的に分離して成功した例は知らないのですが、三枝さんは知っていますか?
[小林(2)]>メリットとデメリットを比較して、実行するのかどうかを決めるのは当然のこと
[小林(2)]>です。[三枝(2)]>近視眼的な考えだとデメリットが大きいかもしれませんね。しかし、新しいジャ
[三枝(2)]>ンルをつくろうとする行動は、いままで誰もやらなかったからこそ、その行動は
[三枝(2)]>今までどの作家も見なかった全く新しい地点へ梅原さんを導いてくれる可能性も
[三枝(2)]>あるかもしれません[小林(3)]>そうかもしれませんし、そうでないかもしれません。三枝さんはそんな宝くじの
[小林(3)]>ような話をされていたのですか? もしそうなら、そうと言ってください。それ
[小林(3)]>なりの対応に変えさせていただきます。[三枝(3)]>宝くじかもしれません。しかしこれは、あたるのをただぼうっと待つ宝くじでは
[三枝(3)]>ありません。あたるために各種の努力をし、その努力は確実に当選率を上げるく
[三枝(3)]>じです。[小林(4)]>既存ジャンルと手を切ることが当選率を上げるのですか? メカニズムをお教え
[小林(4)]>いただけますでしょうか?[三枝(4)]>梅原さんの言う「手を切る」とは、「商品の差別化」にほかならないからです。
[小林(5)]>「手を切る」とは、「商品の差別化」にほかならないから、当選率が上がるので
[小林(5)]>すか? メカニズムをお教えいただけますでしょうか?[三枝(5)]>前にも書きましたが、売れそうな要素だけを集めて、別の差別化した商品を作り
[三枝(5)]>出す構想だからです。
[三枝(5)]>この手の手法は、少女小説、ヤングアダルト、少年漫画では、すでに行われてい
[三枝(5)]>ます。[小林(6)]>「売れそうな要素だけを集める」ことと、「既存ジャンルと別物」だと主張する
[小林(6)]>ことは直接結びつきませんね。[三枝(6)]>そうですね。「既存のジャンルが売れていない」という前提条件を無視すれば
[三枝(6)]>(笑)。
[三枝(6)]>既存ジャンルが売れていないから、別物と主張することに意味があるのです。数年前までホラーはあまり売れていませんでした。しかし、角川ホラーはホラーとは別物だとは主張せずに、成功していますね。
[小林(6)]>新本格も角川ホラーもその辺りは無頓着です。
[小林(6)]>例えば、僕の著作は角川ホラー文庫から出ていますが、同時に異形コレクション
[小林(6)]>にも収録されています。
[小林(6)]>また、僕の本の帯には「新本格」という文字がありますが、勝手にジャンル名を
[小林(6)]>使ったといって文句が来たこともありません。
[小林(6)]>どちらも、ジャンルや作家の範囲はある意味曖昧で融通がきくのです。これが成
[小林(6)]>功に繋がったのではないでしょうか?[三枝(6)]>ですから、新しいジャンルを作ろうという試みは自然だし、当然の行動です。特
[三枝(6)]>に批判するようなものでもありません。しかし、既存ジャンルと別物だと主張することに意味は見出せませんね。
[小林(6)]>まあ、三枝さんも「手を切ること」 (=「商品の差別化」) は重要なポイントでは
[小林(6)]>ないとおっしゃっているので、わかってもらえるとは思いますが。[三枝(6)]>小林さんの、誤読です。「手を切ること」は重要ではありません。
[三枝(6)]>重要なのは「商品の差別化」です。「商品の差別化」のためにわかりやすいレッ
[三枝(6)]>テルである、新しいジャンル名が必要なのです。ええっ?! でも、三枝さんは「梅原さんの言う『手を切る』とは、『商品の差別化』にほかならない」とおっしゃってたではないですか。
同じことなのか違うことなのか。重要なのか重要でないのか。はっきりさせてください。
[三枝(2)]>彼は、そんなふうにジャンルを考えてみた最初の「SF作家」なのですから。[小林(3)]>どんなふうに? そして、本当に彼が最初なのですか? 少なくとも、アメリカ
[小林(3)]>でSci Fi を立ち上げようとしたグループはいるのですが。[三枝(3)]>SFと完全に縁を切ろうと声をあげたのは、彼が最初でしょう。だから、ここま
[三枝(3)]>で反発された。
[三枝(3)]>問題にしているのは「なぜ日本でSFが売れないレッテルになってしまったのか
[三枝(3)]>?」です。[小林(4)]>なぜだと思います? 「朝のガスパール」や「言壷」が出たのは SF が売れな
[小林(4)]>くなった後ですから、原因ではありえませんね。いったい原因はなんでしょう?[三枝(4)]>やはり、意味なく小難しくなり、現実離れしたからでしょう。
[小林(5)]>例えばどんな作品がそうだと思いますか?「朝のガスパール」と「言壷」以外で。
[三枝(4)]>こういったものは証明のしようがありませんが。[三枝(5)]>前にも書きましたが、小林さん御自身が、実際の本の名前は挙げられないという
[三枝(5)]>ことでしか話を進められないようですので、私の側だけ名前をあげるわけにもい
[三枝(5)]>かないでしょう。[小林(6)]>これは三枝さんが僕に「つまらないと思う作品の名前を挙げてなぜそれがつまら
[小林(6)]>ないか説明しろ」とおっしゃったことでしょうか? あの時、僕はその必要性が
[小林(6)]>ないと考えたので、答えなかったまでです。今でも、あの質問と「サイファイ構
[小林(6)]>想」の関係はわかりません。
[小林(6)]>僕の質問の趣旨は SF 全盛期にすでに「超メタ言語 SF」はあったのかとい
[小林(6)]>うことです。もしあったのなら、その書名をあげて欲しいのです。
[小林(6)]>実はまだ梅原さんのいう「超メタ言語 SF」が何を指すのかが掴めていません
[小林(6)]>ので。[三枝(6)]>そうですか。あれが必要性がなかったのなら、今回の質問も必要性がないですね。
[三枝(6)]>私にはだいたい同じレベルの必然性に思えますので。ええええ!!? だって、「サイファイ」は「超メタ言語」から分離するんでしょ。「超メタ言語」のなんたるかを知ることは「サイファイ構想」を語る上で、とっても大事じゃないですか。
それに引き換え、僕がどんな本をつまらなく思うかが「サイファイ構想」にとって重要だとはとても思えないのですが。
[三枝(1)]>どうも小林さんは、ジャンルを立ち上げることを含め、サイファイ構想の不利な
[三枝(1)]>面ばかりを見ているようです。
[三枝(1)]>最初から不利な面しか見ないのならば、何をやっても不利だと感じるのはどうし
[三枝(1)]>ようもないことでしょう。
[三枝(1)]>一度虚心になって、梅原さんの御意見を見直してみてはいかがでしょう?[小林(2)]>メリットとデメリットを比較して、実行するのかどうかを決めるのは当然のこと
[小林(2)]>です。ただ、梅原さんが「サイファイ」を立ち上げたいのなら、それを止める理
[小林(2)]>由はありません。それは過去ログを見れば、明らかなように最初から主張してい
[小林(2)]>ます。過去ログを読んでいるとするなら、このようなことを言われるのはなぜで
[小林(2)]>しょう? 僕は無駄は嫌いなので気をつけてください。[三枝(2)]>何度も言っていますが、私も大変気が短く、無駄が嫌いです。
[三枝(2)]>あんまり小林さんが同じ事を書くのですっかりうんざりしています。
[三枝(2)]>過去ログにはその都度答えています。同じ事を二度聞くのはやめて下さい。これ
[三枝(2)]>以上同じ事を言われると、そろそろ本気で怒りますよ。[小林(3)]>上の引用を読めば明らかですが、同じことを何度も訊いているのは三枝さんです。
[小林(3)]>いったい何を仰っているのでしょう?[三枝(3)]>私は小林さんには、なにもお尋ねしていません。どうしたんですか? 何を訊か
[三枝(3)]>れていると思い込んでいるのですか?[小林(4)]>三枝さんは何度も僕に梅原構想についての考えをお聞きになっています。その度
[小林(4)]>に僕は大森伝言板の過去ログに書いてあると、真摯に答えてきました。
[小林(4)]>しかし、僕が過去ログに関するコメントを求めると、三枝さんはただ読んだとい
[小林(4)]>うばかりで1度もまともに答えようとはされません。
[小林(4)]>なぜ、質問はできるのに、答えることができないのですか?[三枝(4)]>ちぇろ子さんが、あなたのマネをして困るので、返答を出しています。
[小林(5)]>まねではなく、一般的な反応です。[三枝(5)]>前にも書きましたが、サイファイの話をしている時にシロナガスクジラの大きさ
[三枝(5)]>を訊ねるような質問が一般的な反応でしょうか? 会社の会議でやったとたん、
[三枝(5)]>会議室から追い出されると保証しても良いです(笑)。[小林(6)]>だから、予備質問なのです。失礼ながら三枝さんのロジックやレトリックには普
[小林(6)]>通では考えられない種類のものがあるため、その傾向が知りたかったのです。
[小林(6)]>しかし、一応「三枝さんはあの質問に答える能力がない」という結論に至りまし
[小林(6)]>たので、それなりの成果はありました。[三枝(6)]>私は、小林さんが、人とまともに話し合う能力がないことを確認しました。そう
[三枝(6)]>いった人と話し合うのは時間の無駄ではないか、そういった人間を相手にしてい
[三枝(6)]>ると自分まで馬鹿だと人に思われるだけだという気がしてきて困っています。
[三枝(6)]>どうも、本題からずれた話の方に情熱を注がれるこまった傾向もあるようですし
[三枝(6)]>ね。
[三枝(6)]>私個人は小林さんには興味はないので、そういった雑談をふられるのには困惑し
[三枝(6)]>ています。要は三枝さんには僕の質問に答える能力がないということですね。
もし答える能力があるなら、答えたくない理由を何行に渡って書くよりも、答えを書く方がずっと簡単ですね。
テストで0点をとったら、いくら答案を書きたくない理由を主張しても0点ですね。
[三枝(4)]>本題からずれる質問には、答えないことで、話をわかりやすくきちんとしたもの
[三枝(4)]>にする努力をしています。
[三枝(4)]>しかし、小林さんの過去ログに関しては、その質問が最初に出た段階で答えてい
[三枝(4)]>ると思います。それがサイファイの本題に添った話ならば、必ず。[小林(5)]>混乱されているようですね。整理するとこういうことです。
[小林(5)]>(1) 議論が始まった当初から、三枝さんは何度も僕に梅原構想についての意見を
[小林(5)]>求められた。
[小林(5)]>(2) そのつど僕は繰り返し、三枝さんに返答した。
[小林(5)]>(3) 今回、また三枝さんが僕に梅原構想についての意見を求められた。
[小林(5)]>(4) さすがに、同じことを繰り返すのはばかばかしいので、以前回答した
[小林(5)]>ログを示した。
[小林(5)]>(5) 三枝さんから読んだという発言があった。
[小林(5)]>(6) 今度こそログの内容を理解できたか尋ねた。
[小林(5)]>
[小林(5)]>ということですので、三枝さんはただ「小林さんの意見に納得した」、「書いて
[小林(5)]>あることがよくわからないので、#xxxx の4行目のxxx についてもう少し質問し
[小林(5)]>たい」などと答えていただければよいのです。
[小林(5)]>というわけで、答えてください。[三枝(5)]>記憶が混乱されているようです。
[三枝(5)]>(1)議論が始まった当初から、三枝は何度も小林さんに梅原構想についての説明
[三枝(5)]>を行った。対して、小林さんからは主に質問ばかりがでた。僕は「サイファイ (サイフィクト)」構想に対する私見をちゃんと述べています。過去ログという歴とした証拠もあります。
[三枝(5)]>(2)そのつど三枝は繰り返し、小林さんに返答した。部分的にです。答えていただかずに、ほったらかしにされた質問は無数にあります。
[三枝(5)]>(3)今回、また小林さんは、ご自分の意見は表明せず、私に質問だけをしてきた。
[三枝(5)]>しかもサイファイとは関係ないシロナガスクジラの大きさといったような話を。意見は過去ログにあると表明しています。シロナガスクジラについての質問は三枝さんには難し過ぎ、到底答えられるものではありませんでした。
[三枝(5)]>(4)さすがに相手にしていては話が本論からずれるので、無視をした。というわけで、これは三枝さんの勘違いです。
[三枝(5)]>(5)しかし、小林さんはしつこく、ログを読め、質問に返事をしろと言う。質問ではなく、僕の答え (過去ログの中にある) を読んで納得していただいたかをお聞きしているのです。三枝さんが梅原構想に関する僕の意見を知りたくないということでしたら、過去ログを読む必要はありません。忘れてください。
もう一つ、新・大森伝言板に置きっぱなしになっている僕の発言があるのですが、それについては三枝さんが議論の継続を放棄したいようなので、あきらめかかってます。
[三枝(5)]>(6)重要な質問にはすでに答えているし、無視した質問は本題からそれているから
[三枝(5)]>だと説明した。僕には答えていないように見えます。せめて、過去ログの場所を教えてください。それができないのなら、もう一度答えてください。両方できないというなら、三枝さんのお答えは二度と日の目を見ないことになります。途中から議論を読み始めた方にはちんぷんかんぷんではありませんか。
[三枝(5)]>が、事実だと思います。
[三枝(5)]>ということで。
[三枝(5)]>小林さんは議論の進展を妨害する無意味な質問はさけて下さい。本題に入るのを
[三枝(5)]>いやがっているとしか思えませんので。無意味な質問ではありません。「サイファイ (サイフィクト)」構想に対する僕の考えに対する意見をお聞きしたいだけです。
さあ、答えてください。
[三枝(2)]>私には、話し合っている内容が重要なのです。話している相手ではありません。
[三枝(2)]>これもすでに何回も言っています。
[三枝(2)]>くりかえします。私は小林さん以上に、無駄が嫌いなのです。怒らせないで下さい。[小林(3)]>そうおっしゃられるなら、はやく僕の質問に答えてください。答えられないのな
[小林(3)]>ら、その理由を言ってください。[三枝(3)]>同じ事をこうやって、くりかえして訊ねているのは、御自分だということがわか
[三枝(3)]>りませんか?
[三枝(3)]>いいかげんにしなさい。小学生ではあるまいし。同じことを繰り返すのは三枝さんが答えないからです。なぜこたえないのですか?
[小林(1)]>とにかく、過去ログを読んでコメントください。「難しいので、よくわからなかっ
[小林(1)]>た」とかでも、OK ですので。[三枝(1)]>それから、すでにお返事したことに対して再度返事を要求するようなことは、も
[三枝(1)]>うやめて下さい。そういうことをするから話がループするのです。[小林(3)]>どうやら、三枝さんのお返事を見逃したようです。過去ログを当たったのですが、
[小林(3)]>「過去ログを読んだ」という発言しかみつかりませんでした。
[小林(3)]>お手数ですが、どの掲示板のいつの発言で、過去ログへのコメントをしていただ
[小林(3)]>いたか、お教えください。
[小林(3)]>答えられないのなら、残念ながら三枝さんがでまかせを言ったと判断せざるをえ
[小林(3)]>ませんので、今後はそれなりに対応させていただきます。[三枝(3)]>小林さんは過去ログのあたりかたを御存知ないようですね。けれど、手取り足取
[三枝(3)]>り教えてあげられるほど、私も暇ではありませんので。[小林(4)]>過去ログのあたりかたは知っています。僕が聞いているのは、三枝さんが答えら
[小林(4)]>れたと主張されている発言のありかです。まさか自分の発言の場所がわからない
[小林(4)]>ということはないですよね?
[小林(4)]>僕がいくら探してもみつからないし、三枝さんもその場所が言えないとしたら、
[小林(4)]>そんな発言は最初からなかったと、考えざるをえません。[三枝(4)]>これが、細田のおっさんの残した最大の問題ですね。
[三枝(4)]>膨大なログからその位置を捜し出すのは手間なので、自分に都合の悪い発言があ
[三枝(4)]>るととりあえず「どこで、いつ言いましたか?」と訊ねる。相手にログ捜しの負
[三枝(4)]>担をかけると、相手が面倒になって議論を投げ出すかもしれないからです。少な
[三枝(4)]>くとも、次々自分に都合の悪い返答を返してくるスピードを落とさせる効果はあ
[三枝(4)]>る。
[三枝(4)]>その罠がわかっているから、そのつまらない要求は相手にしないと、今度は、
[三枝(4)]>「最初からそういった発言はなかった」と、事実を改変して、わめく。
[三枝(4)]>まったく大したものですね。
[三枝(4)]>人と話したいのではなく、ただ言い勝ちたいだけの人の考え出す手法ってのは、
[三枝(4)]>まともに話している人間には思いつけないものがあります。
[三枝(4)]>立派です。大したものです。偉いです。ついていけません。どこまでも、その調
[三枝(4)]>子で、孤高の道を歩んで下さい。[小林(5)]>あのう。たいていのブラウザには検索機能がついていることはご存知ですよね。
[小林(5)]>欲しい情報が簡単に見つからなければ、ログにしておいても意味がないことはわ
[小林(5)]>かりますよね。だいたい自分の発言すら、検索できない人は議論に向いていない
[小林(5)]>と思われてもしかたがありませんよ。[三枝(5)]>検索機能が穴だらけだということくらいは、普通わかっていそうなものだと思い
[三枝(5)]>ましたが。これはどういう意味でおっしゃっているのかわかりませんが、発言の時期がわかれば、2、3個のキーワードで当ってみればたいてい見つかりますよ。
食わず嫌いをせずに、是非検索を試してみてください。とても便利ですよ。
[三枝(5)]>いやいいです。その程度の説明をしていたら、どんどん話がわき道にそれますか
[三枝(5)]>ら。そうやってわき道にそらせても、喜ぶのは、「どうしたわけだかサイファイ
[三枝(5)]>の話をしたくない」小林さんの方ですから。ということでしたら、この話題は一応止めることにしますが、議論の進展に検索が必要になったら、何度でも繰り返します。
[三枝(5)]>さて、今までの私の返答でお気づきのように、こちらの記憶の不備を責める小林
[三枝(5)]>さんの記憶自体が、全くあてにならないものです。そんなことはありません。僕の記憶は過去ログによって保証されています。
[三枝(5)]>今回、私は新しい話は一行も書いていません。これをもってして「会話がループ
[三枝(5)]>する」というのでしょうが、すべては小林さんがこちらの返答をころころ忘れて
[三枝(5)]>しまうせいで、何度も同じことをたずねるせいです。僕が同じことを尋ねるのは答えてもらっていないからです。1度答えたとおっしゃられるなら、2度目からは過去ログのありか (これが重要です) を答えていただければ済む話です。
[三枝(5)]>困りますね。無意味な長い引用をして、しかし聞いたことは全部忘れているので
[三枝(5)]>は。
[三枝(5)]>私も小林さんの記憶力の欠如を責めたくはないですが、その記憶力で、こちらの
[三枝(5)]>記憶力の不足を一方的に責める態度だけはいかがなものかと思います。たとえ忘れたとしても (実際には忘れていませんが) 過去ログを見れば思い出せるので問題はありません。仮に三枝さんにどれだけ超人的な記憶力があったとしても、実際に過去ログを参照できる僕には勝てないのです。
[三枝(4)]>全く。その挙げ句、今回は意味なく大量にログを引用して、読み手の負担を大き
[三枝(4)]>くする、ですか(笑)。
[三枝(4)]>いやあ、立派だな。
[三枝(4)]>まともな人間には、想像がつかない技です。感心したとしか発言の仕様がありま
[三枝(4)]>せん。
[三枝(4)]>天才ですね。偉いです。マネできません。(恥ずかしくて。)いえ。これには訳があるのです。三枝さんはしょっちょう自分や相手の書いたことを間違えて記憶していることが多いうえに、過去ログ検索のスキルもないようだと気付いたのです。
だから、議論の混乱を防ぐために、手間をかけて引用をしているのです。
もちろん、記憶力や過去ログ検索のスキルの欠如は三枝さんの責任ではありませんし、それを責めるつもりもありませんので、気に病まないでください。
[三枝(3)]>いずれにせよ、bukuさんの発言は、どうやら相手を間違えたようですね。
[三枝(3)]>私ではなく、小林さんに注意をするべきでした。[小林(4)]>いいえ。三枝さんへの注意ですよ。
[三枝(4)]>ええ、相手を間違ったようですね。bukuさんは。
間違ってません。
[三枝(5)]>前にも書きましたが、bukuさんは、事情をよくしらなかったために相手を間違え
[三枝(5)]>たようです。どうしてそう思われたのですか?
…ちなみに、以上の小林さんのコメントに対し三枝さんが返したコメントは次のようなものでありました。
三枝 小林さんへ 1999年08月30日(月)22時21分53秒
お返事をしているつもりなのですね。
可哀相に、コミュニケーション能力を欠落してしまったようで。普段のお仕事は、コンピュータ相手ですか?
無理をせずに療養なさった方が良いと思います。
相手をしてあげられませんが、これ以上あなたの病気が悪くならないためです。
議論とは、話をきちんと先に進められなくてはどうにもならないのだと、あなたがせめてそのくらい理解できるようになってから、またお話しましょう。
都合が悪いことはぜんぶ相手の能力不足のせいにするのなら、まともな人間関係は築けません。
もちろん、あなたのだけの異常なら良いのです。その場合は、お気の毒ですが、黙っていろとはもうしません。
しかし、あなたの精神状態の混乱が小山田さんという方の判断力の異常まで引き起こしました。さらにそれが、ちぇろ子さんにまで影響をあたえているのです。
あなたの発言が他者に自己認識の混乱を引き起こしているのです。
危険な状態だと思います。
どうか、お大事に。療養して下さい。この記事にコメント、この記事自身、スレッド、返答先、電子メール
…あえてコメントいたすまい…
[小林(1)] → Sci Fi 1999年08月02日(月)17時58分30秒
[小林(2)] → 新本格とか 1999年08月02日(月)19時22分24秒
[小林(3)] → 手段と目的 1999年08月03日(火)01時19分33秒
[小林(4)] → 真面目な対応を望みます。 1999年08月03日(火)20時16分04秒
[小林(5)] → 三枝さんへ 1999年08月04日(水)07時39分04秒
[小林(6)] → 「手を切る」のは重要でないとおっしゃるので、安心しました。 1999年08月05日(木)07時34分37秒
[三枝(1)] → うー……またまたぞわっとしてしまいました。怖いなあ。 1999年08月02日(月)18時17分10秒
[三枝(2)] → 近視眼的な視点だけで見ない方が良いのでは? 1999年08月02日(月)20時51分33秒
[三枝(3)] → 努力が当選率の上昇に寄与する宝くじですよ 1999年08月03日(火)07時43分38秒
[三枝(4)] → いやあ、偉いわ。(マネできんわ^^;;) 1999年08月03日(火)20時47分12秒
[三枝(5)] → 引用は無意味ですね。あなた自身の記憶がそれでもあやふやなのですから。 1999年08月04日(水)09時50分56秒
[三枝(6)] → ごまかしはいけませんよ、小林さん。 1999年08月05日(木)09時21分01秒
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