■2004.6.25(金) 成田→Milano→Bari行き夜行
搭乗寸前のB777成田空港は当たり前のように雨だったりする。てっきりB747だと思ったらB777がいた。この機種に乗るのは初めて。
アルプス上空アムステルダムで乗り継いで、アルプス上空を飛ぶ。エンジンカウルが邪魔な席だった。
フォッカー100Dアムステルダムからの飛行機は、フォッカー100D、だったかな。わりとかわゆい飛行機でミラノに到着。午後8時近いけど明るい。
BARI行き夜行Malpensa空港からMilanoCentrale駅に移動し夜行列車に乗る。二等だけど寝台を奮発。ミラノ駅で当日に切符を買うのは無謀なので、出発前に乗車券寝台券共押さえてある。んだけど、その無謀なことをする輩がたくさんいるらしく、発車時刻をかなり過ぎても乗客がわらわらと列車めがけて走ってくる。約30分の遅れ。

■2004.6.26(土) Bari観光→Dubrovnik行き船
車内で土産調達起きたら、そのへんに置いてある、持って帰ってもよさそうなものを片っ端からお土産にする。とってもいいものも頂いてしまいました。浴衣じゃないよ。
モーニングコーヒー1そんなことをしていると、車掌さんがコーヒーを持ってきてくれるのでセッティング。って、置いただけ。寝台車とは言え、2等は狭い。置く場所はここしかないのだ。この下は洗面器、その下は……
モーニングコーヒー2おいしくいただきました。
Bari到着そんなことしているうちに 朝8:52定刻にBariに到着。
フェリーターミナルとにかく港に行って荷物を預ける。駅から徒歩15分ほど。
調整中1Bari で、Ljubljana → Trieste の切符を買う。つもりで普通の窓口脇にあった自動券売機に行ったら、ちょうどおばさんが調整していた。内蔵PCをリセットするだけ(いいのか、それで?)。切符の方は、窓口3箇所たらいまわしにされたものの、Club Eurostar で買えました。
調整中2ちなみに、OS/2で動いてました。
Bariの公園のお花あとは街の中をうろうろする。ここは、新市街の公園。
飛行機雲@Bari 1目一杯南国してて、快晴。
飛行機雲@Bari 2…だからって、飛行機雲2連発で載せて、なんか意味があるの?
Bari旧市街の土産物屋さらに迷路のごとき旧市街に突入。ここで無謀にも皿を買う。実質初日に荷物増やしてからに…。
Bari旧市街1旧市街の迷路はこんな感じ。晴天だから太陽を参考におおざっぱな方角はわかるんだけど、
Bari旧市街2行きたい方向に道が向き続けていてくれるとは限らない。たいした広さではないけどね。
Bari旧市街3これって、屋外式の神棚なんだと思う。見えないけどマリア様がおまつりされている。
Bari旧市街4ちょっと道がひろくなっていると、八百屋さんがあったり。ものすごくおいしいトマトを頂いちゃったのは別のお店。
Bari夜景このへん、旧市街南東側に飯屋が密集しているのを知らなくて、港で食事しちゃったもんだから、暗くなってから見つけて悔しがった。
Bari港夜景夜10時近いけどまだ明るい。このあと、港で延々と通関待ちさせられるのである。23:59に出港。

■2004.6.27(日) Dubrobnik→Split
アドリア海の朝目覚めるともうクロアチアが眼前に見える。今日も良い天気です。間もなく Dubrovnik に着く。
DubrovnikのカフェDubrovnik。同じ船にさらに乗りつづけるんだけど、ここで入国審査を受けるため一旦下船する。3時間では市内観光には足らないけど、ぼーっとしてるだけってのももったいないのでお茶する。朝ご飯のつもりでサンドイッチを頼んだはずだったのに、出てこなかった。
Dubrovnik港けっこうでかい船なんだけど、車用の乗船口から階段を上って乗船する。ターミナルの通関施設もこぢんまりとしたもの。
船上のテロリストBariから乗った船 MarcoPolo号の甲板にて。日差しはかなり強烈。だけど空気はカラリとしている。
船内の朝飯MalcoPolo号の航路は、Dubrovnik までの夜行と、そこからRijekaまでのまるいちにちとに分断されていて、Rijeka 到着前の朝飯券がもらえる。んだけど、私等は夕方、Split で降りちゃうので朝飯にはありつけないはず。だったんだけど、カフェで食事できなくて空腹だったので、「今食えない?」って身振り手振りで頼んで見たら、食堂でこんなのにありつけました。Milano に降りて以来、一日半ぶりのまともな食事。
バルカン半島バルカン半島中央部を海から眺めるとこんな景色が続く。乾いていてちょっと荒涼とした感じが、空と海の青に映えてます。
Korcula近景MarcoPolo号は、ここKoculaとStari Gradに寄港してSplitに向かう。国際航路だけど伊豆の東海汽船みたいな感じ。
Korcula近景2ここは一度降りて歩き回りたかった。んだけど、あんまり頻繁に船が来る訳でもないし、島だから陸路もないし。スケジュールが組めない…
Kocula遠景ちなみにMarcoPolo号は、気のせいか、なんとなく東側の匂いがする作りの船。運行しているのはクロアチアのJadrolinija社。眼鏡を掛けたスターリンみたいな船内案内窓口のおじさんは、とっても親切でした。
Split遠景夕方、下船地Splitが見えてきた。
HotelParkの部屋からホテルのお部屋から。他に、インターネットで予約できる所が無くて、分不相応な高級ホテルを取っちゃいました。2人朝食付き\15000程。
Split駅1ホテルに荷物を置いて、駅をかすめ、うろうろしに街へ出る。
Split駅2駅になんか止まっていたら、連れがなにを言おうと、撮りに行くのだ。19:37 発Perkovic行きのローカル列車らしい。
Split夕景そろそろ暗くなってきてた町をうろつく。
Split港街の中心から港を望む。泊まっている船はAnconnaとSplitを結ぶ航路の船。この航路だと、イタリアからたった4時間。

■2004.6.28(月) Split→Zagreb→Ljibljana
スズメさん翌朝の朝食をテラスで頂いていたら、お掃除しに来たスズメさん。適度に慣れてました。
代行バスSplitからZagrebまでは列車でほぼ一日。これが今回のお目当てその1…だったんだけど、3/4の区間が線路工事でバス代行になった。
踏切?正直、悔しい。ので、踏切、と言っても線路と道路が交差しているだけだけど、で写真を撮ってみる。
岩山の鉄路続けてバスの車窓から。列車で通りたかったよぉぉ。
戦火で破壊された農家代行バスに乗れたせいで、道沿いの至るところにある、内戦で破壊された農家を見る。途中で通った街の中でも、壁に弾痕を残す建物が多かった。でも、今は、少なくとも沿岸部は危険はない。
Zagreb駅前にてOgulinでやっとバスから解放されるも、たった2時間足らずでZagrebに着いてしまう。Zagreb中央駅は工事中。
Zagreb駅の保存SLZagreb駅の外れに、こんなのが置いてありました。
落書き電車ゲイジュツ的な落書き…なのか? このタイプには乗車せず。
Zagrebの市電市電。乗る間もなく、スロベニアのLjubljanaに向かう。

■2004.6.29(火) Ljubljana→Trieste
Ljubljanaの三本橋Ljubljanaには夜8時過ぎに着いて、翌朝10時に出発。それでも半日で旧市街の1/3ほどを歩き回る。この橋のあたりが町の中心。
Ljubljanaの龍橋龍橋を遠くから望む。町を貫いて流れるのは Ljubljanica 川。町は、こんなサイズがいい。
Ljubljanaの朝市旧市街で6時から開かれている朝市。新鮮な野菜や果物がいっぱい。ここでナマのアセロラと何故か俎板を買う。
Ljubljanaの朝市今回は野菜不足な食事が続いたので、いっぱい買って食べたかったけど、電車の中で生野菜を齧るのは、いくらなんでもなぁ。
Ljubljana駅Ljubljana駅
スロベニアのタバコLjubljana出発前に、残ったSIZをお土産に代える。半日ちょっとしかいなかったので、金銭感覚が全然、身につかない。
Type310スロベニア国鉄ご自慢の特急列車。輸入品だし3両編成だけど…。あと数年、早く来ていれば客車列車だったはず。
Triesteまでの列車Ljubljana発Venezia行きの特急は、Triesteを迂回してしまうので、Monfalconeで乗り継ぎ。というか、ほとんど戻るような感じになる。
Trieste市庁舎Triesteの…市庁舎、だったと思うんだけど…
トラム'Line2'今回のお目当てその2、トリエステのトラム'Line2'。こうして見るとただの古い電車だが、途中で機関車と合体してケーブルカーに変身するのだ。
TriesteのTシャツ漢字入りのTシャツがブームになってるのは知ってたけど…
TriesteのTシャツ2…ここまでくると、笑うしかない。微妙に字もおかしいし…。
トラム廃線跡Central駅とCampoMarzioを結んでいたトラムの廃線跡。路線の構造からすると、貨物やTriesteを通りぬける列車も通っていたんじゃないかと思える。
レストランのおじさん晩飯を頂いたレストランのおじさん。鮭のクリームパスタ、おいしゅうございました。
Campo Marzio駅付近からCampo Marzio駅付近から新旧市街を望む。廃駅を目指して港沿いに延々と歩いたのだけど、着いたら暗くなってた。
Campo Marzio駅跡の廃車体TriesteにはCentrale駅の他にCampo Marzio駅が、かつてはあった。今は廃駅。港沿いにCentrale駅とCampo Marzio駅とを結んでいた路面電車のレールも残っている。多分、昔はこんなのが走っていたのでしょう。…夜の廃駅って怖すぎ。
市庁舎?前広場夕景2ライトアップは、さすがに綺麗。
市庁舎?前広場夕景市庁舎?前は、まっすぐ海に向いている。ハプスブルク帝国の海への玄関口だったことを物語る作り。

■2004.6.30(水) Trieste→Roma
大聖堂のある丘からホテルは新旧市街の境目あたりに取った。旧市街は丘を巻くように迷路を形成し、丘の上にはサン・ジェスト大聖堂が建つ。
ローマっぽい柱列大聖堂脇に建ってた柱。この街は、ローマ以来の歴史が積み重なっている。
大聖堂何故か全体の写真が無い大聖堂の薔薇窓。
アルコーブの壁画大聖堂のアルコーブ、でいいのかな、の装飾壁画。こういう光の使い方っていいなぁ。
守護神大聖堂の表参道、って言うのかな、にいた猫。この貫禄で、生きた狛猫やってます、とでも言いたげ。
TriesteCentrale駅TriesteCentrale駅から駅舎方向を望む。結構な規模の駅だけど、あんまり面白い列車が出入りする訳ではない。
ETR350とETR500左がイタリアご自慢だった振り子特急ETR450「Pendolino」(連れの命名は「お猿の電車」)、右がイタリアの新幹線用ETR500「Eurostar Italia」。VeneziaからRomaまで、右のに乗りました。
ローマのホテルのシャワーローマのホテルは、こんな感じでシャワーが付いてる部屋でした。どうやって使うの?

■2004.7.1(木) Roma→成田
ブルースクリーンRoma Fiumicino 空港の鉄道駅とターミナルとの間にあった発着案内。見慣れた画面とダイアログが…
機内食帰国便の機内食。連れ曰く、この寿司は史上空前の味だそうな。

■2004.7.2(金) →成田着