Title Live

Vol.15
▼'98コンサート・ツアー”SPOON”
中森明菜

'98.6/21 パシフィコ横浜
(観客6,000名)



▼Menu(Total 1h55min.)
1.ユア バースデイ
2.NORMA JEAN
−MC−
▼シングルCouplingメドレー・コーナー
3.ロンリー・ジャーニー[ミ・アモーレ]
 〜MILONGUITA[TANGO NOIR]
 〜鏡の中のJ[セカンド・ラブ]
 〜これからNaturally[十 戒-1984-]
 〜椿姫 ジュリアーナ[SAND BEIGE-砂漠へ-]
 〜清教徒(アーミッシュ)[ジプシー・クィーン]
 〜Blue On Pink[LIAR]
 〜CARIBBEAN[Dear Friend]
 〜Angel Eyes[水に挿した花]
 〜危ないMON AMOUR[Fin]
 〜BILITIS[I MISSED "THE SHOCK"]
 〜小悪魔(ル・プアゾン)[TATTOO]
 〜薔薇一夜[AL-MAUJ]
 〜恋 路[難破船]


4.楽園の女神
5.幻 惑
6.嵐の中で
−MC−
7.今夜 流れ星

−HitSingleIntroMedley(Inst.)−
▼シングルメドレー・コーナー
8.MOONLIGHT SHADOW〜月に吠える夜
9.APPETITE
10.BLONDE
11.DESIRE−情熱−
12.ミ・アモーレ[Meu amor e…]
13.飾りじゃないのよ 涙は
−MC−
14.Dear Friend

−Encore−
15.帰 省〜Never forget〜
 ステージのセットはいたってシンプルで全編通してセットチェンジ無し、ダンサーとかは一切いなくて、バックバンドも淡々と演奏してたから、 それだけに、明菜のだけに賭ける意気込みが感じられた。 でもって、まれて初めての”生”明菜だった分、期待が大きすぎたのかも知れない (一応、オリジナルアルバムと公式ベストアルバムは全部持ってます)。 ま、感想は一番最後にまとめて書くとして(明菜のすることなら何でもOK!のファンの人は読まない方がイイです)、 本編の方はちゃんとレポートさせて頂きます。(^_^;)

 まず、予定の20分落ちの5:20pm、Start!!
 NewアルバムのOpening曲で始まり、2曲目は総立ちの会場の中「NORMA JEAN」。 そして、1回目のMC。軽いあいさつの後、自分の年齢の話から松田聖子の結婚の話題移り、「私が一度も行かないうちに、2度もしちゃってさぁ〜。2度だよ!」(と次の日の新聞に載りましたね)。 続いて「以前小室さんに曲を書いてもらったことから、去年も書いてもらった(シングル「MOONLIGHT SHADOW」のこと)のに、全然売れませんでした」 と”オイオイ”的なMC炸裂。あとは次のコーナーの説明「14曲メドレーって、大変なんだよ」と、衣装の上着を脱ごうとしてうまく脱げなくて会場から「がんばって!」コールの嵐。 で、3曲目が今回の目玉、シングルの”カップリング(いわゆるB面曲)・メドレー”!!! 曲目リストの通りだが、全曲”私が歌える、歌える”。中でも、「これからNaturally」「Angel Eyes」が聴けたのはうれしかったです。 (一緒に行った友達は「恋路」に涙(^^)していました) この企画は、ブラボー!!でした。どっかのアーティストにも、こういう企画は見習ってもらいたものです。(^_^;)
 衣装チェンジを挟み、Newアルバムから唯一のアップテンポ曲「楽園の女神」を含む3曲。 「疲れちゃったから座ってもいい?」とステージで座り込みMC開始。しばらくすると、「あぁ〜、やっと汗が引いた〜」とか言って、 会場からのリクエストでドラマ「冷たい月」のワンシーンを演じてみたりする度に会場からの「がんばって〜!!」コール。 そして、これから歌う最新シングルとその後のヒット・メドレーの説明。 「(時間が)速いねぇ〜。あとヒットメドレーコーナーの7曲で終わりだよ」と、先の構成を本人が言ってどうするんだよぉ〜、バカヤロ (筆者は、展開がわからない方が、ドキドキして楽しめる質なのである)。  で、1曲歌った後、衣装チェンジで明菜が袖にはけ、その間インストで”ヒットシングルのイントロメドレー(←これもヒット!おもしろいと思う)。 そしてシングルメドレーコーナーに突入。メドレー3曲目〜6曲目は昔のビッグヒットシングルで、これまた涙モノ。 本編ラストの「Dear Friend」で幕だったのだが、 袖にはけるとき、すかさず会場に向かって「アンコールしたら出てくるね」と言って引っ込む(←オイオイ、そりゃ何だ?)。

 で、アンコールで「本編を終了したら、まだ1時間40分足らずだった。」・・・そりゃそうだ。最後のヒットメドレーコーナー、ラストまでの7曲全部1ハーフ(1番とサビの繰り返し)しか歌ってないんだもの。 これじゃぁ、ファンはちょっと消化不良だゾ! で、「もう少し何か歌おっか?」と会場にリクエストを求め、 「スローモーション」「セカンド・ラブ」「恋に落ちて〜Fall in love(By 小林明子)」「予 感」 の4曲を会場の手拍子の中、ア・カペラで歌う(←こういうサービスは大歓迎っ!!)。 そして予定されてたラストソング、ドラマ”冷たい月”の主題歌「帰省〜Never Forget〜」。 ってとこで、今回は終了。

 基本的に、昔からのファンのうち、残ってるファンがメインという観客構成でした。


ココから、内容が辛くなります。明菜信者(笑)は、読まない方がイイよ。
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 MCでは、駄々っ子のようなファンに甘える喋り口調で、筆者自身はそういう話し方が大嫌いなんだけど、 ファンの大多数が”明菜の弱い部分を守ってあげたい”的な見方(味方でもいいか)をしていて、明菜本人も弱さを売りにして感があった。 それもずーっと続くとかなり辟易してしまって、だいたいプロの歌手が「疲れた〜 」だの「30越えると大変なの〜(←これはちょっと冗談っぽいが)」(等もっとたくさんあった)とかステージ上で同情かって、 しかもファンから「がんばって!」って言われて「ありがと」を連発してる姿自体、エンターテーメントじゃないんでないかい? (以前、KANのコンサートで、KANがピアノとちったときファンから「ガンバレー」って言われて、 「”ガンバレー”じゃないよ、こっちはプロなんだから」と言ってた姿を思い出しました)
 あと、MCが下手なのは譲るとして、歌だけを売りにしたいなら、(友達は「去年見たときより、今回の方が調子イイ!」と言っていたけど) 去年のステージを見ていない筆者にとっては、正直「こんなものなの?」って感想でした。 つまり、”できるはずの人なのにできてない”というギャップですね。
有名な話で、去年のライブで「ミ・アモーレ」を歌ったとき最終公演以外は全然声がちゃんと出なくて、 「声の調子が悪くてゴメンね」と言い、最終では「あぁ、今日はちゃんと声が出た。よかったねぇ〜」ってコンサートで言うこと自体、プロとしては違うと思うが、どうだろうか?
 ま、今回は、いろいろと辛口でスイマセン。でも、”明菜ならできる”と思ってるからこそ、期待しちゃうんだってことだけはわかって下さい。
 

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