Title Live

Vol.27
▼'99 SEIKO Zepp Tour
松田聖子

'99.10/20、22 Zepp東京
(約2,700名)





▼Menu(Total 2h15min.)
S.E.〜
1.Gone with the rain
2.Believe In Love
−MC−
3.未来の花嫁
4.素敵にOnce Again
5.大切なあなた
−MC−
<洋楽カバー・コーナー>
6.TIME AFTER TIME(シンディー・ローパー)
7.Yesterday Once More(ザ・カーペンターズ)
8.CRAZY FOR YOU(マドンナ)
−MC−
9.哀しみのボート
■10/22 会場リクエスト
 ●眠れない夜<ア・カペラ>
−MC−
〜<メンバー紹介>
10.SWEET MEMORIES
11.あなたのすべてになりたい
−MC−
<リクエスト(?)・コーナー>
■10/20 Live編
 <ア・カペラ>
 ●P・R・E・S・E・N・T
 ●Star ●Sleeping Beauty
 ●ハートをRock
 ●Canary
 <演奏付き>
 ●制服 ●渚のバルコニー
 ●マイアミ午前5時

■10/22 Live編
 <ア・カペラ>
 ●TRUE LOVE
 ●Kimono Beat
 ●夏服のイヴ
 ●林檎酒の日々 ●蛍の草原
 <演奏付き>
 ●マイアミ午前5時
 ●Only My Love
 ●夏の扉(フルコーラス) ●制服
−MC−
12.あなたに逢いたくて〜Missing You〜

−Encore−
−MC−
13.赤いスィートピー
〜BGM:「哀しみのボート」、「葡萄姫」
<Reported on Octorber.22.>
 今年はもう逢えないかもしれないと思っていた突然のLiveツアー。 しかもデビュー20周年記念・前哨戦とも言うべき初のLiveハウス・ツアー。 オール・スタンディングだったため、整理番号順の入場で、 運良く若い番号をGetできたため、ほぼ1列目(と同等:前に女の子がいたけど背が低かったので...(^^;;;)を確保。 後から入ってきた友達ともうまく合流。ドキドキ、ワクワクもので40分間を過ごす。
 そして、定刻を過ぎ、どんどん期待感が高まる中、 予定の約10分落ち、ついにStart!!

 S.E.に乗ってバンド・メンバー登場。 そして1曲目「Gone with the rain」のイントロで松田聖子登場。場内から大歓声が上がる。 このオープニング曲は全く予想外だった。でも、ホンネを言えば、同じアコースティック曲なら もっと意外なのだったらよかったのに(例えば「Sing」とか「Why」とか)、と。 続いて、セルフ・プロデュース初期の作品「Believe In Love」
 で、最初のMCへ。軽いあいさつから、今回のツアーのいきさつ、そして「最終日は特別な感情になる」 (←今思えば、コレがラストへの伏線になるとは本人でさえも予想してなかったであろう)等から、 「一緒に歌って下さいっ!!」と、 アルバム『Candy』(1982.発売)からなんと!!「未来の花嫁」。 初めて生で聴くこの歌に、ただただ呆然………とするわけもなく、一緒に歌いまくる。(^^;;; これが今回の目玉企画第1弾!! 続けて「素敵にOnce Again」(「この曲がよっぽど好きなんだなぁ〜、よく選曲するから…」と思いつつ自分はそれ程好きではなかったりする(^^;;; )、 そして「大切なあなた」。これは、久々だったし、盛り上がるのでこの場合Good!!
 と、2度目のMC−「コンサートともディナーショーとも違うLiveツアーということで…」と 今回の目玉企画第2弾!!本人が青春時代(笑)聴いたという洋楽カバーのコーナーへ。 まずは「TIME AFTER TIME」、 イントロだけで自分も反応してしまった(笑)「Yesterday Once More」、 そしてマドンナの「CRAZY FOR YOU」の3連チャン。 (そういえばNewシングルのカップリング曲「葡萄姫」のアレンジがカーペンターズの「Top of the World」してるのはそう言う意味だったのかな(笑)?)
 そして、来年デビュー20周年の話、ヴォーカリストとして再確認したというNewシングルの話、 で松本隆氏に素晴らしい詞を作ってもらいましたと究極のバラード「哀しみのボート」を発売前に披露。 会場は波打ったようにシンと静まり返り、ホントに聴き入っていた。 サビのファルセットが気持ちに”痛い”歌である。
 ここで、バックバンドのメンバー紹介を挟み、会場から「葡萄姫」のリクエストに応え、歌詞の内容とサワリを披露。 間髪入れず、去年のツアーの全国行脚で有名になったミセス”眠れない夜”(爆)から「眠れない夜」のリクエストが入る。 これはさすがに10/22(ミセスは今回この日だけの登場だったとか)だけのリクエストだったらしい。会場にあおられてサビとイントロ?(♪ちゃらららぁ〜)までを歌う。 その後、本編に戻り、スタンダード曲をと「SWEET MEMORIES」「あなたのすべてになりたい」を。
 そしてそして、今回の最大の目玉企画(第3弾)!!リクエスト・コーナーに突入。 このコーナーばかりは、会場その日その日で変わるので(リクエストなので当たり前か、笑)、何を歌ってくれるかわからない。(^^)  で、出るわ出るわで両日リストにある曲目が歌われたのだが、ポイントは「林檎酒の日々」。 まさかこの歌を歌ってくれるとは(失礼?)。 後は、松田聖子本人がノリノリで「ワンコーラスじゃ足りないよね(笑)?」とバックを困らせつつも フルコーラス歌ったくれた「夏の扉」がよかった。 (だってせっかく作ったA4×2(横長)サイズのリクエストカード「妖しいニュアンス」、ムシ(苦笑)されたんだもん。絶対気づいてたはずなのに、ね。 だからハジケたくなって「夏の扉」を叫んでたのは私です。(^^;;;)
 さて、最後のMC。初めのうちこそ、普通に”来年デビュー20周年に向けて”の話を始めたのだが、 ”20年を振り返ってみて”の話の途中からは感極まったのか、ウルッと来たかと思ったら、 珍しく「×××××」(←おそらく初めてではないかと思う)という心情を吐露。 「でも、ファンの皆さんに支えられてきて…、ホント歌手になって…、歌い続けてきてよかったな、と… 言うと、もう涙が止まらなくなった。会場からはたくさんの声援が飛び交い、そして、もらい泣きするファンも多数いた。 (「私は?」………それは、内緒(^^;;;) 「今回のLiveツアーでは、福岡初日から今日・最終日までに、2万数千人分の応援を頂いて…」 と、少しだけ持ち直し、 「今年は、もう皆さんに会えないかも? 会いたいなぁ〜とずっと思ってきて…、その想いを込めて最後に歌います」「あなたに逢いたくて〜Missing You〜」。 しかし、イントロから涙が止まらなくなり、それに呼応して会場からの大きな声援が湧き起こり、 会場一体となった大合唱と共に歌い続ける。 ホント、この曲は最初から最後まで、ファンとの一体感と不思議なテンションが会場を満たし、 それに浸っているうちに(もちろん、自分も一緒に歌っていたわけだが)、本編終了。

 アンコールは、大合唱の勢いのまま、会場一体となった”SEIKOコール”の中、Tシャツに着替えての登場。 「赤いスィートピー」を歌い上げる。 これまた会場全体での大合唱となる。
 ラスト・ソングが終わるとメンバー全員でステージの前に出て来て、深々とおじぎをし、 「本当にありがとうございました」と何度も何度も言って、ステージを去っていった。 そして、BGMにかかった「哀しみのボート」が終わるまで、 会場にはSEIKOコールが続いていた...。

 来年のデビュー20周年に向けてのLiveツアーということで、 期待しまくった分以上の感動が、胸の奥の深いところにゴッソリ残った。 東京初日とかでは会場にいるファンの方のマナーにかなり難があり、 最終日開演前は”自分が集中してLiveを楽しめるかどうか”を心配していたが、 その日は不思議とマナーがよく、なのにテンションは異常に高いという最高の状態で参加できたことがうれしかった。 また感動という意味においては、今までイロイロなアーティストのLiveを観に行ったが、 その中でもトータル的に最高のデキに入る素晴らしいLive(まさに、生モノ!!)だった。
 ところで、この最終日のLiveはビデオになるとのことなのだが、 同じ様なテンションや感動が伝わるのだろうか?との疑問から出て欲しくないような、 でも観られなかった人に感動を共有してもらいたいからビデオとして出て欲しいような、 とってもアンビバレントな感情があったりする(←身勝手と言わないでぇ〜、(^^;;; )
でも、ま、おそらく発売されるであろうから、ソレを観てからの感想等が、楽しみである。
 

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