Title Live

Vol.31

松田聖子

2000.8/2 横浜アリーナ
(13,000名)




 2年振りのツアー、そして、デビュー20周年記念コンサートっつーことで、 かなりワクワク度が高く、会場へと乗り込みました。(^^) (そういや、横アリって会場も'92以来でないかい?)  ステージ上には、(そう言や)初の大型ビジョン(映像モニター)が3台設置されており、流されるであろう映像をコンサートにどう絡ませるかに期待。 また、今年はゲスト出演があるらしいから、それに合わせて「ピンクのスクーター」(from アルバム『Pineapple』)演ってくれないかなぁ〜(漠然)とか、 「ペーパードライバー」(from アルバム『永遠の少女』)演って欲しいなぁ〜 とか、 アレコレ思いめぐらせつつ、待つこと定刻より10分弱落ちで、長い長い(それも後でわかることだが)LiveがStart。
▼Menu(Total 2h45min.)
1.20th Party
2.感謝しているヨ!
−MC−
3.強い向い風の中で
4.上海ラヴソング
5.Pretty Baby
−BGV−
6.RAIN
−MC−
7.Unseasonable Shore
8.あなたに逢いたくて〜Missing You〜
9.瑠璃色の地球
〜<メンバー紹介>

<Specialゲスト・原田真二コーナー>
10.パイナップル・アイランド
−MC−
タイムトラベル(Vocal 原田真二)
11.夏物語(Duet with 原田真二)

−MC−
<Hitメドレー・コーナー>
12. ■「裸足の季節」〜「青い珊瑚礁」
〜「風は秋色」〜「チェリーブラッサム」
〜「夏の扉」〜「白いパラソル」
〜「渚のバルコニー」〜「秘密の花園」
〜「SWEET MEMORIES」〜「瞳はダイアモンド」
〜「Rock'n Rouge」〜「時間の国のアリス」
〜「ハートのイアリング」〜「天使のウィンク」
〜「赤いスイートピー」
 以上、15曲(20min.)!!

−MC−
13.大切なあなた

−Encore−
14.素敵にOnce Again
15.輝いた季節へ旅立とう

 客電が落ち、大型ビジョンに現れた松田聖子−そして英語で始まる”デビュー20周年を迎えて、ありがとうの感謝の気持ち”、そして、その後日本語でのあいさつへと続く。 と、いきなり爆発音!!!から、1曲目は「20th Party」。 歌(前サビ)に入る直前には、早くも銀テープが”ぶばぁ〜”と会場に舞い飛んだ。(^^)  その年の、シングル曲で始まるツアーって、いつ以来だろう...。 おそらく「Strawberry Time」がオープニングだった'88 ツアー”Super Daimond Revolution”以来じゃないだろうか? 続いて、20周年を記念にファンに向けられた企画ソング「感謝しているヨ!」。 今回のステージ構成としては、ここまでがいわゆる”つかみ”であった。
 そして最初のMC。あいさつの後、マイクをインカムからハンドマイクにチェンジして、「強い向い風の中で」のイントロが流れると、 今回のツアーのスペシャル・ゲスト、原田真二が”ギター+インカム”姿で登場。 そのまま「上海ラヴソング」「Pretty Baby」 と、最新アルバムの中から、原田真二がプロデュースした曲を続けてかます。(^^) なんかLiveだと、妙に「上海ラヴソング」が力強く聴こえるのはなぜだろう(笑)? この歌、矢野顕子作詞のアジアンチックな歌で、今までにないパターンだけに、タイアップとかちゃんと付ければオモシロイのになぁ〜、とシミジミ思う。 んで、その3曲目エンディングでは、ダンサーの激しい踊りと、原田真二のギター・プレイ&ブレイクダンス付きという、曲の最後まで飽きさせないSHOW構成。
 再度、大型ビジョンには、「Gone with the rain」('97年の作品)のプロモ・ビデオ映像が雨音に重ねて流れる中、 しっとりドレスにチェンジした松田聖子登場。そのまま「RAIN」へ。
 そして、2度目のMC−会場からかかる個人的なファンの話かけ(この日は、特に多かったらしい)を上手くかわし、 メンバーの出身地の話(紹介?)。やはり東京近辺出身が多いとのことでした。
 次いで、実はなぜかまだTVで歌われたことのない最新シングル曲「Unseasonable Shore」。 続けて「あなたに逢いたくて」('96年の作品)。 背景の大型ビジョンには、プロモーションビデオがステージ上の歌とほぼシンクロして流れ続ける。 これは、思わずビデオに見入っちゃったりして、慌てて生歌の方を、とできるだけ交互に見るよう気を付けましたね(苦笑)。 そして、「瑠璃色の地球」('86年の作品)。 この構成は、やはり'90年代、'80年代の代表作と呼ばれるバラードを1曲ずつ持ってきたのかな?
 そして、メンバーがモニターに大写しされ、松田聖子の声で、メンバー紹介。 ちなみにそのときのBGMとしての演奏曲は「It's Style '95」で、 途中から松田聖子本人の歌声もサンプリング挿入され、メンバー紹介が完了すると、 今度はモニターに同プロモーションビデオが、コレまた編集されて流される−コレが'95年の作品。(^^)
 続いて、海辺の映像、波の音、そしてイントロが流れ出すと、おぉぉぉぉぉ!!!!!!!! こ、コレは「パイナップル・アイランド」(ちなみに'82年の作品)ぢゃないかぁぁぁぁ!!!! (@@;)/。 コレがゲスト”原田真二コーナー”の始まり(「パイナップル〜」は、原田真二作曲で、本人も英語でセルフカバーしている)。
 そしてMCで、「あらためまして、スペシャル・ゲストの原田真二さんです」と紹介。続いてアルバム『Pineapple』に収録されているもう1曲の原田作品 「ピンクのスクーター」を1コーラスだけ即興で歌い、 高校生の頃スゴイ原田真二ファンだったこと、1stアルバムを近所のレコード店で予約して当日並んで買ったこと、等エピソードを披露。 「何か聴きたいなぁ〜」のリクエストに応え、ピアノで「キャンディ」を1コーラス歌う。 松田聖子の”原田真二の「キャンディ」の歌真似”(爆)を挟み、 「もっと聴きたいなぁ〜」から、持ち歌の「タイムトラベル」を歌い、最後には会場を3パートに分けての、 大コーラス大会に突入。 ところで、このコーナー、かなり時間を割いたので、正直少しダレちゃってましたね。う〜ん、程々って難しいね(苦笑)。
 そして、最新アルバムの最後の1曲−久々のデュエット曲「夏物語」これはなかなかカッコいいね、いやホント。生で聴くと、ゾクゾクしちゃった。(^^)  再びMC−会場からのリクエストの声に応え、 「時間旅行」「櫻の園」を少しずつ即興で歌う。 そして会場からプゥさんのぬいぐるみと一緒にもらった手紙を「今、読んで」の声に応えて読み上げ、 「聖子さんの歌にいつも支えられてます」の内容に、 「自分の方こそ、皆さんに支えられてます。本当にありがとうございます。」という場面も。
 そして、今回の最大の目玉−”20分”ヒットメドレーへ突入。 デビュー曲「裸足の季節」を始め、出るわ出るわのシングルメドレー。その後ろで大写しにされる当時のTBS系”ザ・ベストテン”の映像。 シンクロ加減は少し甘かったけど、どの映像も、今、歌っている歌声に合わせるよう、ガンバって(笑)流してました。 また「天使のウィンク」がなかなかで、 バックにコーラス&ダンサー7名が参加してのパラパラの振り。 今レギュラーで出演中の番組meの影響かなぁ〜。ちゃんと”現在”が入ってるぢゃん、と。(^^)  メドレーの〆は、やっぱり「赤いスイートピー」('82年の作品)
 最後のMCでは、「20年分のありがとうを込めて、この歌を送ります。一緒に歌って下さい。」「大切なあなた」('93年の作品)で、 アリーナ大合唱となり、本編終了。

 アンコールの拍手中、モニターが会場の観客を写していたのだが、はちまき(”20th SEIKO”とか?)を締めたファンが次々といっぱい写る写る(ま、写す方も狙ったんだろうけど笑)。 そして”SEIKO”コールの中、まさに”ア・イ・ド・ル”ってな感じのドレスで再登場して、 「素敵にOnce Again」。 この歌の最後の方でハプニング発生。最後のサビの繰り返しのところで、 ♪希望と夢に満ちてたぁ〜(通常の倍、伸ばす) Going Back・・・・・・ と歌詞を忘れたのではなく、歌う部分であることを忘れてたって感じで、ハッと気づき、 「テヘッ」ってな感じで頭に手を当て苦笑いひとつ(←コレが、めっちゃカワイかったんよぉ〜)。 ナニゲに続きを歌ってこなした、けど、見てましたよぉ〜。(^^) 横浜アリーナ、最高(笑)。  「大きな声で歌って下さい」「輝いた季節へ旅立とう」ホントはパターンを崩してでも「Only My Love」か再び「20th Party」で 〆て頂きたかったのですが、この曲も20年を語るには欠かせない曲のひとつではあることも事実。う〜む(苦笑)。 最後に、無数のイロトリドリの風船が天井から振ってくる中、本人はステージ上を駆け回り、各所で深々とお辞儀をして周り、「バイバ〜イ」で本当に終了。


 終わってみれば、発売されたシングル49曲のうち、22曲を披露するという今回のコンサートは、 やっぱザ・20周年記念って構成だったんだなぁと、シミジミ思った。 あと初の大型ビジョンの導入は、スゴクうまくいっていたと思う。座席が近くない人にもアーティストの表情がちゃんと見られるというのはうれしいですね、やっぱり。 あ、実ステージに対するプロモビデオの絡ませ方もかなりGOODでしたよ。(^^)  まぁ、ここ数年のツアーの選曲は結構偏りがあって、それと比較すると 「もう少し、聴いたことない曲、もしくはLiveでは珍しい曲ってのを演って欲しいなぁ〜」と思ってしまったりもするのだが、 今回は特に”20周年”というキーワードで「よし」と解釈しておこう。 でも、他アーティストLiveでの”驚き”の例をあげれば、「カップリング(B面)曲メドレー」とか 「Liveラストに、その日演奏した歌全部のメドレー」(←コレは、マジでスゴイっす!!)とか、まだまだやってない演出はイロイロと可能ですよね?(^^) 
 ですんで(笑)、来年のツアーは、ぜひっ!!今年とは違った驚きをたっくさん取り入れた選曲構成を望みます。 >聖子さん (^^)
 

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