Title Live

Vol.32

第1回 鎮守の森チャリティ・コンサート
原田真二
[Special Guest:松田聖子]

2000.8/26 明治神宮・宝物神殿前広場
(2,000名)




 久々の、野外コンサートですよ、 しかも、ブロック指定の席が結構ステージに近い!!(^^)
 ウダウダ話してるうちに、(開演の30分ほど前)前座のア・カペラグループ”チュチュチュ・ファミリー”が登場。 女の子2人を含む5人編成だったのだが、このグループなんと!ドラムとベースをも声で表現してしまうという一風変わったア・カペラを披露。 特に、ドラム担当の兄ちゃんの声は、最初、”ホンマもんのドンカマ(=リズムBOX)を鳴らして歌真似してるんちゃうか?” と思わせるくらい、ウマかった。…といか、その人がスゴ過ぎて、他の4人を見てなかった(オイオイ、苦笑)。
 3曲披露後、終了。その後、「会場入りしていない観客がまだ結構いるので、開始を少し遅らせます」との説明。 っつーか、失礼なのは、観客の礼儀だと思うが、しばしガマンガマン。 待つこと定刻より15分くらいしたとき、なんと!最前列に白いドレスを着た松田聖子、登場!!(@@;)/ そして、自分らと同じく、簡易エアークッションをお尻に敷いて、コンサートの開始の合図を待つ。
▼Menu(Total 2h30min.)
−MC−
1.キャンディー
−MC−
2.Make it a Paradise
−MC−
3.Every Night
−MC−
4.<新曲>Glistening Forest
−MC−
和琴Instrumental
5.愛してかんからりん
−MC−
6.タイムトラベル

<Specialゲスト・松田聖子コーナー>
7.ピンクのスクーター
−MC−
8.ひとしずくの涙
−MC−
9.チャペルの小径
−MC−
10.上海ラヴソング
−MC−
11.夏物語(Duet with 原田真二)

12.地球はこんなにやさしいハート
 〜<メンバー・ソロ>
13.雨のハイウェイ
14.Wake Up
−MC−
15.強い向い風の中で
  (with 松田聖子)

−Encore−
−MC−
16.下柚木の丘はいつだって
17.OUR SONG
18.てぃーんず・ぶるーす
  (with 松田聖子)

−W・Encore−
19.Breathe

 蝉時雨とかがり火が焚かれる中、オーバーオールにて原田真二登場。 最初にこのチャリティー・コンサートの趣旨について触れ、 「森とかをそういった自然を作って(守って?)いくには、 やっぱり人間の心が優しくなくちゃいけない。音楽がそのキッカケになればイイし、 音楽には絶対、何かを変えていくチカラがある。」とマジメな話の後、 「まぁ今日は、ビールとかを飲みながらゆったりと聴いて...... え?会場内はダメなの(驚)?...(失笑)...そういうことは早く教えておいてくれなくちゃ(爆)。」 「実は、本日はスペシャル・ゲストがあります。誰かはまだわかりませんが(笑)...」(←オイオイ☆)、 「とりあえず、最初は誰もが分かってくれる歌を...」と アコースティック・ギターを弾き始め、「キャンディー」を歌う。 続いて、2曲目はバンドメンバーも加わり、ファンキーなナンバー「Make it a Paradise」を。
 次いで登場したのは、クライシス時代の盟友・豊田氏のバイオリンとギターのみで、バラード「Every Night」を歌い上げる。 そしてまたパーカッションとベースを入れて、この日のために作ったという新曲・「Glistening Forest」。 日も落ち、虫の音の響きと共に、だんだんと雰囲気を”夜”へと引き込んでいく。
 次に、和琴奏者の榊記さんを紹介すると共に、琴のみで1曲奏でてもらい、 音が一瞬途切れたと思ったら、「愛してかんからりん」のイントロへと続いた。 この連続技は、琴が出てきたときから、何となく予想はついてたけど(笑)。 なんとなく”この琴の音で「上海ラヴソング」が聴きたいなぁ〜(^^)”とかシミジミと思った。  そしてMCを挟み、お約束(?)の「タイムトラベル」。 歌の最後の部分では、会場を3パートに仕切っての♪時間旅行のツアーはいかが? の大合唱が響き渡り、夜空へと吸い込まれていった。
 そして一段落...かと思いきや、♪Hello good day, sunshine〜 のコーラスが始まると、少しのざわめきの後、 原田真二が「本日のスペシャル・ゲスト、松田聖子ちゃんですっ!!!」と振り、 最前列から立ち上がった本人が階段を上ってステージに立つと、会場は大歓声に包まれた。(^^) (ちなみに、最初のイントロ部分では、本人も出ていくタイミングにとまどうように中腰になって、立ってよいものかどうか迷ってたような動きがありました(笑)。 ま、それくらいラフな打ち合わせっだったんだろうな、ってかえってほのぼのと、でもちゃんと見てたんだけど(爆)。)
 まず1曲目は、なんと!!18年前に原田真二が作曲して提供した「ピンクのスクーター」。 そして改めて紹介、あいさつ、今回ゲスト出演についての感想の後、「今ちょうど全国ツアーの最中なんですが、ツアーでは歌ってないこの曲を...」「ひとしずくの涙」。最新アルバムに収録されている曲なのだが、 歌い終えたときの感想は、「実は、初めて(この曲を)人前で歌ったので緊張しました」とか(笑)。
 続いて、これまたシングルのカップリング曲で、ツアー・メニューにない「チャペルの小径」を。 さすがにゲストということもあって、今日は原田真二プロデュース(もしくは作)曲構成となってるなぁ(シミジミ)。 そして原田真二の「シングルも行っておきますか。(^^)」との合図で、 先ほどの和琴の榊記女史再登場で、「(イントロから)全部生演奏の「上海ラヴソング」です。これは貴重ですよ。(^^)」「上海ラヴソング」通常イントロ部分とかは特に打ち込み音なだけに、今回それが全部琴の音色になるという、不思議なんだけど、心地よくて聞き入ってしまいました。
 そしてゲストとして最後の曲「夏物語」をデュエットして〆となった。 で、その後なのだが、通常歌い終わると歌い手はステージ脇にはけるものなのだが、そこは松田聖子、 「これから先は、終演まで一ファンとして、楽しませてもらいますから。(^^)」と言うと、 再びステージ正面の階段から降りて、元の客席最前列に戻ったのだ。 さすがの原田真二も驚きの表情だった(笑)。(@@;)/ 
 さて、ここからは怒濤の”原田真二タイム”ってなわけで、「地球はこんなにやさしいハート」を披露。 エンディングから絡めて、メンバー紹介&ソロを存分に披露後、ピアノの8ビートで連打するイントロ−「雨のハイウェイ」だぁ!! 「ひょぉ〜、懐かしいぃ〜!!」と思いながら、一緒になって歌う歌う。 そして間髪入れず、英語のア・カペラから始まった「Wake Up」で、会場の原田真二ファンは更にヒートUP!!なかなか気持ちイイ。(^^)
 「では、最後にこの曲で締めたいと思います。この曲は、やっぱりこの人にも歌ってもらわないとね。」と 会場の松田聖子を再度ステージに上げ、「強い向い風の中で」を熱唱。 ちなみに、この日は、松田聖子がコーラス・パートを務めるというスペシャルVersionを聞かせてくれた。やるぢゃん。(^^) と、本編終了。

 アンコールの拍手中、再度”バンド+バイオリン+和琴”構成で登場。 歌に入る前に、「ちょっと1曲歌わせて下さい」と ピアノのみで「下柚木の丘はいつだって」を1コーラス歌う。 これは、数年前に作った八王子にある小学校の校歌だとか。 そして、アンコール曲として披露したバラードは、「OUR SONG」だった。 「もう1曲だけ、この曲を歌わせて下さい。」と、再度松田聖子をステージに呼び、 「てぃーんず・ぶるーす」を一緒になって歌う。 会場の方でも、一緒になって歌う、歌う、歌う。(^^) う〜ん、めっちゃ楽しい。そして終了?

 それでも鳴り止まないの拍手につられ、ついにW・アンコール。 最後はどっしりと重いバラード「Breathe」を、ピアノのみで歌って〆。 以上、2時間半の”真夏の夜の夢”でした。(^^)


 今回は、原田真二のメインアクトに、松田聖子がゲストで出るという特殊な構成で、 歌にしろ、組み合わせにしろ、なかなか通常では見られない部分が多く、それだけでも大満足でした。 全て原田真二作の作品だけで構成したのも、なかなか面白かったし、ね。 ちなみに、松田聖子はこれがチャリティという名の付くコンサートは初めてだそうだ (今までもオファーはあったが、その趣旨がちゃんと納得できるようなハッキリしたものがなかっただけだとか。 確かに、世の中には、目的があやふやな名ばかりの”チャリティー”って多い気がするよな、うん)。
 ま、これからも、機会があれば、アーティスト同士の交流って意味でも、 ジョイント・コンサートとか、期待したいですね。>聖子さん (^^)
 

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