Title Live

Vol.39
▼2001ツアー”LOVE & EMOTION”
松田聖子
2001.8/3 日本武道館
(10,000名)




▼Menu(Total 2h15min.)
Opening〜
1.The Sound of Fire 2001
2.Love & Emotion
3.How To Take A Chance〜恋のかけひき〜
4.Woman
S.E.〜
5.This is the place
−MC−
6.あなたしか見えない
−MC−
7.I Miss You(Duet with 原田真二)
−MC−
8.夏物語(Duet with 原田真二)
−MC−
9.小麦色のマーメイド
10.瞳はダイアモンド
11.赤いスイートピー
12.Ave Maria2001
 〜メンバー紹介
雨のハイウェイ(Vocal 原田真二)
S.E.〜
13.Rock'n Rouge
14.Eighteen
15.天国のキッス
16.時間の国のアリス
17.渚のバルコニー
18.チャペルの小径
19.素敵にOnce Again
−MC−
<リクエスト(?)・コーナー>
■10/20 Live編
 <ア・カペラ>
 ●「アイスの実」CMソング
 ●制 服 ●風立ちぬ
 ●青い珊瑚礁 ●ガラスの林檎
 ●小さなラブソング
 ●密林少女(ジャングル・ガール) 
 <演奏付き>
 ●パイナップル・アイランド
 ●ピンクのスクーター
20.輝いた季節へ旅立とう

−Encore−
21.夏の扉
−MC−
22.20th Party
 実は、ツアー初めの6/27にも同所に観に行っていたのだが、 今回は、全国ツアー・ラストのレポの方にしたいと思う。 ちなみに席はアリーナでなく、1階席であった(1回目はアリーナど真ん中だったんだけど、ね)。 ま、全体を把握できる(上から見下ろせる)場所もたまには良いかな? ってわけで、開演時間より待つこと15分、客電が不意に落ちる(=スタート)。
 宇宙のイメージ映像が、ステージ・スクリーンに左右から交差して映し出される。 どうやらステージはSTAR SHIPということらしい。 男性ダンサー2名がポッピング(通称・ロボットダンス?)で、 指をさすとその方向にレーザー光線のポイントが現れ、 そしてキャプテン(船長やね)を呼ぶ段階で、どこからともなく♪Fly High〜 の声のサンプリングが。
 ステージ上段がせり上がり、イントロと共に松田聖子登場!!!! 前振り通り(笑)1曲目はもちろん「The Sound of Fire 2001」。 2コーラスの直前には、ステージ上で火柱があがる。おぉ! (@@; (しかも、今日、ステージのテンションがものすごく高いなぁ〜!!)
 そして、ハンド・マイクからインカムにチェンジして、「OK!今日はLast!! みんな、最後までよろしくっ!!!」と 今回のツアー・タイトル曲「LOVE & EMOTION」。 続けて「How To Take A Chance〜恋のかけひき〜」
 再びハンド・マイクにチェンジ。「みんな、一緒に歌ってっ!!!」「Woman」この曲、久々の”松田聖子らしい?”前向き女性ソングだから(笑)なのか、 今回のアルバムでなかなか評判がよかったりする(評価的には1998年の「Forever」に近いモノがあったりすると個人的に思っている)。
 暗転し、ステージ・スクリーンに天使が登場、魔法で種を蒔き、芽が出て…と、 やがて森林のイメージ映像に変わり、虫の音と共に、アコギ(=アコースティック・ギター)のイントロから 「This is the place」。 ギターをかけての登場だが、どうやら本当に弾いているらしい?!
 そしてMC−あいさつの後、ツアー最終日であること、最終日を迎えての気持ち、 「一緒になって、盛り上がって頂きたいと思います!!」と、 Newシングルのバラード「あなたしか見えない」をイスに座って歌う。
 再びMC−本日ビデオ収録(秋頃発売らしい)をして行っていること、今回のアルバムの話、 次の『LOVE & EMOTION Vol.2』の話、プロデューサ・原田真二の紹介、 そしてデュエットSongの「I Miss You」へ。 ピアノ1本で、コレがなかなか。 ツアーで全国回ってきたからなのか、初回の頃の”キレイにハモって”るだけでなく、 バッチリ”合って”いたのだ。つまり、オン・リズムで無い箇所までも息が合っていて、この日のソレはまさに鳥肌モンだった。
 で、もう1曲デュエットを、昨年のアルバムから、「夏物語」
 そして、メンバーの紹介がてら、各メンバーに”最終日に当たっての気持ち&今ツアーの感想”などを一言ずつ、 続いて、今回の目玉のひとつ、アコースティック・リアレンジした曲を3曲− ピアノとパーカッションがメインのバラードとなった「小麦色のマーメイド」、 バラード調から一転エンディングでボサ・ノバ風へとテンポ・アップする「瞳はダイアモンド」、 王道の「赤いスイートピー」。 ちなみに、狙っていたかどうかはわからないが、以上3曲は全て呉田軽穂(=松任谷由実)の作曲した楽曲である。 個人的には「瞳はダイアモンド」のデキがすごく合っていてよかった。 今回、リアレンジされた歌を聴いて、現在の松田聖子の声/現在のアレンジでセルフカバー・アルバムを聞いてみたいな、と思わされた。(^^)
 間髪入れずに、白のロングドレスをまとい、教会のステンドグラスを演出したライティングの中、 階段を駆け上がり、「Ave Maria2001」個人的に今回、一番気に入ってる箇所である。 特に”階段を駆け上がるところ”と、”上段部でシルエットを演出するような状態で歌っている姿”が、お気に入りである。 途中ダンサーの見せ場を挟み、歌が終わると、衣装替えの間、メンバー紹介へ。 そして最後に原田真二の曲−「雨のハイウェイ」
 SEを挟み、イントロが始まると、ダンサー・小峰氏の運転するアメ車にのって再登場!! 衣装はなんと!!60年代ファッション(=「キッスは目にして」のVocalの人みたい、って書くと年齢がバレるか?!(^^;;;)で、 「Rock'n Rouge」…だから、アメ車だったわけやね。(^^)
 で、続いてはなんと!!!!!「Eighteen」(@@; 。 なんてったって18歳のときの楽曲で、もう2度と聞けることはないと思っていただけに、 その衝撃は凄まじい…とともに、堂々と♪私はEightee〜n と歌ってのけるのかどうかに興味津々だった(笑)。 そうしたら一番最後の繰り返しでちゃんと♪ホントはThirty-ni〜ne と歌ってたのが、かえってオカシかった。 やっぱ”言い切るには”本人も恥ずかしかったんだねぃ(苦笑)。ちなみにこの楽曲聞きたさに全国を回ってしまった輩がいるのを、私は知っている(爆)。
 この後、「天国のキッス」「時間の国のアリス」「渚のバルコニー」、 と驚きのない選曲のメドレーで気を抜いていたら、聞き慣れないイントロが!!!! 今回3度目の予想できなかった驚きの楽曲「チャペルの小径」である。 昨年のシングル「上海ラブソング」のしかもカップリングの楽曲である。(@@;  後日談で笑えたのは、各所のファンサイト掲示板で「(聖子歴21年ですが←ホントか?)あの楽曲がわかりません」という人が結構いたということ。 「オイオイ☆、それくらい知ってないと”聖子歴21年”は語っちゃイケナイなぁ(ニヤリ)」。
 そして、メドレー最後は「素敵にOnce Again」正直、「この曲、今年もですか?」だった(実はちょっと冷めた)。
 最後のMC−連絡事項として、冬のアルバムの予定、Liveビデオの予定、 年末公開予定の東映系映画収録の話(セリフは一言、あとはセリフの変わりに全て歌で表現するという、かなり興味深いお話)、 娘SAYAKAのグリコCMの話、そこから会場からのリクエストで、松田聖子が「アイスの実」CMソングを歌う(しかもバックの演奏付←最終の日本武道館公演2日間だけらしい)。 歌い終わるとすかさず会場からアンコールの声がかかり、結局再び歌い、しかも間髪入れず3回目も歌い切る。 「今まで21年間、たくさん歌ってきましたけど、歌った後、すぐアンコールと言われたのは”アイスの実”が初めてです(苦笑)。 それはみなさん、喜んでいいことですよね?」とちゃっかり笑いをとる。
 その後、会場からの声で急遽リクエスト・コーナーとなり、 ア・カペラで「制服」、「風立ちぬ」、「青い珊瑚礁」の各サワリを、 「ガラスの林檎」1コーラスを歌い、 「小さなラブソング」「密林少女(ジャングル・ガール)」にも少々困惑気味に、でもちゃんと応える(プロやなぁ)。 それでも会場は納まらず、「ねぇ、みんなせめてキーボードの佐藤さんが演奏できる曲にしようよぉ(苦笑)」とのことから、 リクエストが「パイナップル・アイランド」に決定。 ところが、原田氏のピアノのKeyが違っていて(=低かった)、 「今、ちょっと不完全燃焼だったんだけど…原田さ〜ん、Key違ってたよぉ。 ねぇ、せっかく最終日なんだから私を気持ちよく終わらせて下さいよぉ(笑)」とKeyを合わせて、もう1度歌い上げる。(^^) そしてさらに最後の最後ということでリクエストに応えて「ピンクのスクーター」
 リクエスト・コーナーを無事(?)終了し、 21年間応援してくてるファンに向かってのあいさつ、感謝、そして 「最後に私と一緒に歌ってくれますか?元気よくお別れしたいと思います。」 と、「輝いた季節に旅立とう」うぅ、さっきもそうだったが、「またまたこの曲も、ですか?」だった。(T_T) そりゃぁ、もちろん一緒に歌うけどさぁ、う〜むぅ。 で、複雑な気持ちのまま、本編終了。

 アンコールの拍手とSEIKOコールの中、イントロが始まると、 「夏の扉」。 さっきまでの気持ちを棚上げして(苦笑)、一緒に♪フレッシュ×3、夏の扉を開けて〜 としまくる(オイオイ☆調子がエエなぁ>自分)。
 そして、「みんな楽しんでる〜?!それじゃ、最後に…」と、 「20th Party」。 イントロから歌い出しにはいるところで、イロトリドリの銀テープが噴射!!!! 会場のアリーナ席は、そのテープを各々掴み、振り上げる状態になる。 2番に入ると、ステージのセリからは、 千秋楽のスタッフのお楽しみ(おふざけ?)・ペンギンの着ぐるみ君が登場。 他、サイドからもスタッフがステージ上にあふれ出し、最後のパーティーを盛り上げる。 そして、もちろん主役の松田聖子は歌い終わると、「みんな〜、ありがとう〜!!!!!」と叫び、 エンディングでは、ステージを左右に中央にあいさつし、 「それじゃみなさん〜、バイバイ〜!!」と残して、ついに終了。


 今回、レポの順が逆になってしまったのだが、実は、 浜崎あゆみのステージ・コンセプトと松田聖子の今年のソレとは非常に酷似しているポイントが多い。
 ●(Openingの)宇宙のイメージ、
 ●ネイチャー(自然)志向の映像フューチャリング、
 ●教会(ステンドグラス)の映像フューチャリング[共に"MARIA"つながり]、
 ●60年代ファッション、アメ車(アメリカンバイク)つながり
 ●金色スパンコールの衣装、ピンクの衣装、
とどめは(笑)、
 ●(グッズの)迷彩柄のTシャツ。
 曲構成、内容は(当然だが)まったく異なっており、 ソレでいて、お互い、”現在(or今年?)”の流行を取り入れたり、もしくはトレンド・リーダーと言う意味において、 共通項が多いと言う点が、非常に興味深い。…(現在、女性アイドルのトップと言われる浜崎と同じ感覚を取り入れているというコトでも)ちょいうれしい気もする。(^^;;; ホント、今年は街中に迷彩柄があふれている(気付いてなかった方、観察してみよう!!笑)。
 話が逸れてしまったが、ともかく、最終日だったことと相まって終わってみれば「大満足」の感想となってしまった。 それはもちろん、自分の予想できない楽曲が3曲も聞けたこともあるが、 ツアー・ラストのせいなのかもしれない。きっと”何かが違う”んですな。 その”何か”は、もしかしたら、その時その会場に存在した人にしか伝わらない”エネルギー”なのかもしれないのだが。
 当然、来年のツアーでは、また全く違う企画であり、コンセプトであることを期待しつつ、 これをまた(予想以上に)裏切ってもらえたら、と思いつつ、今年のLiveレポをしめたいと思う。(^^)
 

Toppage Back to "LOVE LiVE LifE"