Title Live

Vol.55
▼Tour 2004 Sunshine
松田聖子
2004.6/13 さいたまスーパーアリーナ
(10,000名)



▼Menu(Total 2h20min.)
Opening〜
1.You are the sunshine
2.It's my new day
3.素敵な明日
4.素敵にOnce Again
5.大切なあなた
−衣装替え−
6.蛍の草原
−MC−
7.逢いたい
8.あなたに逢いたくて〜Missing You〜
9.SWEET MEMORIES
10.赤いスイートピー
11.Sound of rain
−衣装替え−
12.Smile on me
−MC−
【Newアルバム『Sunshine』ダイジェスト】
13.風色のKiss
14.Flower season
15.伝説の渚
16.さよならYesterday
17.Call me
 〜メンバーー紹介
−衣装替え−

18.P・R・E・S・E・N・T
−MC−
19.渚のバルコニー
20.風は秋色
21.チェリーブラッサム
22.天使のウィンク
23.輝いた季節へ旅立とう
24.夏の扉

−Encore−
25.SQUALL
26.20th Party
 ライブレポ自体が2年ほど止まっておりました。楽しみにしていてくださった一部のマニアックな方々には大変ご迷惑をおかけいたしました。ココロよりお詫び申し上げることもなく、感無量になることもなく、勝手に復活させていただきます。

 復活第1弾として、先日2年半ぶりのオリジナルアルバムをリリースした松田聖子の、2004年ツアー初日を選ばせて頂く(というか、側近で言ったのがコレだったので)。毎年行ってはいるのだが、今年はアルバムが出て、チャート的にも動きのいい中(ちなみに今回のアルバム『Sunshine』で、女性アーティスト・アルバムチャートベスト10入り作品39作、で第1位という記録を打ち立てました)、昨年の「林檎酒の日々」のようなステキな選曲をOnceAgainと期待して行ったのは、言うまでもない(笑)。
ちなみに関係ないことだが、ツアー初日の前日、筆者は、娘SAYAKAの方のミュージカル「INTO THE WOODS」(宮本亜門演出)を観にいってきてたりする(←このレポには無意味な一文☆)。
…ってなわけで?、15分落ちにて、開演。

 レーザー光線でツアータイトル表示はOpeningのお約束ってことで、Newアルバム1曲目のイントロが流れると、ステージがライトアップされ、会場は一気に歓声の渦に。ステージ中央に太陽のオブジェ。ま、コレは今回のテーマってことで。(^^;;;
2曲目もアルバムの収録順どおりで、「It's my new day」。で、次もアルバムから来ると思いきや流れたイントロは、「素敵な明日」。そして「みんな、元気ぃ〜!!」の第1声。おぉ(驚)?3曲目にして裏切ってくれるのか?それともアルバムタイトルに引っ掛けて”太陽”、”輝く”シリーズでその手の曲を固めたパターンで来るつもりなのか?ということは次は「輝いた季節へ旅立とう」かな…とか考えてた(笑)。続けて「みんなも一緒に大きな声で歌ってね」と「素敵にOnce Again」(←この曲〆で来られると大○○なのに、4曲目に来て意外さが強かったため、今回は問題なくスルー、苦笑)、そして「大切なあなた」へ。2コーラス終えたところで、衣装替えのため引っ込むが、ステージ上ではそのまま「大切なあなた」のバトンをギターの原田真二が受け、うまくつないでいったのはなかなかGOOD FOR ME(笑)。
 で、次なるイントロが流れた瞬間(といってもフェードインだったので、人によって”その曲”だと認識するのに時間差があるのが見ていておもしろかった)ゾクゾクっとした。「蛍の草原」だよ。(@@;) 1986年のアルバムだよ。S○Kさん、泣いて喜んでるだろうなぁ〜。…昨年のファン投票によるベストアルバム『Another side of Seiko 27』の投票結果が反映されるよ(泣)。と、思いつつあることに気づく。「蛍の草原」って、コンサートとかディナショーで、歌ったことあったっけ?(TVで「ミュージックフェア」とかでスタレビと共演で歌ったことはありますが)あれ?>詳細分かる方、いつかこっそり教えてください。m(_ _)m 関係ないですけど、後ろのオバサングループ、バラードで歌い上げてるのにしゃべってうるさかったので1番途中で「静かにしてください」と注意して黙ってもらいました。っつーか、最低限のマナーだろ、オバちゃん。(-_-#)
 歌い終えて、今日初のMC−「みなさんこんにちは。」から一通りのあいさつのあと、最新シングル「逢いたい」の話へ。「発売前からCMでたくさんかかっていたので、全部は知らなくてもこの部分はみなさんも耳に残ってるはず」と突然、”私達はライオンズマンション ♪逢いたい〜〜”と歌い出し、会場大うけ。でもって、調子に乗って2連発(笑)。そしてシットリとバラード・コーナーへ。「逢いたい」、続けて(聞くとは思わなかったけど、苦笑)「あなたに逢いたくて〜Missing You〜」、「SWEET MEMORIES」、「赤いスイートピー」。そしてNewアルバムから「Sound of rain」。実はこの曲、結構楽しみにしてた。(^^)以前、2001のライヴで演った「Ave Maria 2001」のような位置付けで、ライヴで演るには異色な場所に入れてくるだろうなぁ、と(←絶対に演ると決めつけてました☆)。琴の音色、和テイストがなかなかオモシロイ感じで、ね。曲のアウトロの最後の部分で、原田真二が階段を上っていったので、もしかしてセット上部にピアノがあって「Call Me」か?と思ったのだが、16ビートのイントロが流れ出し、歌い出したので、「あぁ、原真コーナー(=衣装替えの間、原田真二が持ち歌を1曲披露)なのか?う〜む。」とタカをくくっていたら、松田聖子が登場。一緒に歌い出す。「一緒に原田さんお歌を歌うんだ」(←とまだタカをくくっていた☆)でサビに入り、♪Smile on me〜の箇所で、ようやく7/7発売の企画シングル「Smile on me」だということに(多分会場中が)気づいた。だってサビでワァ〜ッと歓声が上がり、アリーナ席とか一斉にスタンディングしたんだもん(爆)。
 そして2度目のMCへ−「7/7シングルで本当はSEIKO&CrazyT名義なんですけど、今日は原田バージョンで送りしました。」「久しぶりのアルバム、聴いてくれました?」「まだの方にもどんなアルバムか楽しんでもらうために、ダイジェスト版を用意しました」 と、「風色のKiss」に入ったはずがイントロのハミングからいきなり1番途中の歌詞へ。一瞬「あっ、やった」と思う一部オーディエンスと、そこでやり直しを素直に申告するアーティスト(笑)の素敵な関係。「アルバムではイントロが2回しだったので間違えた」→「このまま歌ってもバレないかな?と思ったんですけど、歌いだした瞬間に会場がざわめいた」→「やっぱり正直に申告した方がよいかな、と思いまして」等々のち「では、今あったことはなかったということにして、初めて聴くつもりで聴いて下さい(笑)」と再度「風色のKiss」へ。今度は間違えずにそのまま数曲続けて「さよならYesterday」、「Call me」まで歌う。で、メンバー紹介がてら、衣装替えへ。
 で、ベースの8に刻むイントロが流れ出し、「あ!これはひょっとしてあの曲では(ワクワク)?」で待つこと、気球に乗って降りてくるという設定でブリブリ(笑)の赤い衣装で登場!期待通りの「P・RESENT」だぁ。(^o^) とココまでの選曲は、合格点(この先は総評にて)。
 最後のMCでは、ディナーショーのお知らせ(いきなり冬?まだ秋のスケジュールが空いてると思うんだけど、25周年前記念ってことで、スペシャル・ツアーがあるとか、映画出演とかあるんでないのかなぁ?っつーか、まだ情報解禁できないのかも?と勝手に勘ぐってみる)、娘・SAYAKAのミュージカルの話、そして来年は25周年なんで今年のツアーがコンパクトだった分、来年は…みたいなことをにおわしてたような気が…。
 で、怒涛のヒットメドレーということで、「渚のバルコニー」から始まって「天使のウィンク」では右手で♪ウィンクウィンクして、「輝いた季節へ旅立とう」では拳を振り上げて、トリの「夏の扉」ではヤッパリ♪フレッシュ×3やってしまうのであった。そして、本編終了。


 アンコールの”SEIKO、チャッチャッチャッ”とコールと手拍子の中、1stアルバムのタイトル曲「SQUALL」で登場。間髪入れずに「20th Party」。ここで良かった(苦笑)のは、2番歌い出しを間違えたこと。予定調和で、ちょいとササクレ立ってた筆者の心に、おぉ!と驚きとワクワクを引き戻してくれました。(^^;;; 会場一体となって歌い踊りまくり切ると、m(_ _)m どうもありがとう〜!!!バイバ〜イ!!!!」と、最後の演奏が流れる中、ツアー初日は2時間20分で終了。


 総合的には、初めて観に来る人にはスッゲー楽しめる構成のライヴだったな、と。自分の場合、やはり「P・RESENT」で、それ以降驚きのない選曲(「またこの曲ですかぁ」)だったので、テンションが最後まで持続できなかった、というのが正直な感想。まぁ、長くいるファンとそうでもないファンの両方を満足させる構成とはなかなか難しいらしい。キャリアが長くなればなるほど(聞いた話によると、B'zしかり、中島みゆきしかり/数少ないと素直に感動できるそうな)。
でもやっぱ期待しちゃうんだよね。それがなくなったら、見に行かないと思うもん、自分は(…と書いてしまうから某○○女子から、「HIDEさんは期待しすぎ」と言われるんだけど、ね、苦笑)。

 オマケデータであるが、今回のアルバム『Sunshine』がオリコン6位にチャートインしたことで、女性アーティストのアルバムベスト10入り39作品で第1位という記録を立てたそうだ(ユーミンも同じらしいいが)。で、総合では41作品の矢沢A吉さんがTopだとか。それくらいキャリアに見合った作品を今後も届け続けて欲しいとまたしても期待していまうのであった。

by HIDE 
 
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