Title Live

Vol.62
▼COUNT DOWN LIVE PARTY 2005〜2006
松田聖子
2005.12/31 大阪城ホール
(10,000名)



▼Menu(Total 2h20min.)
Opening〜
1.星空のドライヴ
2.冬の妖精
3.流星ナイト
4.LET'S BOYHUNT
−衣装替え−
◇眠れない夜(Instrumental&Chorus)
5.一千一秒物語
−MC−
6.野ばらのエチュード
7.風立ちぬ
8.ハートのイアリング
−バンド・メンバー紹介−
◇Kimono Beat(Instrumental)
.真冬の恋人たち
10.Star
−MC−
11.ガラスの林檎
12.瑠璃色の地球
−ダンサー紹介−
◇もしもう一度戻れるなら
 (Instrumental&Chorus)
13.しあわせな気持ち
−MC−
〜カウントダウン〜
−MC−
14.Only My Love
−MC−
15.チェリーブラッサム
16.Rock'n Rouge
17.天使のウインク
18.渚のバルコニー
−MC−
19.赤いスイートピー

−Encore−
20.SQUALL
21.20th Party


−W・Encore−
22.夏の扉
−オマケ−
23.赤いスイートピー(合唱)


−トリプル・Encore−
24.20th Party

−オマケ・2−
25.赤いスイートピー(合唱)

 またしても間隔があいてしまいました。本当は、夏頃復活予定だったのですが、期待されてた方、スミマセム。m(_ _)m

 さて、2005年でデビュー25周年を迎えた松田聖子の1年の〆のライヴ、(場所がまたしても関西ってのが気乗りしないのですが、まぁ、久しぶりに会える友達もいるし、しゃぁないなってことで、苦笑)…ってなトコで、”カウントダウンライヴの場合は開演時間はあまり押さない”ってのを多少覆し(笑)、10分ちょい落ちにて、スタート。

 オープニングのインストが流れ、しばらくすると、ステージ中央がセリ上がり、球体が膨らんで大きくなっていく…と思っていたら、イントロが先に流れ始め…おぉ?!コレはもしかすると…?で、楽曲は、なんと「星空のドライブだよ。(@@;) 1982年アルバム『Candy』だよ。ナニソレ(歓喜)!とたん、球体がはじけて中から、松田聖子登場!!!
 続いてのイントロ…おぃおぃ、ナニ、今日は?!「冬の妖精かよ。1981年アルバム『風立ちぬ』だよ。大瀧詠一だよ!会場のざわめきと驚き(←80年代からのファン、ね)と戸惑い(←90年代以降のファンは特に、ね)と。そして「みんな、元気ぃ〜!!」の第1声。「まるで大晦日と正月が一緒に来たみたいだ。」…って、そのままぢゃん。だからカウントダウンなんだってば(笑)。そうなると、次の楽曲にも期待しちゃうっての、ねぇ。まだまだ止まらない、そして「流星ナイト」へ。「じゃ、もう1曲〜!!」と続く「LET'S BOYHUNT」では、サビの部分、振り付けがプリチーでGOOD!
 衣装替えのタイミングでは、
「眠れない夜」半分コーラスボーカル入りのフルコーラス・インスト。できれば、歌で聴きたかったってのが本音。まぁ、しゃぁないけど。
 そして、次はまたしてもアルバム『風立ちぬ』からで、
「一千一秒物語」楽曲として聴けたのはうれしかったのだが、この辺りでわずかに残していた「ウィンター○ーデン」とか「ハートをR○ck」とか、ある意味幅のある選曲への期待を断念したのも事実。(^^;;;
 歌い終えて、今日初のMC−「みなさんこんばんは〜。元気ぃ〜!!!!」(珍しく続く「松田聖子です!」が無かった、そー言えば。)から「今日は大晦日です!」の挨拶から、”2005年は25周年だったこと”、”カウントダウンに合わせるためMCの途中でイントロが始まる事があるかも”とかの後、「かなり懐かしい歌を3曲続けて歌います。一緒に歌ってください」と「野ばらのエチュード」「風立ちぬ」「ハートのイアリング」と冬発売シングルを連続で歌い、再び衣装替えへ。
「Kimono Beat」のインスト演奏とバックバンドメンバーの紹介へ。筆者の周りごく一部(笑)では、「えぇ〜!やだぁ、歌って欲しいのにぃ〜」「ココで演るってことは、歌わないってことなの〜?」との声が聴こえたりした。(^^;;;
 そしてシックな衣装で登場(=バラード・コーナーってことですね)、「真冬の恋人たち」、続けて「Star」。2度目のMC−「みなさんも一緒に歌って下さって、ありがとうございます」「(カウントダウンの調整のためスタッフに向けて)MC短く、ですか(笑)?」〜「では、久しぶりのバラードを2曲歌います」と、「ガラスの林檎」「瑠璃色の地球」あ、コレで「瑠璃色の地球」はカウントダウン楽曲ではなくなったな、とか思ってると、3度目の衣装替えで、今度はコーラス&ダンサーの紹介。楽曲は「もしもう一度戻れるなら」。そして、イントロに乗って黄色い衣装で松田聖子登場!楽曲は、ライヴでぜひ聴きたかった最新シングルの「しあわせの気持ち」コレ、ライヴ栄えする楽曲かもなぁ、との期待アッサリ(笑)裏切られ、何かそれほどでもなかった(苦笑)。う〜む。(ライヴ後、知り合いに「テンポもメロも悪くなく、盛り上がりそうなのにどうしてかなぁ〜?」と話したら、「繰り返されるサビの歌詞が1パターンしかなく、変化も無く繰り返されるのが……じゃないの?」「2番が異なるとか、一箇所くらい(メロに)フェイクが入るとかすればもっと変わると思うのに、ね」とのご意見を頂く。確かにそうかもしれん、と思った。やはりキャッチな楽曲は、歌詞が特に大事だ。(^^;;;)

 −で、そろそろカウントダウン準備へと。 「今年は皆さんにとってどんな年でしたか?」「これからも皆さんの心にずっと残るような歌を歌い続けていきたいと思います。」と、ステージ中央に”時計さん”登場!「さぁ、輝かしい2006年を迎えたいと思います。」(なんかはしゃぎまくってます(笑)?>聖子さん)「…10…9…8…<中略>…2…1…」
<カウントダウン・どん!>
「改めまして、明けましておめでとうございます。」
〜「それでは、2006年最初の1曲を、皆さんと一緒に歌いたいと思います。」
そして、ピンクのサイリウムが会場を一斉に埋め尽くす。そして、「心を一つにして、大きな声で歌ってください。「Only My Love」。無数のピンクが咲いた会場中に大合唱が響き渡る。
 そしてそして、お待ちかね「さて、ここからは、ヒットメドレー時間です。」から、上着を脱いで(プチ衣装替え)、シングルメドレーへ。「チェリーブラッサム」「Rock'n Rouge」「天使のウィンク」「渚のバルコニー」と4曲続け、「ホントにありがとうございました。最後の曲です。みなさんも一緒に歌ってください。」「赤いスイートピー」 の大合唱で、本編終了。

 アンコールの”SEIKO、チャッチャッチャッ”とコールと手拍子の中、「何歌うんだろぅ?」「最近アンコールでは続いてるアノ名曲ぢゃないといいなぁ…」等話していると、1stアルバムから、アノ名曲
「SQUALL」が登場(う〜む)。そして間髪入れずに「20th Party」へ。(^^;;; ベタな展開ではあるが、それでもとりあえず会場の波に乗って、一緒に歌いまくる。そして、m(_ _)m どうもありがとうございました〜!!!バイバ〜イ!!!!」と、ステージ袖に走り去っていった。

 止まない”SEIKO、チャッチャッチャッ”とコールの中、Wアンコール、出てきました。そして、メンバーを呼び込み、1人1人に感想を尋き、セッティングが終わると「元気よく、みんなで歌ってください!!」「夏の扉」!お約束の♪フレッシュ×3とやってしまうのであった。そして、「赤いスイートピー(インスト)」が流れる中、メンバー全員がステージ前に整列して、挨拶。自然発生的に、インスト楽曲にあわせて、会場が「赤いスイートピー」の大合唱が始まる。すると、本人も一緒に歌い出し、1番が終わった時には
もう、最後まで歌っちゃうよぉ〜と、最後まで歌い切る。「どうもありがとう〜と、再び”SEIKO、チャッチャッチャッ”とコールが巻き起こり、会場は次を期待しているのを受け、ちょっと、待っててね」「全然予期してなかったので…」とバックバンドと打ち合わせつつ、「同じ曲になっちゃうんだけど」「20th Party」。 これは、計算外っぽくて、なんか良かった。(^^) そして歌い終わり、再び!「赤いスイートピー(インスト)」が流れる中、再びメンバー全員がステージ前に整列して、挨拶。再び(笑)!インスト楽曲にあわせて、会場が「赤いスイートピー」の大合唱へ。そして更に再び(爆)!本人も一緒に歌い出し、1番が終わった時にはもう、最後まで歌っちゃうよぉ〜と、最後まで歌い切ったところで、さすがに終わり。その後の、BGMもさすがに(笑)変わり、「あなたにありがとう」〜「WITH YOU」〜で、会場を後にした。


 今回は、前半に”昔からのファン”を泣かせる選曲であったのが、すごくよかった。と共に、最初にそんな仕掛けを出されたが故に、その先の展開に期待をしてしまい、後半、それほどサプライズの無い選曲へ行ったしまったのが、残念とも感じてしまった。(^^;;; ま、サプライズはないよりあった方が良いわけで、2006年のツアーに(今から)少し期待を上乗せしているのも事実である。これを読んで下さった方で、2006年の松田聖子のツアーに参加しようと思っている方の感想はどうだろうか?


 で、今回は少し、いつもと違った分析をば。下記一覧は、今回の選曲の出典元を表にまとめたものである。

タイトル 収録Original Album Single発売   タイトル 収録Original Album Single発売
1. 星空のドライブ al『Candy』@1982 12. 瑠璃色の地球 al『SUPREME』@1986
2. 冬の妖精 al『風立ちぬ』@1981 もしもう一度戻れるなら al『Vanity Fair』@1996
3. 流星ナイト al『風立ちぬ』@1981 13. しあわせな気持ち Sg@2005
4. LET'S BOYHUNT al『Canary』@1983 14. Only My Love al『North Wind』@1980
眠れない夜 al『Forever』@1998 15. チェリーブラッサム al『Silhouette』@1981 Sg@1981
5. 一千一秒物語 al『風立ちぬ』@1981 16. Rock'n Rouge al『Tinker Bell』@1984 Sg@1984
6. 野ばらのエチュード al『Candy』@1982 Sg@1982 17. 天使のウィンク al『The 9th Wave』@1985 Sg@1985
7. 風立ちぬ al『風立ちぬ』@1981 Sg@1981 18. 渚のバルコニー al『Pineapple』@1982 Sg@1982
8. ハートのイアリング al『Windy Shadow』@1984 Sg@1984 19. 赤いスイートピー al『Pineapple』@1982 Sg@1982
Kimono Beat al『Strawberry Time』@1987 20. SQUALL al『SQUALL』@1980
9. 真冬の恋人たち al『Candy』@1982 21. 20th Party al『20th Party』@2000 Sg@2000
10. Star al『Windy Shadow』@1984 22. 夏の扉 al『Silhouette』@1981 Sg@1981
11. ガラスの林檎 Sg@1983
 今回のカウントダウンライヴパーティーは、25周年記念という意味もあったのだろうが、最新シングルは押さえたものの、1980年代の楽曲がメインだった。もっと詳細に言えば、1980〜1985のアイドル時代がほとんどで、あとは、1980年代後半が2曲、1990年代が2曲(しかもインストのみ)、2000年代が2曲。25年を総括するならば、もう少し散らして欲しかったとうのが、一ファンとしての心理である。
 「でも、20年近く演って無かった曲が聴けたからイイぢゃないか?!」というファンの方の声も聞こえてきそうで、それはその通りだが、表をよく見て欲しい。今回のそのレアな楽曲とはアルバム『風立ちぬ』『Candy』からの選曲に偏っており、それゆえ、”作品全部から選曲検討”しているのではなく、”たまたま今回、そのアルバムを手にとって、なんとなく演っただけではないのか?”と勘ぐられてしまっては残念だ。=佳曲揃い(さすがに全部とは言い切らないが、苦笑)の松田聖子作品に対して、非常にもったいないと思う。ただ、次のツアーでは、また今回とは異なる”当たりアルバム”を定めて、選曲してくれるという企画の始まりだったならば、素晴らしい。そういうコトであったと、信じさせてください。>スタッフさま ぜひ。

[追記]
個人的にはアルバム『ユートピア』をお願いします。m(_ _)m 「メディテーション」辺りが出たら感モノです。あ、それとアルバム『Strawberry Time』あたりから「妖しいニュアンス」が出たら、脱帽どころか、ひれ伏しますけど(笑)。


by HIDE 


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