Title Live

Vol.67
▼Tour 2007 Baby's Breath
松田聖子
2007.7/21 日本武道館
(10,000名)


▼Menu(Total 2h30min.)
<「真夏の夜の夢」>PV
Opening〜
1.春・夏・秋・冬
2.僕がそばにいるから
3.しあわせをつかまなくちゃ!
4.迷い込んだdestiny
−衣装替え−
5.ピーチシャーベット
−MC−
6.白いパラソル
7.風立ちぬ
8.野ばらのエチュード
−衣装替え−
<「涙がただこぼれるだけ」>PV
9.涙がただこぼれるだけ
−MC−
10.もう一度出会える奇跡
11.蒼い雨
12.あなたに逢いたくて 2004
−バンド・メンバー紹介−
◇あなたのその胸に(Instrumental)
13.Rock'n Rouge
−MC−
 【リクエスト・コーナー】
 ◇水色の朝
 ◇マンハッタンでブレックファスト
 ◇真冬の恋人たち
14.青い珊瑚礁
15.渚のバルコニー
16.天国のキッス
17.時間の国のアリス
18.チェリーブラッサム
19.夏の扉

−Encore−
22.旅立ちはフリージア
23.20th Party


−W・Encore−
24.Only My Love
25.赤いスイートピー
−オマケ−
26.赤いスイートピー(合唱)
27.涙がただこほれるだけ(合唱)
  2007年今年は、初のAllセルフプロデュース(全作品の作詞・作曲・プロデュース)したアルバム『Baby's breath』をひっ下げてのツアー!(実際、)アレンジャーがかなりガンバってくれたこのアルバムのツアーということもあり、昨年よりも期待していた人も多かったように思う。その証とばかりに、開演前の会場は、(最終日と言うこともあったが、)コールあり、”SEIKO、チャチャチャ”あり、と既に盛り上がりつつあった。そして、10分ちょい落ちにて、急に暗転。
 まずは、「女子バレーボールワールドグランプリ2007」(2007.08/03〜19開催)のスペシャルサポーターを務めることにより、急遽担当することになった応援歌「真夏の夜の夢」(2007.08/01リリース)のPVがフルコーラス、スクリーンに映し出された(なお、このコーナーは、ツアーの初期の頃には丸々無かったパートである)

 PVが終わると、暗転のまま「間もなく開演です」の声と共に、再び”SEIKO、チャチャチャ”が会場中に広がる。しばらくするとオープニングのサウンドと共に、レーザー光線が(1)ツアータイトルを表示してOpeningを知らせると、(2)お約束のエンジェル、そして(3)お城の門をくぐるという流れで、Newアルバム1曲目とイントロに合わせスクリーンが落ち、「春・夏・秋・冬」へ。ちなみに、ブレザーに赤のチェックのミニスカートという衣装、女子高生のコスプレっぽくて、皆さん、どう思ってたんでしょうか(苦笑)?非常に興味あります(爆)。2曲目もアルバムの収録順どおりで、「僕がそばにいるから」。で、アルバム3曲目はバラードだから収録順ではないなと思って、(衣装の流れから「Private School」とかを期待していたところ、そうは行かず、)Newアルバム5曲目の「しあわせをつかまなくちゃ!」。そして、このコスプレ衣装からは想像できなかった「迷い込んだdestiny」の楽曲とエ○系ダンス。これはちょっとだけ、想定外で良かったり…。(^^;
 で、衣装替えのブリッジのインストで、なんとなく(次の曲の)ニュアンスがわかった。果たして、イントロが流れ、その曲だと会場がわかった瞬間、歓声があがる!「ピーチシャーベット」だよ。(@@;) 1983年アルバム『ユートピア』だよ−2006年〜2007年カウントダウンライヴで演ったとは言え、「いい楽曲だよなぁ〜」。…この鮮度を保つために、(調子に乗って、)来年のツアーでは演ってしまわないように、お願いしますね(苦笑)。
 歌い終えて、今日初のMC−「みなさんこんにちは〜。」から「松田聖子です。」(←コレはカウントダウンライヴでは言わないのだ、なぜか)、そして一通りのあいさつのあと、「今日は最終日です。燃え尽きたいと思います!」と前振り、「みなさんもよく知ってる曲を歌います。一緒に歌ってください。」と流れたイントロは、「白いパラソル」。続けて(ちょっと珍しい?)「風立ちぬ」
「野ばらのエチュード」
 ステージ上部にカーテン(?)がかかると、ソレがスクリーンとなって、「涙がただこぼれるだけ」PVが流れる。ちなみに今回のシングルのPV、久々(失礼!)プロモーションビデオらしい作りで、ケイン・コスギの出演も含め非常にイイ感じに仕上がっていたので、なんだかうれしい。(※ちなみにケイン・コスギはサンミュ所属なので、今回の”事務所ファンティック×サンミュ”業務提携はこういうところで意義があったのね、と納得(笑))
 そして、PVの後にサプライズは起こった。最新シングル「涙がただこぼれるだけ」のイントロが流れる共に、さっきまでスクリーンだった幕が左右に分かれると、なんと!ストリングス部隊登場。総勢20名!壮観なのは当然としても、これがステージ上で”生”で楽曲に絡むとなると、話は別だ。ビバ!ライヴ!(^^) まぁ、そこそこ佳曲のバラードだと思っていたこの曲も、素晴らしい!楽曲へと早変わり。ただ呆然と(笑)聴き惚れる。
 そして2度目のMCへ−PVの話、Newアルバム『Baby's breath』のこと=「今回は全曲、作詞作曲プロデュースをしました。」「一人でも多くの方に聴いて頂けると嬉しいです。」、”全日本バレーボールワールドグランプリ2007”の応援歌「真夏の夜の夢」のこと(会場からの♪歌って〜 の声に応え、サビを歌う。ま、お約束ってことで。(^^;)、ディナーショー&年末開催のカウントダウンライヴ&現在ちょい出演のドラマ”花ざかりの君たちへ”のこと。一通りの業務連絡(笑)が終わると、バラードコーナー引き続き、Newアルバム収録曲から「もう一度出会える奇跡」、「蒼い雨」、そして「あなたに逢いたくて 2004」へ。もちろん、スペシャル・ストリングス部隊は、バラードコーナー、フル参加です(歓喜)。 今まで散々ライヴで聴いてきた「あなたに逢いたくて」が、数年前のベストアルバムにのみ収録されていたカタチの”2004Version”で”ライヴ初”登場。生で聴く「初・あなたに逢いたくて2004」は、ともかく素晴らしかった。ただただ呆然と(Part2、笑)聴き惚れる。そしてそのまま、メンバー紹介がてら、衣装替えへ。
 恒例の背中に羽根(金色!)付き衣装で、イントロからすぐにソレとわかる楽曲「Rock'n Rouge」で再登場!そして、ココでのMCは、やはり避けては通れない、コアなファンのためだけ(?)のコーナー(苦笑)”リクエストコーナー”。結局、
「水色の朝」、「マンハッタンでブレックファスト」、「真冬の恋人たち」を披露。ラインナップとしてはまぁまぁなのだが、(サービスコーナーに文句を言っちゃぁいけないと思いつつも、)いずれもココ1、2年のカウントダウンライヴで演った楽曲なので、それ程の感動無し。スイマセン(^^;
 で、怒涛のヒットメドレーということで、「青い珊瑚礁」から始まって「渚のバルコニー」、ちょっとうれしい「天国のキッス」「時間の国のアリス」「ラスト2!」の掛け声で「チェリーブラッサム」←コレ、現在のバンド構成だと絶対に外せない楽曲。ツイン・ギターのハモリ・プレイって大きい見せ場だからねぇ。…と、わかってはいるんだが、やはり正直ソロソロ変化が欲しい。最後の(「ラスト1!」とかでしたっけ?「最後はやっぱりこの曲〜」とかでしたっけ?覚えてる方、教えてください。)掛け声で、やはりトリは「夏の扉」。これを演られると、全面的に♪フレッシュ×3とやるしかないのであった。(^^; そして、本編終了。

 アンコールの”SEIKO、チャッチャッチャッ”とコールと手拍子の中、プチ意外な楽曲「旅立ちはフリージア」で登場。そして続けて「20th Party」。(^^;;; ちょっ…と、ラス曲がまたしてもベタな展開だったのが非常〜に●●(自粛)だったが、歌よりも、最終日ということで、スタッフが総出で着ぐるみ姿でステージに雪崩込んできたのをサプライズとして、楽しんで、一緒に歌う。そして、「m(_ _)m どうもありがとうございました〜!!!」と、各メンバーを一通り紹介し、再びステージ袖へ走り去った。

 止まない”SEIKO、チャッチャッチャッ”とコールの中、Wアンコール。出てきました、最終日だもの(笑)。そしてメンバーを呼び込み、1人1人に感想を尋き、「最後にもう1曲歌いたいと思います。」→(会場、大拍手)→「その拍手は、2曲ってこと?…最終日/ラストなので2曲行きましょう(笑)!」「OnlyMy Love」!もちろん会場大合唱。そして、「みなさん、一緒に歌ってください!!」「赤いスイートピー」!これまた会場大合唱。
 そして、メンバー全員がステージ前に整列して、挨拶を行うと、お約束(爆)の「赤いスイートピー(インスト)」が流れ…。もちろん観客は大合唱。そのままの流れで松田聖子も一緒に(笑)、カラオケにあわせて、「赤いスイートピー」を大合唱。ステージ上のメンバーもスイトピーの造花をスタッフから手渡され、曲にあわせて振る。そしてソコで終わらなかったのが2007年ツアー。次に流れたインスト楽曲は最新シングルの「涙がただこぼれるだけ」。以下同様に、観客が大合唱。→松田聖子も一緒に歌い出し、「涙がただこぼれるだけ」大合唱。
 「本当にありがとうございました。」「今日のことは忘れません。」との言葉を残し、「また会いましょう〜!!!!」で、今回は〆。ツアー最終日は2時間30分超にて終了。


 昨年のツアーでのサプライズ楽曲「レモネードの夏」のような選曲がまったく無かった今回のセットリストでは、やはり驚きがなかった(「またこの曲ですかぁ」)ため、単純にはライヴを楽しめない、というのが正直な感想。
 で、それを除外して(苦笑)、2007年のライヴの感想をまとめるとしたら、やはり!生ストリングスに尽きる。コレが全てを帳消しにするくらい素晴らしかった(他の会場がどうだったのかは知らないが、それは許して。知らないもの。苦笑)。「あなたに逢いたくて」がコレほどの楽曲に化けるとは、この感動は、オフコースではないがまさに”言葉にできない”だ。(^^; まぁ、ストリングス・サプライズは、2度は同価値で使えない手法なので、次回以降は、選曲をも少しひねって欲しいと要望したい。で、願わくば、シングルヒットを。そしてボーカリストに徹したアルバム作品の登場を切に切に”切に”願う。…願わずにはいられない今日この頃、いや早○年。…で、期待してます。

by HIDE


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