KOKKI



1986年当時の

野外勤務服(迷彩服)とその装備について



一般的に、レインドロップの迷彩として有名なDDRの迷彩服ですが
サバゲなどでは、以外に誤った(?)着用例が少なくありません。

そもそも、新型迷彩とか旧型迷彩とか言われていますが、
新型迷彩と言われる迷彩服(つまり階級章を肩でなく上腕部に付けるタイプ)は
実際には着用されてはいない、正式採用もされていない様です。
現に1990年の3月付けの服装規定書にもその存在は見つけられませんし、
統一直前に解放された基地で取材された、多くのビデオにもその存在は確認できませんでした

実際問題として、新形迷彩の為の階級章(これは飛行服、技術兵の勤務服用共通ですが)や
新式Hストラップ、現に存在する新型迷彩服 等の存在などから、推測すると
国が崩壊するなどと予想もしなかった軍部が、新しい装備として準備したが、
正式採用する直前で、国が崩壊して、それ所では無くなってしまった
と、言う所ではないでしょうか。
本国 ドイツ国内外を問わず、かなりの量が確認されていますので
採用の為の準備はほとんど完了していたのではないでしょうか。
あと一年、いやもう少し統一がゆるやかに進んだら、おそらくどこかの州で
正式採用されていたかもしれません。

という事で
新型迷彩については、正しい着用例も何も現に存在しないので
ここでは旧型迷彩服に付いてお話したいと思います。

先に行なわれた”第三次世界大戦でGO”の為に調べました、いくつかの事を書きたいと思います。
ゲームの設定が1986年でしたので、時代はその時期とさせて頂きます。


野外勤務服(野戦服)曹長 春夏秋用
野戦服正面 この服装は最もポピュラーな自動車化歩兵師団のものです。
冬には厚い冬用の迷彩を着ます
また、戦線の後方の部隊(砲兵など)は異なった装備をしていますし、
そのような部隊は冬に防寒帽をかぶる事もあります。

上から説明しますと
ヘルメット 左図は迷彩カバーを付けていますが多くの場合ネットか
      何も付けずかです。
      必ず着用します。歩兵(兵下士官)が戦闘時に略帽や
      キャップ(未採用)という事はありません
階級章   迷彩服用のグレーグリーンの物です。ボタンもグレー。
      (警察関連は異なります)
かえ襟   襟もとに第三帝国と同じようにかえ襟を付けます。
      服にはその為のボタンがあります。
ストラップ Yストラップです。ベルトに固定します。
ベルト   ナイロン製のグレーベルトです。バックルに国家章入り
手袋    なんと、ほとんどの写真が素手です。
      きわめて、ごくたまに、この3本指手袋か、
      色は不明ですが革の様な手袋をしている写真も
      1枚だけありました。
腹部周り、向かって左から−−−−−−
マガジンポーチ  AK用。ベルトに固定。
銃剣       お腹の前面、ベルトに付けます。これは怖い!!
ガスマスクケース ドイツの伝統か、どの部隊も階級も必ず付けてます
         注意すべきはケース横のストラップ。
         これは下腹部を押える様に
         ベルトの下部で体に巻き付けます。
ブーツ      ジャックブーツ。他の国と異なり、
         ブーツの中に裾を全て入れてブーツの全体が
         見える様にはしません。
         ブーツの上からボタンをかけると思われます


後面
野戦服後面
ベルト周り 向かって左より

ガスマスクケース (前述)
水筒
スコップ
銃は肩から下げています。

実はスコップが本当に邪魔です。
走る時など足に当たります。

背嚢(ザック)が無いとお思いでしょうが
背嚢は基本的に持ち歩きません。
自動車化歩兵師団ですから、



戦車将校
戦車兵が迷彩服をきていた頃の写真も幾つもありますが
そんな感じの一枚です。

普通,自動車化歩兵師団の将校はこの写真と異なり
略帽(シッフェン)である事が主です。

また、この様に迷彩服の下にワイシャツを着て
ネクタイをしめる事も多いです。

装備で兵と違う点は
ヘルメットでなくシッフェン
マガジンポーチでなくマップケース
(この場所にマップケースでなくホルスターを付ける事も多いです)
スコップ、水筒は持たない など

ただ、ガスマスクは必ず持つ様です。

注意
この写真では茶ベルトですが
実際はグレーのナイロンベルトが正しいです



いかがでしたでしょうか
これでゲームの際の服の参考になれば幸いです。
皆さん、少なくともヘルメットかシッフェンはかぶりましょう。
かなり重いですが、、、、、


最後に気がついたのですが
本来の”旧型迷彩”は,ソビエトのコンピューター迷彩の様な迷彩服が
初期型として存在します。
ですから、正しく表現すると レインドロップで肩章を付けるタイプの迷彩服は
”中期型”または
肩章を付けないレインドロップが採用されなかった事を考えれば
”後期型”と表現するのが正しいのですが
一般に流布している言い方は
一番最初の迷彩服を”初期型”
肩章レインドロップを”旧型”
採用されなかったレインドロップを”新型”と
表現されていましたので、それに準じました。
誤解を招く表現ですみません。


あまり迷彩服は得意な分野ではなかったので、この様な散文となってしまいましたが
お許し下さい。
また、不得意分野ですので、誤り、誤解、等もあるかもしれません。
誤った、理解しにくい、読みにくい、かゆい所に手が届かない 
そんな部分も多々あると思います。
そんな時は、どうぞメール下さいますようお願いいたします。

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