JWC_CADでJWC.batを編集

TEXT形式のファイルを編集する場合、解説本ではWIN95の「メモ帳」やエディタで編集するよう記述されている。しかし、パソコンでJW_CADしか使った事がないユーザーは意外と多い。そんなユーザーの為に、JWC_CADの[文字]コマンドで編集する方法を解説する。[JWC.bat]はTEXT形式のファイルであり、起動オプションなどを加筆記述するケースが多いと思われる。[JWC.bat]を例に上げて解説を進める。

1.[JWC.bat]の読み込み

[文字]→[5)文[読/書]]→[2)読込]→[4)拡張子変更]→[5)その他]→[拡張子入力]で[bat]とキー入力

これで拡張子が[bat]のファイルが表示される。[jwc.bat]が表示されない場合は <親のディレクトリ>を選択して、[jwc.bat]のあるディレクトリに移動する。

[jwc.bat]が見つかったら左クリック

ファイル選択画面から通常の画面に変わるので

作図ウィンドウの適当な位置をクリック

すると、下記のような記述内容が表示される。

D:
CD \JWC
JW_CADV.EXE -A -Z8 -B600
C:
CD \

記述内容はインストールしてあるフォルダ等の違いにより少し違うはず。

2.[JWC.bat]の編集

上記の「JW_CADV.EXE」以下の記述が起動オプションの記述である。

[文編集]→[1)文字変更]

「JW_CADV.EXE」の文字列をクリックし、設定する記号を全て半角英数字でキー入力する。オプションとオプションの間には半角スペースが必要である。例えば

JW_CADV.EXE -A -Z8 -B600 -S120 -F&100 -N1 -M6 -E -P3 -k -C3,FFFF

赤文字部分が加筆記述部分

3.[JWC.bat]のファイルへの書込み

[jwc.bat]をJWC_CADに読み込んだからといって、[jwc.bat]が元の場所から無くなった訳ではない。元の場所に編集前の状態でチャント存在する。編集後の内容を元の場所の[jwc.bat]に上書きしないと新しい起動オプションは働かない。
[jwc.bat]に上書きするには、

[文字]→[5)文[読/書]]→[1)ファイルへ書込]→範囲指定

編集後の内容が

D:
CD \JWC
JW_CADV.EXE -A -Z8 -B600 -S120 -F&100 -N1 -M6 -E -P3 -k -C3,FFFF
C:
CD \

であれば、この全てを赤色表示させて「範囲確定」する。

ファイル選択画面になるので、読み込んだ時の[jwc.bat]を選択。上書き保存する

4.JWC_CADの再起動

JWC_CADを終了させて、再びJWC_CADを起動する。そうすると新しく記述した起動オプションが働いているはずである。

5.他のTEXT形式ファイルの編集

TEXT形式で記述されたファイルは全て、[文字]→[5)文[読/書]]→[2)読込]→[4)拡張子変更]で、拡張子を変更すれば、JWC_CADに読み込める。但し、JWC_CADで編集するのは[jwc.bat]などの短い文字列だけにした方が良い。

拡張子変更しない段階では[TXT]が初期値である。
「Word」などのワープロで作成したデータでも、TEXT形式で保存したものは読み込み可能である。。但し、DOC形式で保存したデータはTEXT形式ではないので、読み込んでも文字化けする。
「読込」の[拡張子変更]で初期設定がjwc・bak・txt・docになっているが、jwc・bak・docのデータはTEXT形式での記述になっていないので文字化けする。TXT形式で記述されたデータのみが読み込める。

しかし、JWC_CADにはTXT形式で記述された多くのファイルが存在する、

    環境ファイル        :JWF
    プロッタファイル      :JWP
    ファイル名等の保存ファイル :000
    オプションデータファイル  :DAT
     DXFファイル         :DXF
    
これはらのファイルは、JWC_CADでも読込み・編集・書込みが可能である。だがDXFファイルは非常に長い文字列のために表示範囲には入りきれない。
DXFファイルはJWCには読込まない方が賢明である。環境ファイルもA4縦用紙で3枚ぐらいのデータである、読込み時には、用紙サイズをA1程度の大きさに設定しないと全てを読込めないので注意。

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