Last update 03/05/08

2003年

VERANO CLUB Sailing日誌

三河湾〜志摩半島 クルージング
日時:5/2〜5/5 使用艇/参加者:VeranoT号/Hiratuka・Marina・Tamura
■ 5月2日
14:00 福岡空港発→15:10 名古屋空港 着
 窓側の席を確保できましたので、窓に齧りついていましたヨ。 去年の回航コース 「松山港・瀬戸大橋・鳴門大橋」 が青空の下 クッキリ見えました。

17:30 ラグーナ到着
 Hiratuka氏は「1時間程遅れる」との事。 ハーバー内及びフェスティバルマーケット内を散策。 ラグーナは三河湾内の東奥に位置しています。そのせいでしょうネ、海面はこれが「海なの!?」という色をしています。 マリンブルーとは程遠く! 赤茶けた色!」 潜って「船底磨き」なんてトテモでも出来そうにない!色!

18:30 Hiratuka親子 到着
 クルーズ食料を希望号に運搬、その後 クラブハウス へ。  このクラブハウス! が とてつもなく 立派!
シャワーは24時間使い放題! 2階のキッチンカウンター付ラウンジは22:00まで ご自由に! ラウンジ内には 製氷機・冷蔵庫・電子レンジ・食器洗い機・各種食器類等々 が装備されています。
超高級マリーナ!ですヨ。 イャー マイリマシタ! (これら施設が使い放題! で 係留料は「小戸YH」より安い!)
シャワーを浴び、夜空を眺めながら テラスで「鳥鍋宴会」の開始。
 「今回のクルージング予定・前回の回航話」と「鍋」を肴に杯を傾ける。 ラウンジ使用が22:00までなので 後片付け。その後、希望号に戻ってナイトキャップ。

23:00 就寝
 明日からHiratuka氏・Marina嬢(Hiratuka氏愛娘=13歳)・Tamura トリオで2泊3日のクルージング開始です。
[ラグーナ・マリーナ]  正面の緑の屋根が"豪華"クラブハウス
■ 5月3日
5:30 起床
 昨日の鍋に 「ご飯&卵」 をぶち込んで、朝食は「おじや」。

7:30 ラグーナ 出港
 ・今日のコースは、全行程 42マイル
 渥美半島北西端(南西240度)→半島南端まで 同半島平行(南南西200度)→ 伊良湖水道越え(南西 220度)→遠州灘 南進(南 180度)→志摩半島 南東端 「波切港@大王崎」
地図: http://hope3.hp.infoseek.co.jp/image.jpg

三河湾内では「5m程度吹いてもスプレーを被ることは無い」との事。「知多半島と渥美半島に抱かれウネリが入ってくることが無い」との事です。でも その分、潮の流れが悪い。だから海水色が悪い! 博多湾並の海の色です。
[風:南 2m/s 波:0.5M]  ヒタスラ機走!

10:00
 ヤット、渥美半島北西端の「発電所煙突@中部電力」が見えてきました。 三河湾は 「福岡湾+今津湾+博多湾」の5倍くらいですかネ。でも、水深が10m〜20m程度しかありません。

11:00 イヨイヨ 日本三大潮流?の一つ「伊良湖水道」へ
 航路内の本船及び浮標を確認しながら、伊良子水道横断。 ココを超えると一挙に水深が50mとなります。潮流+海底棚の影響でしょう、 風が無いのに妙な三角波が出ています。

12:00 Hitatuka@コック長作成のサンドイッチ で昼食
 太平洋(遠州灘)に入り、ヤット海らしい色となりました。波無し、でも2mのウネリ。その中、機帆走でヒタスラ南進。
 釣船がアチラコチラに固まっています。その部分は「瀬」があるようです。 魚探で見ていると、50mから一気20m程度まで上がる「棚」だったり「山?」だったり、ココラ当たりの海底地形は複雑なようです。 釣人には魅力の海域!?ですかネ。 夕飯の「カツオを狙って!」と言うことで、昨年Ogata氏差し入れの潜水板を投下。
 順潮に乗って帆機走で6ノット出ています。
ヒタスラ機走で南進!! 波が殆ど在りません Marinaチャンはデッキでお昼寝
15:00 波切港@大王崎が見えてきました 
 去年の回航時最後の寄港地「生浦湾」入口弁天崎灯台、「的矢湾」を右手に眺めながら 波切港沖に到着。 釣仙人Ogata氏の潜水板でも、今日は全くにアタリ無し! 上がったのはビニール袋とホンダワラだけでした。
 入港コースへと思ったら前方に「赤旗竿+ブイ」が多数見えます。定置網の標識みたいですネ。 東方向へ転針しても定置網が続いています。入口はそこに見えるのに....! 先行するクルーザーの跡を追ってアプローチ。

16:00 ヤット接岸完了
 港はかなり広い。でも接岸できそうな岸壁には釣人が鈴なりに投竿しています。 同じラグーナのクルーザーが台船に舫っていますがそこも狭そう。 Hiratuka氏も始めての港と言うことで、取り敢えず湾内を一周。結局、先行入港したクルーザーが槍付けしている北西岸壁に釣人を無視して進入。パラソル広げた釣人に「スミマセーン!」と声を掛けて強引に接岸。釣人も「ショーガナイ!」と釣場を移動してくれました。 
 セールクルーザー5艇、モータークルーザー3艇という混み様です。そしてこれら全艇が希望号よりでかい!
 接岸完了後、ビールで乾杯。入浴準備をして港内の散策へ。
展望台より湾内を望む:山上左の建物下、クルーザーのマスト郡が見えますか? その一番右が「希望号」のマストです
18:00 アーーッ腹減った!
 大王埼灯台を巡る散策コースを一周。灯台内も見学できるようですが17:00までで既に閉門でした。
 旅館「大王莊(タオル付\500)」で入浴。ここで食事も...と思ったら予約で満席。近くの「田中料理店」へ。ここでも待たされること30分。ヤット!夕飯にありつけました。 連休初日、しかもココは「大王埼灯台」「絵になる風景」で売り込んでいる港。この料理店にも続々と観光客が入ってきます。 「カツオ茶漬け」を最後にお会計。

20:30 就寝
 希望号内で バーボン+焼酎で一杯、で、急に瞼が...眠い! 初夏の太陽光線にあたり過ぎ?  早々に寝袋へ潜り込みました。

■ 5月4日
4:30 起床
 朝の御勤めを兼ねて再び港散策へ。近くの北側堤防突端に向かっていると既に朝日が昇り始めています。コチラの日の出は約5:00。早い!! 漁港の朝は早い、アチラコチラで人の動きが始まっています。御勤め終わって帰艇。
遠州灘より昇る朝日、日の出は5:00頃でした
7:00 朝食
 今日の朝食は「ご飯+味噌汁+ソセージ入りサラダ+アゴ(長崎産)+天ぷら(博多産)」、 食後のコーヒー。
 氷の調達を兼ねて三度散策へ。魚市場ではセリが初まっていました。ズラリと60cmクラスのカツオが並んでいます。後から聞いた話ですが、この鰹が1尾\250程度だそうです。当然これは卸値、小売で4倍\1,000程度なんですかネ?
? 釣具屋を見付けて氷を調達、店内をアチラコチラを覗いていると潜水板が多数置いてあります。40cm程度のものから12cmの小物まで。値段もサマザマ。錘や取付孔が無く 板を削って塗装しただけの\500/10枚から各種取り揃えてありました。カツオを釣るなら「このヒコーキが一番!」という店の薦め、で、Hiratuka氏はこのヒコーキを購入。

9:00 波切港 出港
 我らに続いて他のクルーザーも続々出港です。港を出たらマタあの定置網軍! 今度も先行する艇の後追いで定置網をクリア。
 
・今日のコースは、全行程 16マイル ノンビリ走っても6時間?
 波切港@大王埼→弁天崎灯台(去年最後に寄港した「海香」入口)(北 0度)→和具港@答志島(トウシジマ)in鳥羽湾入口(北北西 10度)

 波が殆ど出ていません。大きなウナリがのたうっているだけ。昨日が80%機走だったので、本日はSailingに的を絞っての帆走です。[風:北東 3m/s ウネリ:2.0M] 早速、今日朝購入のヒコーキを投下! サテサテ?カツオが掛かるか??   風が上がったり落ちたり、でも平均3ノット程度は出ています。
ノンビリ帆走 Marinaチャンはチョット船酔い気味
12:00 ソーメンの昼食
 生浦湾の入口到着。Hiratukaコック長がキャビンに潜って昼食ソーメンの準備。キンキンに冷やしたソーメンが歯に凍みます。

14:00 和具港 入港
 鳥羽湾入口南の菅島(Sugaサン先祖の島?)を通過、鳥羽湾内へ。和具港@答志島が見えてきました。 小じんまりとした港で、港内には多数の漁船! 北側岸壁は空いていますが引潮の為落差が3M程度あります。港内を一周して、港入口見返しとなる漁船溜まり入口に決定。後から 波光号=Hiratuka氏友人 が入港して来るとの事、漁船との間に1艇分のスペースを空けて岸壁に横抱き係留。

15:00 港内 散策へ
 接岸完了後、まずはビールで乾杯! 入浴準備をして港内散策へイザ出陣! この島は、戦国武将 九鬼嘉隆 が関ケ原の戦いで敗れて敗走、最後はここ答志島で自刃したそうで、墓となる「胴塚」「首塚」があります。それらを巡る
散策へ出発。
 「首塚」はここ答志島でも一番眺めが良い山の上にありました。遠州灘方向が一望できます。 北側展望台をへて「胴塚」へ。胴塚は立派な墓石を建っていました。
[九鬼嘉隆 首塚]より遠州灘方向を望む。右手が鳥羽湾方向、ヒッキリナシにフェリーが出入りしています
16:00  答志島温泉(温泉銭湯) 入浴料 \600
 ここ答志島には温泉が出ており、旅館も10軒程が軒を連ねています。

17:00 Kanematu氏@波光号 入港
 係留堤防に戻ってみると、希望号の廻りに3艇のセールクルーザーが舫っていました。全艇1泊するとの事。 ビールで喉の渇きを癒していると、その中の1艇から「茹でサクラ海老」を戴き、これを肴にバーボンソーダで一杯!
 波光号が入港、三重横抱係留。Kanematu夫妻は答志島温泉へ。彼らの帰りを待つ間に二杯目のバーボンソーダ! で!結局、この二杯目が後の命取りと成ってしまったのです。

19:00  5人揃って料理屋「大春」へ
 Hiratuka氏は先週もここ和具港に入港、この「大春」がお気に入り。 「大春」に入ると早々「また来たの!」と大きな声!のお出迎え!  先週、Hiratuka氏がココで出会った漁師3人組だそうです。 マヅは 生ビールで乾杯! 「カツオの刺身、馬面の肝付刺身」を肴に、「焼酎(Hiratuka氏のキープがありましたヨ)+日本酒」 Kanamatu氏とのヨット談義。で!小生が覚えているのはココまで! 後はどうなったのか全く記憶がありません!!
 店を出た記憶? どうやって帰ったのか? 落水せずにどうやって希望号に渡ったのか? 全く記憶に無いのです。

下記は、次の日 Hiratuka氏・Marina嬢から聞いた話
  一緒に飲んでいた地元漁師サンが、「大春」に「タモいっぱいの魚」を持参、それを店内の生簀へドボン! 「どれでも好きなモノ喰って行け!」との事、その中の50cmのヒラメを店の御主人に3枚にオロシテもらい、半身を刺身に、後の半身は持ち帰り! 希望号に戻って、そのヒラメ&寿司で艇上宴会。小生はコクピットで既に大の字状態だったようです。

23:00 艇上宴会も終了 就寝
 小生はHiratuka氏に蹴飛ばされながらバウバースへ。その後Hiratuka氏も沈没! Marina嬢一人で宴会片付け! 食器を仕舞い、残りの寿司・ヒラメを保冷庫に仕舞い、戸締りをして....これを一人で終えて自分も寝たとの事でした。 Marinaチャン!! 酔っ払いの後始末ホントにご苦労様でした。

■ 5月5日
5:00 起床 でも?? チャント寝袋に入って寝てる!?  ??記憶が....
 小生が起き出したら続いてHiratuka氏・Marina嬢も起床、昨日の最後はどうした?? 酔っ払いの愚行をMarina嬢がトクトクと語り出しました。小生は隠れる穴を探しに朝のお勤めに....
 Kanematu氏@波光号は既に出港してしまっています。
漁船溜りに係留中のクルーザー4艇、左から2番目のマストが希望号、波光号は既に出港しています
6:00 朝食
 「パン+サラダ+ベーコン+ヒラメのソテー+牛乳」で朝食、Hiratuka氏は飲み過ぎで、Marina嬢は寝不足で、それぞれあまり食欲がなさそうでした。 食事の後片付けをしていると、昨日の漁師サンが出港お見送りに来艇。

8:30 和具港@答志島 出港
 廻りのクルーザーの手を借りて岸壁離岸。
 
・今日のコースは、全行程27マイル
 和具港@答志島→伊勢湾入口を横断(北北東 10度)→三河湾(北北東 10度)→佐久島(北 0度)→ラグーナ(西北西 80度)

 Sail Up はしたものの風無し、機走で北進。でも、逆潮でエンジン全開でも4ノット程度しか出ません。 間もなく伊勢湾入口に到着、ココは無人島、岩礁が点在し海底の地形も複雑に入り組んでいます。潮の流れも在り、風も無いのに妙なウネリと三角波が起っています。これで風が上がったらどんな波となるのやら!?
写真ではソノ無気味サが伝わりませんが...1.5Mのウネリの中、タライを揺らした時にできるような三角波が出ています。これで強風なんて時はどうなるの!?
10:00 一路 佐久島へ
 三河湾内に入った頃からヤット風が入り始めました。[風:北東 3m/s 波:0.5M]   篠島・日間賀島を左手に眺めながらそのまま北進。ココまで来るとウナリは殆ど無し。艇速4ノット
ヤット!風が出てきました
12:30 佐久島港 到着
 Sail Down 中にも、続々とクルーザーが入港して行きます。機走に切り替えたら後ろから何処かで見かけてモータークルーザーが追い抜いてゆきます。ソウ、 波切港で隣に舫っていたクルーザーです。 Hiratuka氏によると、佐久島港はココラで唯一自由係留出来る港で、隣の篠島・日間賀島は旅館に食事の予約を入れると同時に係留許可を貰わな係留不可だそうです。
 入港すると10艇程のクルーザーが係留中! その隙間を狙って槍付けで進入、ヤット舫いも完了。接岸作業中にHiratuka氏知り合いのDanryu号も入港してきました。

13:00 食堂「ゆきや(?)」へ
 ここも観光客が多く、食堂内は満杯。我らはバーバキューコーナーに席を確保できましたが、店の人は大忙し、ナカナカ注文を取りに来てくれません。 「ラーメン+おにぎり」と、「ビール」+名物「サクラ海老の唐揚+大蛤焼き+タコの姿煮」を注文。 ビールは喉を潤し、タコは腹を満たし! u--n!満足!満足!
 
14:00 佐久島港 出港
 港を出ると、風が上がっています。[風:南東 7m/s 波:1.5M] この風で、波は1.5M程度しかありません。クロ−ズド/スターボートで進路は80度、低速5ノットで一路ラグーナへ快走です。

16:00 西浦沖でタック
 このまま進むと西浦を越えられそうに無いのでタックを入れて沖出し、そして再びタック。 風が徐々に落ちてきました。[風:南東 4m/s 波:1.0M] 
 
17:00 「仏岩」東で再びタック
 予定時間が気になるので、ココでエンジンスタート 機帆走に切替。

18:00 ラグーナ 帰港
 ラグーナに近づくに連れ、海面はベージュ色になってきました。湾内もココまで奥まればしょうがないのカナ??
 梅雨時の今津湾の色です。 退艇準備を済ませ、ビールで乾杯! お疲れ様でした。希望号アリガトウ!


 ココ 「ラグーナハーバー」では全てのチェックを磁器カードで行っています。カード読取機に帰港のチェックを入れてハーバーも退場。

18:47  ラグーナ→(バス)→JR蒲郡
 この日5/5はナントバス代無料の日、「子供の日」だからですかネ?

19:10 JR蒲郡→金山→名古屋駅
 Hiratuka親子とは名古屋1駅手前の「金山」でお別れです。来年の再会を約束して「お疲れ様!」「アリガトウ!」「Marinaチャン!来年も酔っ払いの面倒を宜しく!」

19:51 新幹線 名古屋→新大阪
 サスガ 連休最終日、 「京都」までの30分は立ち放しでしたヨ。

20:58 新大阪→新幹線最終便→博多 23:41
 笹寿司を肴にビールを飲んだら、後は爆睡! アッと言う間に博多到着でした。

1:00 就寝
 12:10に姪浜着、家に帰り着いたのが12:20 、一風呂浴びて、日本酒をキューと!一杯!
 
Hiratukaサン!!
終わってみれば、アッと言う間のクルージングでしたネ! ありがとうございました。お世話になりました!Marinaチャン!!来年も志摩半島当たりのクルージングを楽しみにしています。どうぞ宜しく!!
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