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▼キシリトールについて

 最近『キシリトール』という言葉を良く耳にするようになった。このキシリトールは、白樺などの樹脂から抽出される物質に 水素を加えて作られる天然素材の甘味料で、砂糖に近い自然な甘さを有している。
 虫歯は虫歯菌であるミュータンスが糖を発酵させて作る酸によって歯が溶けることが原因の一つとされているが、 このキシリトールは殆ど酸になることがないだけでなく、虫歯菌の働きを抑える効果もあることが知られている。
 海外では虫歯を作らない人工甘味料として食品添加物として広く使われていたが、日本でも平成9年から食品添加物として認可され、 盛んにキシリトール入りという語を使うようになった。しかし、キシリトールの他に砂糖の入った菓子やチュウインガムをみると 何のためのキシリトールかわからなくなる。
1998/05/28

Dental World