2006年9月
東京公演
急に東京でのコンサートが決定されました。東京の会場「東京国際フォーラム」一番大きい定員5000名と言われるAホール。9月20日は1階最前ブロック右後列(18列65番)、9月22日もほぼ同様の席ですがやや中央寄り(16列43番)。

演奏曲目

開演 19時

1 Entry of the gladiators---剣士の入場
客席中央の通路から登場。音楽は録音で流されていたが、舞台上に揃ったところで切り換えて、生演奏に変わったようだ。
2 Alte kameraden---旧友
3 Wine,woman and song
4 Blaze Away
5 Juliska from Budapest

Carla Maffiolettiさんの東欧民族衣裳による歌。会場からも「かわいい〜」との声。高音域まで響きわたる声とリズム感が素晴らしい。
6 Concerto d'Aranjues---アランフェス交響曲
2005年のマストリヒトのヴィールトフ広場での公演の時に隣の教会にあったカリオンとの共演があったが、今回はそれを舞台で再現。
Frank Steijnsの素晴らしい演奏。
7 Einsan klingh das kleine Flocklschen
聴衆にハミングを誘う演出。日本では知られていないメロディーだったのでちょっと盛り上がらなかったかな?
8 Circus Renz
本来はMarcel Falizeの木琴曲ですが、ここではFrank Steijnsのカリオンとの早弾き共演となりました。最後に木琴から、あまりの早打ちで煙がでるという嗜好で20日はそうでしたが、22日はカリオンの鍵盤の方から煙を出す演出になっており、ちょっと意表をつかれました。
9 Funiculi,Fnicula---フニクリ・フニクラ
メンバー紹介を兼ねた定番の演奏
10 Torno a Surriento---帰れソロントへ

プラチナテノールが響きわたる迫力の合唱
11 The white horse inn

(Pause)休憩20分

1 Gold and sylver
2 Feuerfest---鍛冶屋のポルカ
舞台に70Kgのカナ床が登場。向こうから一緒に運んで来た、と!!。楽団員2名がそれをハンマーで打ち鳴らすという楽しい演奏。
3 Ob blond, ob braun
4 I could have danced all night---踊り明かそう
5 With a little bit of luck
6 The beautiful blue Danube---美しき青きドナウ
曲の始まりと同時に何人かが踊り初め、あとの方は大勢が舞台前で輪になってスイング。ゆっくり演奏を聞くという感じはなく、その他の人も手拍子で楽しむ。終了後は一旦各人の席に復帰。
7 Don't cry for me Argentina
アンドレの故郷であるマストリヒト出身の女性歌手Suzan Erensの絶唱。コンサートの中でのベスト。彼女の歌もいつも素晴らしい。
8 ode to joy
3名の女性ソリストと3名の男性テノール歌手によるハレルヤ讃歌。
9 Radetcky marsch---ラデッキー行進曲
一応のラストナンバーは定番のこの曲。もちろん観客は手拍子。多くの人がステージ前や通路に進出。欧米では全員総立ちとなるが、日本は前10列が立ち上がり(見えないので)。最後に天井から風船が降ってきて、会場は大興奮。

(アコール)・・・曲名、順序とも正確ではありません(もう少しあったような)

Strauß & Co
Libiamo
実際は飲んでいないのでしょうが、シャンパンボトルとグラスを持ち6名の歌手が熱唱。
Strau
ß Party
荒城の月
アンドレのシュトラス・バリウス(推定)のバヨリンが静かに繊細なメロディーを奏でる。
Chianti Lied
お馴染み、アンドレが奇声とともに飛び上がるパフォーマンスを。
Auld lang syne---螢の光
日本では別れの曲となっているが、原曲は友情の曲。クラリネット奏者Manoe Koningsのバグパイプがイギリスムードを醸しだす。会場は「螢の光・・・」と合唱。
Brasil Symphony
Lullaby---ブラームスの子守歌
最後はこれもアンドレのバヨリンで静かに締めくくり。

終演 21時40分

 
22日の公演。女性陣の衣装がDVDでみるよりもはるかにきれいでした。
休憩時間に二階席に行ってみました。遠い・・・。左右の画面が頼りです。
公演終了後のステージ。ラデッキー行進曲の時の風船を聴衆がステージまで「リレー」。外国ではあまり見ない光景。向こうは風船をどんどん割りますが日本のお客さんは割らない。
常識外れのコンサート
ステージへの接近自由!!
通常の日本のコンサートではジャンルを問わず(特にアイドル系は)席を立ってステージ前に詰め寄るということは御法度で、ステージ前にはガードマンが客席に向かって睨みをきかせていたりしますが、アンドレのコンサートではステージ前や通路で踊るのは誰でも自由。
海外録画のDVDでその映像は見ることができますが、日本のコンサートでも「美しき青きドナウ」ではアンドレが踊りを誘っていました。でも日本人はそんなに踊れないから、皆で輪に手をつないでスイング。司会者も入っていました(笑)。
そしてアンコール曲からはさらに多くの人がステージ前に詰めか立ち上がって手拍子や飛び跳ねたり・・・。
日本でもこんなことが許されるのですね〜。日本人のコンサートでもやってもらいたいものです。
録音・撮影 自由!!
これも驚きですね〜。通常は「固くお断り」ですからね〜。
結局、「私のコンサートは会場に直接参加しないとおもしろくないよ」というメッセージなのでしょうし、それだけステージに自身があるということでしょう。
確かに私もDVDを見て、これは会場に見にいかねばと強くおもいましたからね。
終了時間が10時近く!!
こ れも日本では常識外れです。公的会館の閉館時間なんかにも制約されていたり、遠方からの人のことを考えたりで、ほとんどのコンサートは9時には終わりま す。さだまさしのように長時間のコンサートはその為に6時に始まったりします。これでは普通のサラリーマンは見に行けません。
因みにアンドレの夏の欧州の夜間コンサートは8時とか8時半スタートで11時半くらいまでやっています。DVDみると日にちを越えて12時半近くに終わっ ているものもあります。この違いはなんなのでしょうか?単にサマータイムがあるとかいうことではないですね。
左右の大画面とテレビカメラクルー
アンドレのコンサートでは東京の写真のように舞台の左右に大きな映像画面が用意されます。会場が大ホールや屋外、アリーナなどの為、この画面がないと遠方の席の人は舞台の様子がわかりません。
この画面には客席に3台、舞台上に1台の4台くらいのテレビカメラが設置されていて撮影しているようです。そして、そのクルーも同行して来ています。
アンドレやオーケストラメンバーは面白い振る舞いをしており、それを捕えるにはよく慣れたカメラマンが必要だからでしょう。東京でも面白い画面がアドリブも含めてたくさん流されていました。画面をみるか、実舞台を見るか目が忙しい。