LATEST UP DATE Dec,29,1999



   「ダイオキシンという物がどうやら非常に体に有害らしい」と言うことは最近ようやく人々に認識 されてきました。私は興味半分でダイオキシンに関する本などを読んでみたのですが、読むに連れて、 どんどん怖くなり、こりゃイカン、と思うようになったのです。そして、あることに気づきました。
 一番重要なのは、妊娠中のお母さんと赤ちゃんの関係における影響だということです。 いちばんこの問題について知っておいて欲しい、そして知る必要があるのは「これから子供を産むであろう 女性の方」、「小さな子供を持つお母さん」なんです。 赤ちゃんは自らダイオキシンに抗う術を知りません。しかし、ダイオキシンから身を守る方法はある のです。そのためにもこれからママになる方やその旦那さまに読んでいただけたらと思っております。 ですから、できる限りわかりやすく、簡単な表現を使って説明したいと思っています。



 この項目は科学的なことになり、ややこしくなるといけないので、詳しい説明は他の人のHPにお譲り いたします。ただ、ダイオキシンは「人類が生んだ史上最強の毒物」 とも言われ、とにかく恐ろしい毒物なのです。
中でも「2・3・7・8四塩化ダイオキシン」と呼ばれる物がもっとも強力な毒性を持ち、あの青酸 カリの1000倍以上、そしてあのサリンの2倍の強さであると言われています。
ちなみにこの「2・3・7・8四塩化ダイオキシン1グラムで約1万7千人を殺せるそうです。 サリンでは500人殺せる計算になるそうですから、ものすごく 強烈な毒性を持っているかがおわかり頂けるでしょ?
ダイオキシンが有名になったのは、ベトナム戦争の枯葉剤です。 ベトちゃんドクちゃんのような奇形児が生まれたのも、枯葉中のダイオキシンが原因だったらしいです。



 それにしても、なぜダイオキシンはここまで危険だと言われ続けているのでしょう。現に、生活して いてダイオキシンが原因で困ったことが起きているような感覚はありませんよね。
実は、気が付いていないだけで、私たちがおそれている癌などの病気の根底にはダイオキシンが関係 あるのです。それよりもっと恐ろしいのは、赤ちゃんに対する影響です。 このことに関しては後に詳しく述べます。
これらの恐怖の根元に「ダイオキシンは体内にじわじわとたまっていき、 約5年から10年の歳月をかけてやっと半分が体外に排出される」という特性があります。 青酸カリやその他の猛毒の毒物も、致死量を一気に接種しない限り、その毒はすぐに体外に排出されて しまいます。ところがダイオキシンはホンのちょっとでも一度体内にはいると なかなか排出されないのです。



 さて、ダイオキシンはいったいどのように発生して、どんな経路を経て私たちの体の中に入ってきて いるのでしょうか。
そのほとんどはゴミを燃やすことによって発生します。それも特定のある物を燃やすと大量に発生する のです。それは塩素です。ダイオキシンのモトになっている元素は、どこにでもある炭素(C)、水素(H)、 酸素(O)、塩素(Cl)です。これらが300℃〜600℃の間で熱せられて特殊な結びつきになるとダイオキシン となるのです。
ですから、家庭でゴミを燃やす方がいますが、アレは温度が低すぎるので、ダイオキシンを大量にバラまいていることになります。

知らない間に燃えるゴミとして出しがちなダイオキシン発生源が知りたい方はこちら



 ということは、もうおわかりだとは思いますが、ゴミの焼却場でダイオキシンは作られます。ゴミを 燃やしたときの煙や最終処分場に埋められる燃やした後の灰(このふたつに大量のダイオキシンが含ま れています。)、これらが空気中や土の中に溶けだし、それが川などを伝って海に流れ込みます。 海に流れ込んだダイオキシンを小さなプランクトンが、そのプランクトンを小さな魚が、という風に自然 界における食物連鎖が働きます。前にも書きましたが、ダイオキシンは一度体内に取り込まれるとなかな か体外に出ないために、この食物連鎖のあいだに、上位の動物に行くに連れ濃縮されてどんどん濃度は 高まっていきます。そして、最後にその魚を食べるのは人間です。最終的な捕食者の人間が一番多くダイ オキシンを体内に取り込むことになるのです。
 このような経路を通り、体内に取り込まれるダイオキシンの実に95%が食べ物から 体内に入ってきます。逆に言うと空気中からはほとんど取り込まれていないことになります。 そしてその約60%が魚介類から体内に入ってくるのです。
 あ、でも魚は食べてくださいね。体にいいですから。

食べない方がいい魚の種類を知りたい方はこちら。



 さて。ここからが重要です。これから赤ちゃんを産むであろう女性の方は良く読んでくださいね。
 実は、ダイオキシンのいちばんの恐怖はこのお母さんと赤ちゃんとの関係 にあります。  なぜなら、おかあさんの体にたまった猛毒のダイオキシンは、胎盤や母乳を通じて 赤ちゃんへと移ってしまうのです!!!!
 女性が子供を産むのは大体25歳から30歳くらいだとして、この間にため込んだダイオキシンの約半分が (!!)母乳を通じて赤ちゃんに送り込まれてしまうそうです。
 皮肉なことに母乳を与えることによってお母さんの体の中のダイオキシンは半分ほどに減って、汚染が 少なくなるのです。
 かわいそうなことに赤ちゃんは生まれていきなり、お母さんからの大量のダイオキシン投与により、 汚染されてしまうのです。  「なんでよりによって母乳から?」と思う人もいると思いますが、実はダイオキシン は脂肪にたまりやすいと言う性質を持っているらしく、お母さんの血液中の栄養素をを濃縮し、 赤血球を取り除いた脂肪分の大変多い母乳には、ダイオキシンまでもがたっぷり含まれてしまうと言うこと になるのです。
 しかも、血液中の脂肪だけでは母乳の脂肪分が足りないために、体内に蓄積された脂肪分までもが血液 に補給されるために、ますますダイオキシン濃度が高まるのです。
 母乳経由のダイオキシン類摂取量は安全な摂取量の5〜13倍にもなる そうです。
 さらに、福岡県では、母胎の汚染濃度が高いほど、乳児の免疫細胞の構成比がアトピー性疾患型になって いるそうです。
 特に、妊娠初期の組織形成期の汚染は、より敏感に影響を及ぼす可能性があるみたいです。
 ね、怖いでしょ?

ダイオキシンが与えるこの他の影響が知りたい方はこちら。



  「ほな、母乳は怖いし、牛乳や粉ミルクならええやろ」と思う方も多いと思います。  私もそう思っていました。
 実際、その方がダイオキシンの汚染は少ないそうです。なぜなら先程述べましたが、ダイオキシンの 約60%は魚介類から私たちの体に入ります。しかし牛はこのような 汚染度の高い魚介類は食べません。主に牧草や干し草、穀物などの配合飼料を食べていますので、 元々汚染が少ない上に、3歳くらいで出産して牛乳を出しますので、それまでに体内にたまった汚染量も 少ないのです。
 さらに、毎日牛乳を搾られていますから、体内にあまりたまらないのです。ある検査では、圧倒的に母 乳の方がダイオキシン汚染が酷く、牛乳や粉ミルクの数十倍といわれているそうです。
 しかし、母乳をあげることによる効果はすばらしい物があり、未知の力も あります。そのメリットをあげてみます。

   ☆はじめの頃の母乳(初乳)には、免疫物質が多く含まれていて、この免疫 
物質によって病気に対する抵抗力が付く。                
 ☆牛乳や粉ミルクと違って母乳のタンパク質は人の物であるから、アレルギ
ーなどの障害が少なくなる。                         
 ☆お母さんと赤ちゃんのスキンシップが高まり、お母さんにとっても赤ちゃん
にとても精神的なプラスになる。                      
 ☆母乳をあげていれば、産後に太ることはほとんどなく、ダイエットなどをす
る必要も少なくなる。                             


 この中で最も重要なのはお母さんと赤ちゃんのスキンシップです。これはその後の人格形成にとても 大きな影響を与えます。最近流行りの若者が簡単に「キレる」のも乳児期のこのスキンシップの不足が影響している ということも精神分析学や心理学でも証明されつつあるようです。
 上にあげたメリット以外にも、母乳にはまだ解明されていない未知のパワー が数々あると言われています。
 ですから、やみくもに母乳を怖がってはダメです。最初の三ヶ月はできることなら母乳を与えた方が よいそうです。実はダイオキシンを体外に出す方法もあります。

ダイオキシンを体外に出す方法を知りたい方はこちら。
 
 母乳中のダイオキシン濃度を測る機関もあるようですが、どうやら、安いところでも30万円から 120万円ほどするそうです。これではいくら何でも高すぎて無理ですよねぇ・・・。国がもっと力を入れて くれればいいのですが、焼却炉の増設とか、悪い方ばかりに力を入れる国ですから。悔しいですけれども。
 実は、現在私もダイオキシン濃度を測る機関を調べています。近日、このホームページ上でもご紹介したいと思っています。もちろん、皆さんからの情報も大歓迎です。

ダイオキシン濃度を測定する機関を知りたい方はこちら。
 




 最近、ダイオキシンの問題が表面化してきたこともあってか、赤ちゃんを母乳で育てるお母さんが ますます減ってきているようです。しかし、前述したように母乳にはまだ解明されていない未知の パワーもあり、容易に粉ミルクなどで代用するには問題があります。最終的には個人の判断に任せ られるのですが、最初のある期間だけ母乳で育てて、後は人工乳に変えると いう方法が妥当かもしれませんね。
 それよりも、まず、ダイオキシンそのものを発生させないように僕らが気をつけないと。日本は 世界のどの先進国よりも環境に対する危機感がかけていると言われています。 現に他の先進国の何十倍ものダイオキシンを毎年毎年排出し続けています。


先進各国の現状を知りたい方はこちら 


 ここまで読んで頂けた方には、ダイオキシンが子供に与える恐ろしい影響が理解できた事と思います。 大人はすでに完成されていますら、あきらめてもつきますが、成長段階の子供、特に妊娠初期の 組織形成時の汚染は、メチャクチャ怖いでしょ?
 今現在はまだ大丈夫かもしれませんが、貴女のお子さんが子供を産む時期になったら、それこそ今よりは  まず、何ができるかを考えて、少しずつでも良いから実行したいですね。
 私も今日から気をつけます。(笑)




 ありがたいことに、いろんな方からご意見、ご感想を頂いています。小学生のお嬢さんから、妊婦さん、 助産婦さん、奥様が妊娠されている旦那様、大学生の方、本当にいろんな方から頂きます。 本当にありがとうございます。
 頂いたお便りの中で、このページに書いてあることが、ただでさえ神経質になる妊婦さんが、よけいに 神経質になるのでは、と言うご指摘を頂きました。  最後まで読んで頂いてこんな事を言うのも何なのですが、あんまり神経質にならないでくださいね。
僕が思うに、急に神経質になるよりは、 いかにしてダイオキシンの発生を押さえることが出来るかを考える 方が先ですね。個人に出来ることもあります。お母さん、まずは お買い物に行くときに、自分で袋を持っていきましょうよ。
最後になりましたが、また、何か感じたことなどがありましたら、ご意見等お聞かせくださいね。



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