ロードモナーク・オリジナル
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ロードモナーク・オリジナル[Windows95/SLG/Falcom]
昔々、まだ自分がファルコム大好き人間だった頃のゲームが、ついにと言うか、とうとうと言うか、今更と言うか、ＷＩＮ９５用にリメイクされて発売されました。
このロードモナーク、下手すると知らない人がいるかもしれませんが、ぶっちゃけた話、ただの陣取りゲームです。プレイヤー含む４カ国が、マップ上に入り乱れて他国をけ落としてその陣地を制覇する比較的単純なゲームです。ただし見かけ＆最初の方は、です。
単純お手軽のくせに、結構ＣＰＵは考えて攻めてきます(プログラムどうりに)。その癖を速く見抜くかが、攻略に決め手でしょう。まあ昔やった人ならば簡単でしょう。そのために、知らない人のための説明はあえてしません。
このゲーム、当時暇にまかせてやりまくり、とりあえずは全５２面はクリアーしました。で、そのディスク＆データーが残っていたので、画面を並べて比較させたら・・・、いたる所で簡単になっていました。お仕置き君達がプレイヤーのそばからいなくなっていたり、橋で他陣地と分断されていたりと、旧作よりは、プレイヤーがＣＰＵキャラより有利に進められるようにマップが変更されています。
しかし、そうは言ってもルール的な物は変わっていないので、旧作で培ったテクニックは十二分に発揮できます。
たとえば、王様の大遠征の大暴れ、橋を壊しちゃう、まだ相手が弱いうちに速攻特攻をかける等々。
もちろんＣＰＵは旧作でのレベル４相当(と思われる)にきちんと王様の橋落ちをしにきたりします。簡単に防げるけど。
ＷＩＮ９５となって一番良い点は、マップサイズがＭでも十分見渡せることです。つまり画面の解像度によってウインドウの変更がきくせいです。また効果音がＰＣＭで鳴るためちょっとは迫力が増しています。こちらの命令を入れると、それに対して喋ります。そのうち鬱陶しくなりますけど。
音楽は、あのＦＭらしさがなくなり、ＣＤ−ＤＡか、ＭＩＤＩで鳴らすことができます。しかもＣＤ−ＤＡは、ゲームのＣＤ以外でも使用できるようにカスタマイズできるようになっています。ただし、ＭＩＤＩで設定しても、次回起動したときにＣＤ−ＤＡとしてのＣＤがＣＤ−ＲＯＭに挿入されていると、そのＣＤを鳴らしてしまい、変なＣＤでも入っているとちょっと焦ります。サウンド関係のおすすめは、パステルウォーズかな？
ディスクのインストール量も約６Ｍとお手軽なため、昔やってまたやろうと言う人はまあまあおすすめです。ただ認定書のためにやりまくった人は、ちょっと物足りないかな。アドバンスタイプじゃないし。
ＣＰＵパワーも４８６クラスで十分プレイできるので、ちょいゲームにはいいかもしれないです。
ああ、ファルコムも昔はこういうゲームを出していたのに、最近はお手軽リメイクや、変にボリュームを詰めただけのゲーム(ファルコム党には失礼だけど)ばかりで今一ですな。どうせだったらＹｓやソーサリアン等のドラスレシリーズを出してくれりゃぁいいのに。ＭＩＤＩファイルでの演奏付きで。(←結局はこれが目的)。でもザナドゥは買おうかな。
そんなんで、衝動買いをそんなには後悔していないＤＩＲＴＹＦＯＸでした。
なお、９８版とエンディングは１つを除き一緒でした。９８版にはあった、各キャラクターたちが戦国キャラを囲んで、
「何でおまえだけ８等身なんだよ！」
「そういえばそうでござるな。」
が９５版にはなかったことを追記しておきます。