INTELの力を受けて、今必殺のM、エム、エックス!。
と言うわけで(^^;)、Xa12をMMXペンタに換装することが出来ましたので、レポートしたいと思います。
Oh! PC紙9/15日号前後から、MMXODP非対応機種でも、MMX化できるとの情報が飛び交いました。実際に行うには、「内蔵のIDEを完全に使用しない」ということで対応できる物でした。つまり、完全SCSI化するか、IOデータの「IDE-98」を使用するかのどちらかで、対応することが出来るとのことでした。
自分の場合は、すでに完全SCSI化を行っていたため、前段階はクリアーしていました。
あとは電圧の問題です。電圧ですが、MMXのペンタは2.8Vで動作するため、通常の3.3Vから降圧してやる必要があります。
Socket7を採用し、VRMユニットが装着できるマシンであれば、メルコから出ていた「MVR-MX」を使えば直差しが出来ます。が、今では生産終了で手に入れにくく、後継の「MVR-MX2」では98で使用するためには改造が必要となります。
このため現在ではソケットのタイプを問わず、この電圧を解決するの有力な手となるのが、電圧降下下駄です。これであれば、Socket5、7を問わずにMMX化でき、しかも目的のCPUに併せて(Cyrix、AMDも可)電圧を下げる効果があります(最もMMXペンタ以外では多少の苦労があります)。
下駄はOh! PC紙10/15日号にある通り、「MTSA-MX」、「PowerLeep/Pro MMX」、「MALTIMEDIA CPU UPGRADEKIT」等があります。自分は「MALTIMEDIA CPU UPGRADEKIT」を使用しました。理由は、たまたまこれが売っていたのと、Oh! PC紙上では、これが一押しだったからです。
これにMMXペンタ(P55C)−166MHzとSANYOのクーラーとでセットアップしました。P55C-166MHzにしたのは、単にお金がなかったのと、「うまくすればオーバークロックの200MHz動作するかも」という期待もあったためでした。まあだめでも今よりは速くなるし、iCOMP値でも素ペンタ200MHzよりは上なので、166MHzにしました。
結果からいうと、200MHz動作は無理でした。初期のP55Cであれば200MHz版として作られた物が166MHz版として売られる事もあるようでしたが、今では完全に2.5倍設定までしかできないように作られているみたいです。マザーボードの倍率と、下駄の倍率とをいろいろ変えてみてもだめでしたので、どうやらだめでしょう(残念無念)。なお200MHz版は、「SL27*」ロットであれば、233MHz動作(3.5倍動作、設定は1.5倍)が上記の理由で見込めるようです。
あとはクーラーで完全に冷却してやれば、問題なく安定動作します。すでに「金曜の夜から月曜の朝まで付けっぱなし」を2回クリアーしていますので、完璧のようです。
では実際に換装して変わったかを示してみたいと思います。
まず起動音。今までの「ピポッ」から、「ピョッ」と変わり、速くなったと実感できます。
電源オンからメモリーチェック、SCSI機器の認識までの時間も(体感的に)少々(2、3秒)早くなりました。
WINDOWS95の起動時間は余り変化無いみたいでした。
HDBENCHでの結果は、
ALL 浮 整 矩 円 Text Scroll DD Read Write Cache Drive 4476 7319 8076 2014 1579 740 9 0 7774 4446 8333 A:10MB から ALL 浮 整 矩 円 Text Scroll DD Read Write Cache Drive 5964 9374 10166 2250 1702 794 9 0 7750 7550 14083 A:10MBへとアップしました。