プラネットウォーカー使用記

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プラネットウォーカー


 「今日も元気にネットサーフィンしよっ!」ということで、インターネットホームページのオートパイロットソフト、O2から出ている「プラネットウォーカー」の使用記と、ちょいテクをレポートしてみたいと思います。


 このプラネットウォーカー(以下プラネット)は、インターネット上に開設されているホームページ(以下HP)を自動で勝手にハードディスク等にダウンロードして、そのあとゆっくりとオフラインで見るように出来るソフトです。ダウンロード先のドライブ、フォルダーは自由に設定できます。


 このタイプのソフトには、製品物やシェアウェアがいろいろあります。シェアウェアで有名なのは、波乗り野郎あたりですか。製品版だと、Web Whacker 2.1(AI SOFT)等があります。が、このプラネットを選んだ理由は、体験版を試用してみて気に入ったのと、イメージアルバム作成機能があったためです。この機能は、ダウンロードしたHPの画像ファイルを、フォルダー単位でHPのごとく、イメージアルバムとして整理してくれる物です。CG系HPを中心にサーフィンする人にはお勧めです。ただしちょっいと何があるので、下記で説明します。

 実際に使用するときは、80あるHP登録リストに好きなHPを登録して、ダウンロードさせるだけでOKです。また20ほどの画像系HPもすでに登録されています。

 登録するときは、ブラウザー上のURLアドレスをボタンで取り込むことができます。

 設定も落とすHPの名前、アドレス、潜る階層の深さ、落とすファイルの種類等が設定できます。

 落としたあとも、落としたファイルのリンク情報を書き換えて、ローカルドライブ内で参照するようにHTMLファイルを書き換えてくれます。ただここで落としていないファイルがあるとリンク情報は、オンライン上になったままです。


 当然自動運転を売り文句の一つにしているので、時間設定でプラネットの起動から終了までを自動設定できます。終了時間も起動後何時間後かで設定します。特におもしろいのは、終了時間を「テレホーダイ終了時間(午前8時)」で設定できるところです。テレホの時間内のすいた頃を見計らって自動運転させて、テレホの終わるまでに好きなだけ落とすことが出来ます。


 実際の所は、雑誌等に収録されている体験版で体験してもらう事として、テクニックというほどの物ではないですが、実際に使用してみて経験した事を書いてみたいと思います。



 1.外部リンクの対策。

 画像系HPで、画像が外部にリンクを張ってあるHPも多々見られます。Woody-Rinn氏のHPを例に取り説明します。ちなみにプラネットのリストにはじめから登録されてます(^o^)。

 この場合ですと、先のリストで落とした物だけでは、画像はオンラインリンクのままです。

 ここで、そのリンク先のアドレスを見て、必要と思われるアドレス以降をリストの一つを使ってか、プラネットのウインドウの下に一時的に落とすようにアドレスを埋め込めるところを使うかして、落とせばいいのです。プラネットは、指定されたアドレス(サーバー側フォルダー)内にINDEX.HTML(or INDEX.HTM)が無いと、それ以上階層を潜ってくれないときが多々ありますので、手間ですが、各フォルダー毎に指定します。手動でいちいち一つのファイルを落とすよりかは楽だと思います。

 例では、www.ask.or.jp/~rinn/のアドレスがメインのアドレスで、202.234.28.70/~rinn/以下が画像のおいてあるアドレスとなります。これら両方を落としてから、メインのHPのアドレス(ダウンロードが済んでいるのでフォルダーとなる)をリンク書き換えツール(メイン画面のリスト上で右クリックすれば出てくる)で、リンク情報を書き換えればOKです。ローカルドライブ内にリンク情報から参照できるファイルがあれば、そのファイルにリンクするように書き換えてくれるからです。なお、設定で「ダウンロード後にリンク情報を書き換える」にしておけば、通常はリンク情報をローカルドライブで書き換えてあるはずです。



 

ダウンロードファイルの保存場所は、低クラスターのドライブに。

 言い方が少し変ですが、落としたファイルは、得てして小さい物です。HTMLファイルなんかはだいたい数KBの物がほとんどです。そこで保存ドライブをクラスターが大きいドライブに設定すると、大量のクラスターギャップが発生します。

 ちなみにクラスターサイズはFAT16ですと、容量が511MBだと8KB、1023MBだと16KB、それ以上の容量だと32KBとなります。FAT32であれば(たしか)一律4KBですので、気にしなくていいですが・・・。

 自分の場合ですと、最初CD−R用テンポラリーディスク(1.5GB、クラスターが32K)に落としていました。おかげでその他のファイルを含めて計算しても、約300MBもの無駄が発生してしまいました。おかげでせっかくISNテレホと、BIGLOBEをばりばり50にしたのに、ドライブ容量が怖くてダウンロードする気力が消えていきました。今ではこのドライブに約500MBの容量を確保したドライブスペース3ドライブを作り、ここに落としています。実際にはほとんどのファイルが圧縮率の悪い画像ファイルなので、圧縮効率は悪いですが、生ドライブに落とすよりかはいいです。



 

イメージアルバム作成は、いまいち。

 基本的には、指定したフォルダー以下の画像を、HTMLファイルにして、作成してくれます。フォルダーはだいたい、落としたURLと同名のフォルダーとして指定することとなります。ただ、複数のサーバーに分散していると、すなわち落としたフォルダーも複数になります。しかし、イメージアルバム作成機能は、複数フォルダーを指定できないため、イメージアルバムを複数作るか、適当にドライブ、フォルダーにまとめてから作るか、どちらかになります。

 また、イメージアルバムに入れる画像データーの大きさが、64*64以上、128*128以上、256*256以上の3段階でしか設定できません。しかし、小さい画像で、入れたい物があった場合、その画像が入る大きさで設定すると、外のいらない小さな画像も入ってしまいます。そういう意味では、完全な形でアルバムを作りたいのであれば、任意のフォルダーで整理をしてからの方がいいでしょう。気にしないのであれば、バッと作ってやれば、なかなか便利ではあります。



 と言うわけで、この手の種類はいくつもあるので、自分にあった物を選ばれるといいでしょう。