今、「Pentium II 266MHzのSL2W7ロット」及び「Pentium II 300MHzのSL2W8ロット」がクロックアップ耐性が非常に高いらしい。
なぜならこれらのロットから新しい0.25ミクロンルールによる製造品に切り替わっているためである。人柱達の報告によると、400MHz超の動作報告が上がり、中には533MHz(133MHz×4)で動いたらしい(ただし、2次キャッシュが自動でOFFになる怪現象が出るそうだ)。
またコードネーム「Mendocino」で知られる新しいCeleronも興味深い。
この新Celeron、従来のCeleronの違いは、2次キャッシュを搭載している点だ。容量は128KBとPentium IIの1/4だが、動作クロックはコアクロックと同期しており、2次キャッシュに関してはPentium IIより2倍速いことになる。
新Celeronには300MHz版と333MHz版があるが、どちらも規定ベースクロックが66MHzで、Celeron 300Aは内部4.5倍速動作、Celeron 333が内部5倍速動作となる。
ただし、ジャンパー等でベースクロックを設定できないマザーボードだと、自動認識のおかげでクロックアップが出来ないので注意をすること。
特にこのロットを示唆するS-spec Number表は、「DOS/V magazine 10/15号」に載っているので参考にされると良いだろう。