■ 登録型式は5PW7、型式はRN095
[2005.05.23]
■モテギでの走行会です [2005.05.23]
 なんかツーリングしてるみたい…?サーキットでも安全第一ですから。
 いや、でも今回はモテギの走行ライセンスを取ったので、これから少しずつでも走っていきたいと思ってますよ。もちょっとガンバってみる!


2005.03.30 撮影


 パイロットパワーは溶け方がサラサラしていてとても素直な感じに見えます。ビビリが入って猛烈にトラクションを懸けてないせいもあるんですが。

 モテギは人気があっていつも満員です。みんな好きですねぇ。

 ビバンダムくんもノリノリです。


■おまけ:ECU自己診断機能について
 2002-03年型のR1にはエンジン統合制御システム(ECU)の中に、エンジントラブルを検知する自己診断機能が搭載されています。エンジン警告灯が点滅するのはクランクシャフトやカムシャフトなどに異常がある場合で、このときエンジンの始動や走行はできないようになります。連続点灯の場合には代替特性が振り分けられて運転可能になる場合もありますが、そのへんは異常個所の内容によって変わってくるようです。サービスマニュアルをみるまで全く知りませんでしたよ。
 見に来るヒトは少ないかも知れないけれど、ユーザーの方への参考のため内容を記しておきます。なにしろサービスマニュアルがべらぼうに高いもので…

●故障コード(異常があると表示される)
故障コード現象推定原因診断コード
11正常な信号がカムシャフトセンサーから受け取れない (この状態が10秒続くと、コード番号が表示される。このときスタータースイッチを押しても、スターターモーターは作動しない)・ワイヤサブリード線回路の断線、又はショート
・ワイヤハーネス回路の断線、又はショート
・カムシャフトセンサーの単品故障
・ECU故障
・センサーの取り付け不良
12正常な信号がクランクシャフトポジションセンサーから受け取れない・ワイヤハーネス回路の断線、又はショート
・クランクシャフトポジションセンサーの単品故障
・ピックアップローターの故障
・ECU故障
・センサーの取り付け不良
13吸気圧センサー回路の断線、又はショートが検知された・ワイヤサブリード線回路の断線、又はショート
・ワイヤハーネス回路の断線、又はショート
・吸気圧センサー
・ECU故障
03
14吸気圧センサーホースシステムの故障。ホースが外れて一定の大気圧がかかっている、又はホースが詰まっている・吸気圧センサーホースの接続外れ、詰まり、折れ、又は噛み込み
・ECU故障
03
15スロットルポジションセンサー回路の断線、又はショートが検知された・ワイヤサブリード線回路の断線、又はショート
・ワイヤハーネス回路の断線、又はショート
・スロットルポジションセンサーの単品故障
・ECU故障
・センサーの取り付け不良
01
16スロットルポジションセンサーが働いていない、固着していることが検知された・スロットルポジションセンサーが動いていない
・ECU故障
01
17EXUPサーボモーター電位回路断線、又はショートが検知された・ワイヤサブリード線回路の断線、又はショート
・EXUPサーボモーターの探知(電位回路)
53
18EXUPサーボモーターが働かない・ワイヤサブリード線回路の断線、又はショート
・EXUPサーボモーターが働かない(メカニズム)
・EXUPサーボモーターが働かない(モーター)
53
19スタータースイッチが押されたときに、サイドスタンドスイッチかECUへの入力配線の断線が検知された・ワイヤハーネス回路の断線、又はショート
・ECU故障
20
20メインスイッチをONにした場合、大気圧センサーの電圧値と吸気圧センサーの電圧値が大きく異なる・大気圧センサーホースが詰まっている
・吸気圧センサーホースの接続外れ、詰まり、折れ、又は噛み込み
・中間電位で大気圧センサーの異常
・中間電位で吸気圧センサーの異常
・ECU故障
03
02
21水温センサー回路の断線、又はショートが検知された・ワイヤハーネス回路の断線、又はショート
・水温センサーの単品故障
・ECU故障
・センサーの取り付け不良
06
22吸気温センサー回路の断線、又はショートが検知された・ワイヤハーネス回路の断線、又はショート
・吸気温センサーの単品故障
・ECU故障
・センサーの取り付け不良
05
23大気圧センサー回路の断線、又はショートが検知された・ワイヤハーネス回路の断線、又はショート
・大気圧センサーの単品故障
・ECU故障
・センサーの取り付け不良
02
30車両が転倒した・転倒した
・ECU故障
08
33イグニッションコイル(#1)のリード線回路の断線、又はショートが検知された・ワイヤハーネス回路の断線、又はショート
・イグニッションコイルの故障
・ECU故障
・イグニッションカットオフ回路システムの部品の故障
30
34イグニッションコイル(#2)のリード線回路の断線、又はショートが検知された・ワイヤハーネス回路の断線、又はショート
・イグニッションコイルの故障
・ECU故障
・イグニッションカットオフ回路システムの部品の故障
31
35イグニッションコイル(#3)のリード線回路の断線、又はショートが検知された・ワイヤハーネス回路の断線、又はショート
・イグニッションコイルの故障
・ECU故障
・イグニッションカットオフ回路システムの部品の故障
32
36イグニッションコイル(#4)のリード線回路の断線、又はショートが検知された・ワイヤハーネス回路の断線、又はショート
・イグニッションコイルの故障
・ECU故障
・イグニッションカットオフ回路システムの部品の故障
33
41転倒検知スイッチ回路の断線、又はショートが検知された・ワイヤハーネス回路の断線、又はショート
・転倒検知スイッチの単品故障
・ECU故障
08
42スピードセンサーから信号が正常に入ってこない、受け取れない。または、ニュートラルスイッチ回路の断線、又はショートが検知された・ワイヤハーネス回路の断線、又はショート
・スピードセンサーの単品故障
・スピードセンサー検知ユニットの故障
・ニュートラルスイッチの単品故障
・ニュートラルスイッチのエンジン側の故障
・ECU故障
07
21
43ECUがバッテリー電圧をモニターできない (モニターからECUまでの回路の断線、又はショート)・ワイヤハーネス回路の断線、又はショート
・ECU故障
09
44FEPROMにデータを読み取る、または、データを書き込むときにエラーが検知された・ECU故障(CO調節値がメモリに適切に書き込み、あるいは正確に読み込みできない)60
50ECUメモリ異常。この故障が検知されたとき、故障コード番号がメーターに表示できない場合もあります・ECU故障(プログラムおよびデータが、メモリに適切に書き込み、あるいは正確に読み込みできない)
Er-1ECUから信号が受け取れない・ワイヤサブリード線回路の断線、又はショート
・メーターの故障
・ECU故障
Er-2ECUからの信号が規定の時間内に入ってこない・ワイヤサブリード線回路の接続不良
・メーターの故障
・ECU故障
Er-3ECUからのデータが正確に受け取れない・ワイヤサブリード線回路の接続不良
・メーターの故障
・ECU故障
Er-4登録したデータがメーターから受け取っていなかった・ワイヤサブリード線回路の接続不良
・メーターの故障
・ECU故障

●ダイアグ(自己診断)モードへの入り方
 1.メインスイッチをOFF、エンジンストップスイッチをONに
 2.「セレクト」と「リセット」を同時に押したまま、メインスイッチをONに回す(8秒以上押し続ける)→液晶表示が「dIAG」になる(ここでセレクトボタンを押すとCO調節モードとdIAGモードを切り替えられる)
 3.「dIAG」が表示された後、「セレクト」と「リセット」を同時に2秒以上押し続け、選択作業を実行する
 4.フューエルポンプからワイヤーハーネスカプラーを取り外す
 5.エンジンストップスイッチをOFFに→診断コード03か09が表示されたらエンジンストップスイッチはONに
 6.自己診断故障コード番号で特定した番号を、診断コード番号としてセレクト(+)またはリセット(-)ボタンで入力→診断結果を参考に異常個所を特定する
 7.終わったらメインスイッチをOFFに回して診断モードを終了する

●ダイアグモード表
診断コード項目動作(処置)記述メーターに表示したデータ
(参考値)
01スロットル開度スロットル開度を表示する
・スロットル全閉で確認
・スロットル全開で確認
0〜125°
・全開ポジション(15〜17)
・全閉ポジション(97〜100)
02大気圧大気圧を表示する
*大気圧ゲージで大気圧を確認する(確認できなければ760mmHgを基準値として判定)
メーター表示値と比較する
03圧力差
(大気圧、吸気圧)
圧力差を表示する(大気圧、吸気圧)
エンジンストップスイッチON
*スターターでエンジンをクランキングすることにより圧力差を生成する(エンジンは実際には始動させない)
10〜200mmHg
05吸気温度吸気温度を表示する
*エアクリーナーケース内の温度をチェックする
メーター表示値と比較する
06水温水温を表示する
*水温をチェックする
メーター表示値と比較する
07車速パルスタイヤが空転する時に出る、車速パルスを積算して表示(0〜999;999になると0リセットする)数字がメーターに表示されればOK
08転倒検知スイッチ転倒検知スイッチの値を表示直立:0.4〜1.4V
転倒:3.8〜4.2V
09燃料システム電圧(バッテリー電圧)燃料システム電圧(バッテリー電圧)を表示
エンジンストップスイッチON
0〜18.7V
通常時約12.0V
20サイドスタンドスイッチスイッチがON又はOFFを表示する(ニュートラルギヤ以外のギヤ状態)スタンド収納時:ON
スタンドを出している時:OFF
21ニュートラルスイッチスイッチがON又はOFFを表示するニュートラル:ON
ギヤに入っている:OFF
30イグニッションコイル#1エンジンストップスイッチをOFFからONにし1秒経過後、イグニッションコイル#1を毎秒5回作動させ、エンジントラブル警告灯を点灯します
*イグニッションチェッカーを接続します
*エンジンストップスイッチがONの場合、一度OFFにした後、再びONに回してください
エンジンストップスイッチを5回ONにすると共に、スパークが生成されることをチェックしてください
31イグニッションコイル#2エンジンストップスイッチをOFFからONにし1秒経過後、イグニッションコイル#2を毎秒5回作動させ、エンジントラブル警告灯を点灯します
*イグニッションチェッカーを接続します
*エンジンストップスイッチがONの場合、一度OFFにした後、再びONに回してください
エンジンストップスイッチを5回ONにすると共に、スパークが生成されることをチェックしてください
32イグニッションコイル#3エンジンストップスイッチをOFFからONにし1秒経過後、イグニッションコイル#3を毎秒5回作動させ、エンジントラブル警告灯を点灯します
*イグニッションチェッカーを接続します
*エンジンストップスイッチがONの場合、一度OFFにした後、再びONに回してください
エンジンストップスイッチを5回ONにすると共に、スパークが生成されることをチェックしてください
33イグニッションコイル#4エンジンストップスイッチをOFFからONにし1秒経過後、イグニッションコイル#4を毎秒5回作動させ、エンジントラブル警告灯を点灯します
*イグニッションチェッカーを接続します
*エンジンストップスイッチがONの場合、一度OFFにした後、再びONに回してください
エンジンストップスイッチを5回ONにすると共に、スパークが生成されることをチェックしてください
36インジェクター#1エンジンストップスイッチをOFFからONにし1秒経過後、インジェクターを毎秒5回作動させ、エンジントラブル警告灯を点灯します
*エンジンストップスイッチがONの場合、一度OFFにした後、再びONに回してください
エンジンストップスイッチを5回ONにすると共に、インジェクターの作動音をチェックしてください
37インジェクター#2エンジンストップスイッチをOFFからONにし1秒経過後、インジェクターを毎秒5回作動させ、エンジントラブル警告灯を点灯します
*エンジンストップスイッチがONの場合、一度OFFにした後、再びONに回してください
エンジンストップスイッチを5回ONにすると共に、インジェクターの作動音をチェックしてください
38インジェクター#3エンジンストップスイッチをOFFからONにし1秒経過後、インジェクターを毎秒5回作動させ、エンジントラブル警告灯を点灯します
*エンジンストップスイッチがONの場合、一度OFFにした後、再びONに回してください
エンジンストップスイッチを5回ONにすると共に、インジェクターの作動音をチェックしてください
39インジェクター#4エンジンストップスイッチをOFFからONにし1秒経過後、インジェクターを毎秒5回作動させ、エンジントラブル警告灯を点灯します
*エンジンストップスイッチがONの場合、一度OFFにした後、再びONに回してください
エンジンストップスイッチを5回ONにすると共に、インジェクターの作動音をチェックしてください
48AIシステムソレノイドエンジンストップスイッチをOFFからONにし1秒経過後、AIシステムソレノイドを毎秒5回作動させ、エンジントラブル警告灯を点灯します
*エンジンストップスイッチがONの場合、一度OFFにした後、再びONに回してください
エンジンストップスイッチを5回ONにすると共に、AIシステムソレノイドの作動音をチェックしてください
50燃料噴射システムリレーエンジンストップスイッチをOFFからONにし1秒経過後、燃料噴射システムリレーを毎秒5回作動させ、エンジントラブル警告灯を点灯します(リレーがONした時ランプが消灯、リレーがOFFした時ランプが点灯します)
*エンジンストップスイッチがONの場合、一度OFFにした後、再びONに回してください
エンジンストップスイッチを5回ONにすると共に、燃料噴射システムリレーの作動音をチェックしてください
51ラジエターファンモーターリレーエンジンストップスイッチをOFFからONにし1秒経過後、ラジエターファンモーターリレーを毎秒5回作動させ、エンジントラブル警告灯を点灯します(ONは2秒間、OFFは3秒間)
*エンジンストップスイッチがONの場合、一度OFFにした後、再びONに回してください
エンジンストップスイッチを5回ONにすると共に、ラジエターファンモーターリレーの作動音をチェックしてください(その時はラジエターファンモーターが回転している)
52ヘッドライトリレー1エンジンストップスイッチをOFFからONにし1秒経過後、ヘッドライトリレーを毎秒5回作動させ、エンジントラブル警告灯を点灯します(ONは2秒間、OFFは3秒間)
*エンジンストップスイッチがONの場合、一度OFFにした後、再びONに回してください
エンジンストップスイッチを5回ONにすると共に、ヘッドライトリレーの作動音をチェックしてください(その時はヘッドライトON)
53EXUPサーボモーターエンジンストップスイッチをOFFからONにし1秒経過後、サーボモーターをON3秒間、OFF3秒間作動させる
*エンジンストップスイッチがONの場合、一度OFFにした後、再びONに回してください
エンジンサーボモーターが動いている時、警告灯が点灯
60E2PROM故障コードが表示される・自己診断故障コード44として検知されたE2PROM中の異常データを転送する
・もし複数の故障が検出された場合、異なったコード番号が2秒ごと表示され、この過程は繰り返し送られます
(01〜04)シリンダー番号が表示される
異常がない時は(00)が表示される
61異常履歴コードが表示される・自己診断故障コードの履歴を表示する(つまり一度発生し、修正された故障コード)
・もし複数の故障が検出された場合、異なったコード番号が2秒ごと表示され、この過程は繰り返し送られます
11〜50
異常がない時は(00)が表示される
62異常履歴コードの削除・過去の自己診断によって検出されたコードと故障コードの番号を全て表示する
・エンジンストップスイッチをOFFからONに回すと履歴コードのみが削除される
*エンジンストップスイッチがONの場合、一度OFFにした後、再びONに回してください
00〜21
異常がない時は(00)が表示される
70コントロール番号プログラムのコントロール番号を表示する00〜255

 すげーなぁ、バイクじゃないみたい…

"Cindy's room" since Oct 02, 1998 / blog Jan 15, 2008