バンブーロッドの製作


7’6”#4ロッド 日本の渓流用




バンブー・ロッドはなんといっても、素材の竹の質が命です。私は、中国広州のスイ川上流に育つ最上のトンキン・ケーンを使用しています。つぎに大事なのが削りの精度です。ミーリングマシンなどはいっさい使わず、荒削りから仕上げまで、すべて手作業で削りあげます。
バンブー・ロッドの製作には、数多くの工程がありますが、写真はスタンレーというイギリス製のカンナで、荒削りをしているところです。
その前に、竹の節を削り、曲がりを直す作業があります。ここで手を抜くと、後の作業に支障が出ますので、慎重にやります。そして、竹の表皮を、これも、スクレイパーという特別のカンナで薄くはがします。
その後、プレーニングフォームという鉄製の台に竹をのせて三角形に削ります。それを6本作って、下の写真にあるバインダーという機械で、1本に糸で束ねます。





これはバインダーという機械です。6本に束ねて6角形になった竹はつぎに熱処理を加えて水分を抜き、さらに仕上げの削りに入ります。熱処理は温度を一定に保って加熱するのが難しく、あまり温度が高すぎると竹が燃えてしまってすべてが終わりになるし、あまり低いと今度は強度に問題が出るし、けっこう気の抜けない作業になります。
仕上げ削りには、荒削りとは別のカンナを使い慎重に削っていきます。それぞれの番手に削りあげた竹は接着して乾燥させますが、その、最終的な接着の作業にもこのバインダーを使います。
ハンドルをぐるぐる回すと、一定のテンションをかけながらきれいに糸が巻かれていく様は、まるで手品を見ているようです。


接着が終わり、塗装を待つばかりになったブランクです。塗装の前にフェルールを装着します。塗装には、どぶ漬けと刷毛塗りがありますが、私は刷毛塗りでやっています。特別な理由はありませんが、刷毛塗りの感触が好きだからです。塗装が終わると、いよいよグリップを接着しガイドをつけます。最後にリールシートをつけて完成です。ガイドを止めるスレッドの巻き方、グリップのコルクの品質、リールシートの材質はロッドの高級感を演出するために大事ですが、ロッドの本当のよさは、ブランクの良し悪しによって決まります。見た目にだまされず、良質の竹で丁寧に削られたブランクのロッドを求めることが大事になります。


バンブーロッドの販売について(値下げしました)

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7’6”#4(\40.000〜)、8’0”#6(\50.000〜)2ピース・3ピースの2種類があります。パーツにより価格が異なります。3ピースは2ピースより値段が若干高くなります。見積もりのうえ契約となります。見積もりは無料です。
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