コンサート評
広上淳一指揮
京都市交響楽団
米元響子(vn)
2004年8月28日(土)18:00 京都コンサートホール 大ホール
ショスタコーヴィチ:交響詩「10月革命」
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲
ショスタコーヴィチ:交響曲第6番
今回は京都コンサートホールの下見もかねて(今秋2回行く予定なので),京都市交響楽団の第467回定期演奏会に行ってきました。
京都コンサートホールは地下鉄北山駅からすぐのところにあるのですが・・・なんか敷地はすぐにわかっても,建物のエントランスが非常にわかりにくいですね。
入ったら入ったで,大ホールは2階って書いてある程度で,2階への行き方もわかりにくい・・・と思ったのは私だけなんだろうか(笑)。
開演30分くらい前まではステージ上に誰もいなかったけど,このあたりの時間から管や低弦の人が出てきて音出し開始。
ただ開演のチャイムが鳴ってもみんなステージから引き上げないけどどうなってるの? と思ってたら,ヴァイオリンの人とかがぞろぞろ出てきてそのまま開演の模様。
ここっていつもこうなの? ちょっとびっくり。
席は1階25列16番。
ちょっとステージから離れるけど,中央だし,ほどほどの高さでまずまずの席。
まわりを見渡すと・・・なんか夏休みなのに年寄りばっか(すぐ左隣には親子連れで若いお嬢ちゃんが居たけど)・・・30近い私でもすごく若い方に思えるのですけど,いつもこんな客層?
ま,それはともかく,演奏のほうは総じて良かったです。
なんかこの前のN響の印象の悪さだけが大きくなってくなぁ(笑)。
ショスタコーヴィチはさすがに20世紀の音楽なので,解釈的にヘンな音楽にはなりにくいということかもしれないけど。
交響詩のほうは完全にはじめて聴く曲だったけど,悪くなかったですね。
まぁ個人的に,ショスタコの曲自体どれも好きだしね。
交響曲第6番(打楽器奏者が6人もいるんだ・・・)も美しさと激しさ両方よく出てた演奏でした。
広上淳一さんの指揮は,曲への表情付けが見ていてわかりやすく,コンサートでこうやって見る分には解釈の参考にもなりますね。
協奏曲のほうは日数が経ってきたら印象薄れてきたけど(笑),前半ヴァイオリンの熱演にオケがだんだん引っぱられていくような感じでした。
この日一番の拍手は,この協奏曲でしたね。
(交響曲は眠そうにしてる人いたしなぁ。ショスタコですらもうダメなんだろうか・・・。)
というわけで,京都市交響楽団には良いイメージができたため,また機会があれば聴きにきたいと思ったのでした。
定期演奏会を土曜夕方にやってるのも行きやすくていいですよね。
次回は10月23日,大阪センチュリー交響楽団の京都公演。 その次は11月13日のロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団京都公演を聴きに行く予定です。 その後は未定。
巫音 月雪
fusetan@mti.biglobe.ne.jp
04.09.13 初稿