ばんがいち 99年7月号


基本情報

発売日 1999年6月17日
表紙イラスト 天織龍樹
発行 コアマガジン
定価 340円(税込)
雑誌コード 18295-7


掲載作品

評価 作家名 作品タイトル ページ数  備考
A B C
   ユナイト双児 小鳥のために 16 巻頭カラー(カラー4p/2色カラー4p)
   きりやましんご ボクのパワフル 20
   押也史奈 束縛愛 16
   後藤晶 年上のオンナノコ 22
  山田可南 Summer Summer 10 シリーズ
    尾崎未来 BOY MEETS GIRL 16 連載(#17/後編)
  のぞみ侑海 或る男の悲劇 20 シリーズ
麻生 純 R&D 18
   門田一世 黄昏時訪問者 16
    みこくのほまれ まりあの「夢に向かって第1歩の1日」 20 第7回ばんがいち漫画大賞 特別奨励賞
   新条るる パン パレード 4 2色カラー(4p)/4コマ/連載

評価Aは心的印象度の指標で,良くも悪くも心動かされたかどうかを意味し,従来の評価印に準じます。
◎>○>▲>△>(無印)の順の5段階。
評価Bは単純に私の好みかどうかの指標で,キャラ,絵柄,ストーリー,雰囲気などを(この順に)考慮。
○>▲>△>(無印)の順の4段階。
評価Cはエッチ度の指標だけど,多分に私の好みが介入します。
○>▲>△>(無印)の順の4段階。−はエッチなしで評価対象外。
いずれの評価も巫音月雪の主観に基づくものであり,普遍的な価値観とは無縁です。


寸評

暫定的総評

 なんだか近くのコンビニが「ばんがいち」置かなくなっちゃったんですよねー。 最近こんな話題ばかり(笑)。
 さて,すごくいまさらですけど,今月はちゃんと更新しますよ,はい。 「バスでコロコロ」見ながらやってます。
 巻頭はユナイト双児先生。 もうすぐ富士美から単行本出ますね。 それから,この先生が原画担当のゲームが2本リリースの予定になってます,と。 さて,今月のはひさびさ(?)にシリアスなストーリー。 内容は,説明しようとすると全部書いてしまうことになりそうなので省略しますが。 自由と目的の対比は珍しいかも。 うーん,うーん,なんか「良い話」という意識が先行してね・・・,はて,どうしましょ。
 この前初単行本の出たきりやましんご先生。 ずっと女の子(姫子ちゃん)に守られてきた弱っちい(笑)男の子(タロくん)。 今日もガラの悪い女の子にからまれてるところを・・・てなところか(一部想像含む)。 ある種の黄金パターンかな,これ。 手堅い構成でけっこうな良作。 印消しちゃったけど,けっこうエロいかもしれない。
 押也史奈先生はひさびさかな,こんな絵だったっけ?(よく覚えてない(笑))  伽耶子は男の子とキスしてるところを兄に目撃されて・・・てな導入はどうでもよい(笑)兄妹ものですね。 なんかどうこう言う事もないのだけど,オチ部分はけっこう良かったですね。 それでこそ愛(?)。
 後藤晶先生のもまぁタイトル通りなんだけど,この女の人が見た目からしてお子様なわけですね。 こういうのもある種のパターンでしょうけど,この娘はかわいいですよ。 この先生のマンガ見てきて,今までで一番くらい。 女の人の一生懸命な姿ってのはいいですよねー。
 山田可南先生は最近隔月で描いてるのかな。 いつものシリーズ,海でバイトの話。 尾崎さんはやはり要領がよいね(笑)。 今月のはちょっと長めだけど,なんか話としてははぐらかされた感じかも。
 尾崎未来先生の連載後編。 んー,なんか先生と副会長さんと両方出ちゃったから,ちょっとサラっとお話が流れてしまったような。 まぁこれさらに割ったらダレるのは明白だけど,個人的には,うーん,どんなもんでしょ。 部分部分に良さが散見してるんだけどねぇ。
 のぞみ侑海先生のは,前の連載の続編ですね。 喬子に興味を持った少年の話。 でもまぁ女子校の「お姉様」の世界だけど。 2ページ目の「このお話は…」の部分が的確すぎて(笑)なんかおもろいです。 で,この「映像特典」(8・9ページ目)とかなにもの?  相変わらずよくわかんないマンガですが(好きだけど(笑)),読んでる私まで欲求不満になってしまうのはいかがなものでしょ。
 麻生純先生は最近の私の期待の星。 今回のは,未来から猫耳娘(生体アンドロイド)がやってきた・・・ていう話。 4ページ目の「私がネコミミなのは〜」のところがおもしろかったなぁ。 今回もたいへん良い出来なのですが,問題は,前回とネタ的に近くない? てこと。 主人公は相手の女の子をよく知らなくてしかも受け身(笑)とか,守ってあげなくちゃと決意する結末と,その感情を微妙にはぐらかすほのぼの(?)オチとか。 今回はそのへん気になったので印を1段階おさえましたが,次回はどういうのくるでしょうね。 また似た話だったりしたらそれはそれで職人性(笑)を感じますが(ふつうは世界観とか価値観と言うか・・・),バリエーションもあった方が個人的には興味深いですね。
 門田一世先生のは,若奥様が襲われちゃう話。 かなりエロエロでよろしいです。 でもこのオチは予見できたです,ものすごく。 オチ部分の「私達こんな〜」のところは笑えたけど(笑)。
 みこくのほまれ先生のは,ばんがいち漫画大賞の特別奨励賞受賞作。 AV女優が夢だった女の子の初仕事。 素直すぎるとこがかわいいですね。 お話としてのまとまりはなかなかなので,もうちょっと絵柄が安定してる方が・・・てのは私の好みかな。
 最後に新条るる先生の連載。 この豪快なボーリングがおもろかったです。 これって,もしできるものならばルール上やってもよいのかなぁ。
 今月号にはHMコミックス100号を記念しての,各コミックをそれぞれ3名,計300名のプレゼントあり。 もう今週金曜の締め切りだけど。

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巫音 月雪
fusetan@mti.biglobe.ne.jp

99.6.17
公開:99.7.14