パピポ 98年4月号


基本情報

発売日 1998年2月28日
表紙イラスト 好実昭博
編集 コミックハウス
発行 フランス書院
定価 330円(税込)
雑誌コード 03849-4


掲載作品

評価  作家名  作品タイトル ページ数  備考
ものぐさうるふ OH MY GIRL, OH MY GOD!  12 巻頭カラー(カラー4p)/連載(前編)
佐野タカシ ラヴ・ジェネ  16 連載(#2)
きみおたまこ 堕ちる快楽  16
いるまかみり 盗撮  18 デビュー作
人参・参 Koiをしようよ  16
縛 霞奈 あなたを探してた  16
B・たろう 千一夜漬物語  16
しかげ なぎ Resolution  20 巻中カラー(カラー4p)/連載(後編)
鬼窪浩久 そんなお兄ちゃんが好き  16 連載?(#1)
後藤羽矢子 ヒーリングしよう!  20
みむだ良雑 ありすのぼ〜けん   4 連載(#60)
向 正義 PIECE OF RUMOR  18

評価は個人的なものなので,盲信しないように。
下の寸評も参照のこと。
評価印は◎>○>▲>△の順。



寸評

暫定的総評

 全体に高い水準を保っている印象です。
 今月はなんといっても後藤羽矢子先生の作品でしょう。 これは,非常にグッド,お気に入りですね。 じゃあどうして○なんだ・・・というと,うーん,その,頭で考えてもよくわからない「何か」の欠如ですか。 はっきりいえば,感動ですか・・・(って,わかってるじゃないの)。 まぁ,後藤先生の作品はほのぼのあったか,これで良いのですよ。 もう,単行本は買うしかありませんねぇ(タイミングよく出ることだし)。
 B.たろう先生もそういう意味では同じタイプの漫画家さんですね。 この評価の差は私の絵柄の好みの差かな。 それを別にしても,今月は後藤先生のが良かったような気がしたから,なにか損してるかも。
 しかげなぎ先生のは先月の続き。 んー,メイドさん(苦笑)。 とすると,この評価は今月も甘い気がするが,少しほっとするこの締め方は高評価。
 向正義先生のは,ファンタジーでダークで,いつもの(?)締め方,と。 個人的にはこれくらいのを描いてほしいですね。 ときどき私はついていけなくなるので・・・。
 佐野タカシ先生のについては,う,うーん,どこを誉めておこうか・・・。 とにかく,個人的評価としては▲です。(逃げ)
 △にした中でも,きみおたまこ先生と縛霞奈先生は▲に準ずる評価です。
 それにしても,きみおたまこ先生の先月からはじまった新連載はどうなってしまったのでしょう。 原稿の編集されかたから考えると,また間に合わなかったのね・・・。 先月の次号予告とも違うしね。 私はこの先生のためにパピポ買ってるようなものなので,ほんとにもう,がんばっちゃってほしいのです。 単行本の発売が迫ってるので,これからしばらくは登場しないのでしょうが・・・。
 縛霞奈先生は,相変わらず最小限のトーンでもって(良く見たら,今月は全く使ってないかも・・・),原稿が白い・・・(線の細さでよりそう見えてるのだろうけど)。 そしてやはり相変わらず,心病んでるんですかね。 そんな話じゃないのに,読んでて何か辛いのですよ,私には(この先生の作品は,人間は(心が)傷ついても生きていくもの・・・というのを,肯定的,かどうかは真にはわからないような感じに描かれてるんですよね)。 でも,嫌いになれないんです,この人の作品。 と,結局相変わらずの不思議な作風と,相変わらずの私の感想でありました。 ・・・じゃあなんで△なんだ??
 いるまかみり先生のデビュー作は,絵柄は好みなんで,あとはお話が私の好みとマッチするか,ですね。 今後がなかなか期待できそうです。

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巫音 月雪
fusetan@mti.biglobe.ne.jp