パピポ 99年6月号


基本情報

発売日 1999年4月28日
表紙イラスト 龍炎狼牙
編集 コミックハウス
発行 フランス書院
定価 330円(税込)
雑誌コード 03849-6


掲載作品

評価 作家名 作品タイトル ページ数  備考
A B C
   巫代凪遠 へっぽこ戦隊 ウーレンジャー 20 巻頭カラー(カラー4p)
きみおたまこ ドキドキの引っ越し 22 連載(前編)/シリーズ
  嶋尾和 禁じられた生きがい 16 初登場
  ものぐさうるふ Venus Accident 22
  みずのまこと グレープフルーツ 16 初登場
  鳴瀬ひろふみ 月下の肖像 16
  後藤羽矢子 プリムラ ポリアンサ 20 巻中カラー(カラー4p)
シリーズ(ラブ タンバリン)
   武藤 鉄 dress monochrome 22
   良河 卓 Peeping Lover's 16
   真喜島 武 二刀流妖婉奇談 20

評価Aは心的印象度の指標で,良くも悪くも心動かされたかどうかを意味し,従来の評価印に準じます。
◎>○>▲>△>(無印)の順の5段階。
評価Bは単純に私の好みかどうかの指標で,キャラ,絵柄,ストーリー,雰囲気などを(この順に)考慮。
○>▲>△>(無印)の順の4段階。
評価Cはエッチ度の指標だけど,多分に私の好みが介入します。
○>▲>△>(無印)の順の4段階。−はエッチなしで評価対象外。
いずれの評価も巫音月雪の主観に基づくものであり,普遍的な価値観とは無縁です。


寸評

暫定的総評

 今月はいきなりいきましょうか。
 巻頭はかなり久々登場の巫代凪遠先生。 マンガはたしか初見だったかな。 個人的にはこういうノリも大好きです(笑),1ページ目とか。 なんか下っぱちゃんがかわいいけど,ほとんど出番なし。 うーん,やっぱり胸大きいですね。 しかし,最後の4ページは・・・。
 きみおたまこ先生のは,あやかと桜のお話。 桃も出てきます。 だいぶシリーズごとのキャラの交流が進んできましたね。 早夜がようやく自分の道(笑)を進みはじめたので,あやかが残されちゃった(?),てな状況がこの前(12月号)までのだったかな。 しかしあやかと桜,こんな見た目似てたっけ・・・。 桜って行動無茶苦茶そうだけど,けっこう相手の本質を捉えるのが上手いのでしょうね。 こんな彼女を中心に物語は進むわけですか。
 嶋尾和先生,パピポ初登場。 どういう話を持ってくるかと思ってたけど,今回は暗めのストーリーできましたね。 双子の姉弟の話。 この先生のこういう後味の話だと,高めのエッチ度から背徳感がさらに増強する感じですね。 この先生には他に明るいもの,ラヴラヴなもの,エロエロなものに,虚無感を感じるものまで広い作風があるので,単行本のとき評価に悩むんですよね・・・。 絵柄的にはご覧の通りで,私は好きなんですが。
 ものぐさうるふ先生のは,歯医者の看護婦さんに憧れる男の子が見たものは,て話ですか。 うーん,いいなぁ,看護婦さん(笑)。 なんかマニアックなプレイしてますが,すごくエロエロ。
 みずのまこと先生もパピポ初登場。 うーん,この絵柄は見覚えがあるなぁ。 ポプリクラブで見たのかな。 トイレで憧れの同僚がエッチしてるのを見てしまった娘は,という話。 この娘の真剣におとぼけしてる様がかわいいなぁ,と。 しかし14ページ目,ふつうそんなこと言わないでしょ(笑)。 この男,軽率以前に何か間違ってないかなぁ。
 鳴瀬ひろふみ先生のは,娘をモデルに絵を描く男の話。 父も娘も,亡き妻(母)の姿を重ねているのに気づいている,というわけですね。 でも最終的には・・・と。 この娘は着ている(というよりは,つけている)衣装の雰囲気と,月明りのみという状況とで,すごく神秘的というか,そういう表情を出して,すごく印象的。 少しだけふつうの娘の表情もあるのがポイント高いです。 何となくこだわりを感じる(前回のもそうだったかな),完成度の高い作品ですね。
 巻中は後藤羽矢子先生の,ラブタンバリンのシリーズですね。 先月書き忘れたけど,コミック文庫からこのシリーズが単行本化されます。 私も最初の方知らないので購入の予定。 今回は地球人の男が出てきますね,今まではこんなのあったのかな。 女しかいないフリーセックスの星という知識を持った地球人から見た,この星での「結婚」という二人の関係を・・・自分でも何言ってるかわかんないや(笑)。 ともかく二人はラヴラヴなのですね。 しかし,このタイトルの意味は何なのだろう・・・。
 武藤鉄先生は,今回はダークよりにきましたね。 二人のメイドをいぢめるお嬢様が,ある時目を覚ますと・・・。 行動と願望は表裏一体ということでしょうか。 他人を束縛するのは,けっきょくは人に構ってもらいたいのかもしれませんね。 まぁ,それを悟られてるようじゃダメなんでしょ(笑)。
 良河卓先生のは,一見清楚なお嬢様のようでも・・・といったあたりの,屈折したカップルのお話ですね。 こういう話(この二人の関係の方)もたまにあるけど,ここまでいくと奥深くて私にはわかりませんね(笑)。 性的欲求以上に心理的なものがあるはずだとは思ってるのですが。
 真喜島武先生のは,座敷童子の娘と,妖怪退治の浪人(?)の話。 舞台は一応,江戸時代の初期と。 話のポイントは11ページ目だけど,しっかり大きいコマで描いてますね,やっぱり。 良い話なんだけど,キャラがロリに見えるのが個人的には何とも(こればかりは仕方ないですけどね,私の好みの問題だし)。
 ま,今月はこんなところで。 しかしGWはどうやって過ごそうかな(もうかなり終わってるけど・・・)。 やっぱりホームページの更新でもしてようかなぁ。 企画だけはたくさん抱えこんでるし。

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巫音 月雪
fusetan@mti.biglobe.ne.jp

99.4.28
公開:99.5.3