発売日 | 1998年8月6日 |
表紙イラスト | 鷹久邦弘 |
編集 | コミックハウス |
発行 | メディアックス |
定価 | 360円(税込) |
雑誌コード | 03949-09 |
評価 | 作家名 | 作品タイトル | ページ数 | 備考 |
▲ | 大輪田泊 | カフカな朝 | 20 | 巻頭カラー(カラー4p) |
▲ | カラテカ・バリュー | 超皮殻特攻着 神風 | 20 | 連載(前編) |
◎ | KAME | 秋祭り | 20 | 再録 |
▲ | 菊地政治 | NON TITLE | 20 | |
△ | 逢魔刻壱 | TRUCKIN' | 16 | |
◎ | 矢吹豪 | タンポポ | 16 | 連載(後編) |
△ | 伊沢慎壱 | マスター&マスター | 20 | 巻中カラー(カラー4p)/連載(#10) |
△ | うさみ優 | 誠くんの夏!! | 16 | |
△ | やまと将臣 | 天使口戯 | 16 | 連載(#2) |
▲ | 朔ユキ蔵 | 色あせた世界 | 20 | |
▲ | 南条飛鳥 | ダイアローグ | 8 | |
すがわらくにゆき | おれさま! ギ☆ライズ!! | 4 | 連載 |
評価は個人的なものなので,盲信しないように。 下の寸評も参照のこと。 評価印は◎>○>▲>△の順。 |
暫定的総評
あー,なんか今月も良いですねぇ・・・ということで,ライズも定期に昇格。 なんか私の生活狂ってきたかな・・・とかは,とりあえず今は考えないことにして,と。
で,今月はKAME先生の作品(再録/春風紅茶先生急病のため)を◎としました(私は初見)。 うーん,ちょっと反則なような気もするけど,昭和13年という設定が(映画的に)生きてたのでこの評価となります。 しかしKAME先生の作品はかなり久しぶりに見たので,こんなんだったかなぁ(絵柄)・・・とか思ったり(某ゲームの原画と知ったときも同様の感想)。 でもストーリーのほの暗さが,こんなんだった気もするし。 ・・・とか書いたりして,こういうストーリーについては深く言及しない私(逃げてるよなぁ)。 明るい作品が良いなぁ(と口ではいつも言うくせに,評価は別物だったりする私)。
続けて◎(わずかに甘い評価かも)としたのが,矢吹豪先生の作品。 最近ってダークなストーリーは解決しなかったり破滅したりって感じだけど,本作は前向きな結末を迎えました(少しの涙は誘うけど)。 悪役(将軍)の,結局は人間の弱い心に迫ったのが,今回の展開と結末をよんだのでしょうね。 なかなかお見事,といった感じです。 このへんの紙一重で,私の評価は▲になってしまったりするから・・・。
なぜだか時々読みたくなってしまう大輪田泊先生の作品。 なんかこの先生の作品に耐性ができてから,私少し(さらに?)壊れてしまったような・・・。 今回はいきなり無茶な展開というか状態から,予想通りというかほのぼの落ちへ。 あぁ,なんかあえて書くことはなかったかも・・・。 SM色薄い,メイドさんものでもあります(好み)。
続けてカラテカ・バリュー先生の作品は,前後編の前編。 ちょっとストーリーを詰め込みすぎたような気もするけど,なんとか見せ場で切っています。 個人的には導入部を長く見せて,3話構成でも良かったんじゃないかなという気も(もちろん,多少ダレるけど)。 久しく見た記憶がないような「かっこいい」作品です,続きに期待して▲。
菊地政治先生の作品は,借金の形(かた)にとった娘をメイドとして・・・っていう鬼畜系。 「貸し渋り」なんて時事的なワードが出てきたりするけど,ここまでして守るものなんですかね,会社ってのは。 救いのないエンドだけど,それなりのポイントは押さえてるんじゃないでしょうか。
それから,朔ユキ蔵先生の作品はいじめ・復讐系の作品(なんでも分類すればよいってわけじゃないけど,このページではネタを書かないので,便宜上ということで了承ください)。 結局誰も救われてない結末は,当然,これではいけないということを暗示してるのだろうけど,私としては(解決が)明示された作品のほうが好きかもしれない。 これくらいの作品なら,このままで読み手へのヒントは充分とは思うけど・・・。
最後に今月のメイドさんその3,南条飛鳥先生の作品。 単行本の裏表紙の女の子ですね。 単行本がMonologueで,この作品はdialogue,と(対語)(一応書いてみただけ・・・)。 ストーリーとしては,暗い影を見せつつも・・・といったあたりでしょうか。
今月も寸評書きやすい作品が多いけど,一応ここで打ち切り。
巫音 月雪
fusetan@mti.biglobe.ne.jp