発売日 | 1998年6月上旬 |
表紙イラスト | 中村博文 |
カラーピンナップ | 米村孝一郎 |
発行 | リイド社 |
定価 | 350円(税込) |
雑誌コード | 01472-7 |
備考 | アクトレス7月号増刊 |
評価 | 作家名 | 作品タイトル | ページ数 | 備考 |
△ | たいらはじめ | CHANGE! | 21 | 巻頭カラー(3p)/連載(#4) |
△ | 山文京伝 | 窓のない部屋 | 18 | 初登場 |
▲ | すえひろがり | CIRCLE | 20 | 連載(#4) |
△ | 湯河原あたみ | 自爆超人ビザールマン | 18 | 初登場 |
○ | 御形屋はるか | 夏、還る。 | 16 | |
△ | 拔山蓋世 | 闇のかんばせ | 16 | |
片松天籟 | IMAGING WONDER LAND | 6 | ||
電波P子 | ねこのここねこ | 4 | 巻中カラー(4p)/連載 | |
▲ | きお誠児 | LEATHERMAN | 18 | 連載(#4) |
△ | 目黒三吉 | ドライな彼女 | 18 | |
ぐれいす | D&D | 18 | 初登場 | |
▲ | 二階堂みつき | LUCK!! | 16 | |
△ | 舞登志郎 | キャンバス | 20 | |
△ | 結城心一 | ももえサイズ | 8 | 連載 |
評価は個人的なものなので,盲信しないように。 |
暫定的総評
んー,今号もいい感じです。全体にソフトですけど。
それで一押しは御形屋はるか先生のですね。 この独特な話の構成法には「なれ」があったほうがいいような気もするけど。 どうも「夏」「夜」「祭」のイメージが私の持っているものと近接しているようで,共鳴しやすかったですね。
ではその他の作品を見ていくと,まず山文京伝先生のですか。 パピポ読者なのに初めて読んだショートでない作品・・・。 それで,なるほどねー・・・って感じです(うわ,ぜんぜん説明になってない)。 この先生,他にはどんな話が描けるのか興味ありますが。
すえひろがり先生は上手いですね。 話の運びかたというか,設定というか。 ただ,前号から話が直接つながらなかったのは残念だし,こういう連載だったのね・・・。 今回はエッチ無しだけど,ポイントは押さえてます。 それと,ストーリーのわりに清潔感(?)ある絵柄に好感もありますね。
拔山蓋世先生のはこだわりの一品ですかね。 「かんばせ」というのは「顔容」でいいのかな,解釈上も。 うーん,悪くないんですけどねぇ・・・。 狂気の表現が洗練されすぎているのかな。 まぁ,ページ数的限界かもしれないけど,そう思うと大暮維人先生なんかは上手かったような気も。
目黒三吉先生は前号のパワフル・ギャグ調の話とはうってかわっての擬古典的世界。 古風なコマ送り的表現と,台詞のない無声映画的表現。 テレビがしゃべってるだけですからね,琵琶湖のことを(笑)。 なんですか,妖怪カビボウボウって。 作品とのものすごいギャップが・・・。 まぁ,このあたりで「新しさ」というか,現代の作品であることを主張してるんですかね。 しかし前号といい,琵琶湖になにかこだわりあるんですかね。 あぁ,あと,表題「ドライ」も意味深でよく考えると・・・。
二階堂みつき先生は前号の評価○にしておけばよかったかも。 というか,今回ページが進むにつれて女の子の顔が・・・。 ちょっと気になりました。
ところで「鼻行類」って流行ってるんですか? などと結城心一先生の作品見て思ったのですが。 以前パピポでみむだ良雑先生も描いてますから,同様のギャグマンガで。
巫音 月雪
fusetan@mti.biglobe.ne.jp