AJICO

2001年AJICOの旅

2001年2月22日 新潟フェイズ


新潟フェイズ超満員

 公演直前までテレビで告知のCMをやっていたので、あまりチケットは売れていないのかと思ったAJICOですが、会場のフェイズに行ってみてビックリ。限界まで客を詰め込んだという感じで、会場内を移動するするのも一苦労でした。BLANKY JET CITY の解散ツアーの時よりも客は多かったと思う。
 ステージに登場したAJICOはメンバー4人のみで、サポートはなし。当然打ち込みも無し(当たり前か)。
UA (Vo)
浅井健一 (G&Vo)
TOKIE (B)
椎野恭一 (Dr)
 曲はAJICOとしてのアルバム収録曲にプラスして、ジャズのスタンダード“TAKE FIVE”のカバー、UAの“悲しみジョニー”、それから、私は分からなかったけど、BLANKEY JET CITY の曲も演っていたらしい。


やはりベンジーは別格

 観客からの声援が一番多かったのは、やはり「ベンジー」こと浅井健一。BLANKEY JET CITY の解散後、ファンの彼に対する期待感、飢餓感は相当のレベルのようで、彼がボーカルをとる曲はまた一段と盛り上がる。MCで口を開くとまた盛り上がる(笑)。
 私は別にBLANKEY のファンではないけれど、やはりベンジーの存在感は別格だと思う。メイン・ボーカルはUAなのだけれど、それ以上にベンジーのギターがAJICOの世界の中心になっていた。
 しかし、「UAとベンジーの企画バンド」だと思うと大間違いで、彼ら4人は見事に「バンド」でした。TOKIEのアップライト・ベースのジャジーなサウンドと椎野の横揺れ系のドラミングは、ベンジーの湿った色気のあるギターとよく合う。そして、そのバンド・サウンドにのるUAのボーカルは「声質」そのものが非常に心地よい。この4人ならでは、という音世界を完璧に創り出していたと思う。
 CDを聴いていると、結構暗く、地味というか抑制的なサウンドだと思ったのですが、ライブではロック・バンドとしての爆発力も見せてくれました。夏のフジロックの雰囲気にピッタリのバンドだと思います。出演しないかな?

 



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