Newport Jazz Festival in 斑尾 '99

1999年8月7日 斑尾高原特設会場


祝・復活した斑尾

 バブル崩壊後、スポンサー不在で数年間行われなかった斑尾ジャズフェス。98年にひっそりと復活していたんですねぇ。知らなかった。6年ぶりに観に行ってきました。
 天候は快晴で、絶好のジャズ日和。やはりジャズ系のライブは年齢層が高く、私のような30男でも若手に入るような客層。1週間前のフジロックとは大違いですな。PAも小さめで丁寧な音で、爆音に慣れた体にはちょっと物足りなかったです。


Mark DeRose Group

 「和楽器を取り入れたジャズ」ということだそうですが、Mark DeRose は長野に住んでいる人らしい。さらに日本語ペラペラで、本当に外人なのか!? 尺八が吹く“My Favorite Things”とか“黒田節”とかやっていましたが、既成のジャズのイディオムの上で民族系の楽器がソロをとる、というような発想は私は好きではない。

小曽根 真 ザ・トリオ

 さすがはバークリー卒業、上手い。ただ、あまりにも正統派的なジャズ・ピアノで、ピアソラの曲を演奏したこと以外は全然記憶に残っていなかったりする。

MONDAY 満ちる

 私としては一番興味があったのがMONDAY 満ちる。Dr,B,Key,Sax という編成で、もろにジャズ・ファンクなサウンドを聴かせてくれました。グルーヴィーな“チュニジアの夜”はカッコよかったけど、ジャズシーンとクラブシーンとどちらを向いているのかよく分からない演奏だったのが気になるところ。

McCoy Tyner Trio with Michael Brecker

 今回の出演者の中では一番の大物。というか、まだ生きていたのか!?
 コルトレーンの右腕という伝説的なジャズマンとはいえ、さすがにもう老人なわけで、MICHAEL BRECKERでもフィーチャーしないことには場がもたない気もしないではない。
 この辺から睡魔が襲ってきて、思いっきり昼寝してしまった(笑)。

Mingus Big Band

 完全に寝ていました。全く記憶なし(笑)。

Maceo Parker Band with James Moody

 そういえば、前回メイシオを観たのも92年の斑尾だったなぁ。7年ぶりのメイシオはなんと息子のラッパーを連れてきていました。JBナンバーは少な目でオリジナル曲が多かったような気がする。
 さすがはメイシオ、貫禄あるノリノリのステージでしたが、「さぁ皆さんが立ち上がって迎えないと、メイシオは出てきませ〜ん。イエ〜イ!」とか訳の分からんことを言っていた司会の外人のネーチャンには興ざめした(笑)。
 James Moodyというジイさんが、ゲストで出てきたけど、一体誰だったのだろう? ちょっとギター弾いて、すぐに引っ込むという、かなり謎なジイさんでした。

 



Back to Menu

Back to Home