THEE MICHELLE GUN ELEPHANT

WORLD CASANOVA SNAKE TOUR

2000年7月9日 新潟フェイズ


観客もハイテンション

 98年のフジロック以来、2年ぶりのミッシェル。あの時のライブの中断騒ぎの影響で、「音楽性とは裏腹にミーハーな女の子ファンがついているバンド」というイメージを持っていたのですが、初めて行ってみた単独ライブの客層はそんなことはなかったです。フェイズは男女半々くらいで、ブランキー・ジェット・シティーよりも暴れ系の男子が多い感じか? 会場には「体力に自信のないお客様は、後ろの方でご覧ください」という張り紙が(笑)。
 実際、客のテンションは高く、男はダイブ続出、背が低くてステージが見えない女の子はヤケになって踊りまくる(笑)という感じで、一種のお祭り状態でした。


イキっぱなしの演奏

 そんな観客以上にテンションが高いのがミッシェル・ガン・エレファントの面々。はっきり言って全く愛想のない連中なのだが、演奏のテンションは異常に高い。開演7時30分で、2回のアンコールを含めても9時過ぎ終了という短いステージでしたが、あんなボルテージの高いライブなら、演る方も観る方も1時間半が限界というものだろう。どの曲も同じようなもんだし(笑)。
 特にカッコよかったのが、ギターのアベ。ラウドでありながらも空間を切り裂くように鋭いカッティングは素晴らしい。目つきも完全にイッっている。ボーカルのチバもMCほとんど無しというふてぶてしさがいいね。どうせなら、アンコールなんてやらない方が男気アップという気がしますが。
 スローな曲は全くなしで、ひたすらテンションを上げ続ける演奏には本当にビックリしました。これなら、今年のフジロック2日目のトリも納得です。2日目のラストはグリーン・ステージのミッシェルを観るか、ホワイト・ステージのRUN DMC を観るか、私は非常に迷っています。

 



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