スガ シカオ

SHIKAO & THE FAMILY SUGAR Tour '00 STAGE1

2000年12月9日 新潟フェイズ


新潟フェイズ・即日完売

 なんと即日完売だったという新潟公演。テレビドラマの主題歌とタイアップとはいえ、そんなに人気があったのか!? 開演前のお客さんの話を聞いていると、首都圏からの遠征組も結構いたようです。土曜日だったからね。
 しかし、そんな人気の爆発は本人にも影響しているようで、ステージに登場したスガシカオは自信に溢れていて、貫禄も出てきました。2年前のフェイズ公演から比べると、カリスマ性すら感じられる。
 バックバンドのFAMILY SUGAR は今回も一流のメンバー。
沼澤尚(Dr)
松原秀樹(B)
間宮工(G)
森俊之(Key)
大滝裕子(Cho)
斉藤久美(Cho)
 ベースが大御所・松原秀樹に代わり、コーラスが2人に増えました。この2人って、元アマゾンズじゃないですか! 2年前のツアーにはベースで中村キタローが参加してましたが、久保田利伸人脈はやはりファンク・バンドには不可欠なんですな。


新ヒーロー、その名は森俊之

 演奏は今回も基本的に完全生演奏。ドラム・ループを使っている曲もありましたが、ループ流しっぱなしの上にタカが生ドラムを重ねる演奏で、クリックは使っていないと思う。やっぱりファンクは生で演らなくちゃね。
 そして、今回のライブの主役はなんといってもキーボードの森俊之。スガシカオには悪いが(笑)。キーボード・プレイであんなに興奮したのは、久しぶり。特には“正義の味方”でのオルガン・ソロは凄かった。久々に登場したキーボード・ヒーロー、彼の時代は必ず来る。
 そんな素晴らしい演奏陣にも支えられ、ライブは素晴らしい内容でした。アーティストがブレイクする瞬間の勢いが感じられる。そして、やっぱりスガシカオは曲がいいよ。ファンク・ナンバーから弾き語り系まで捨て曲無し。SMAPの“夜空ノムコウ”で証明された作詞能力と、エンジニアリングまで含めた知識は、大きな武器になるでしょう。このまま行けば、山下達郎のポジションを継ぐ存在になるかもしれません。

 



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