WeSky a Go-Go !

HEAL NIIGATA 第6弾

2009年3月14日(土) 苗場プリンスホテル




冬も苗場でフジロック?

 2005年にZEPP東京での新潟県中越地震のチャリティーライブで始まったHEAL NIIGATAですが、現在はフジロックの地元・苗場を冬も訪れてスキー・スノボを楽しもう、さらにDJパーティーもあり、というイベント「WeSky a Go-Go」に形を変えて続いています。

 雪国育ちの新潟県民としては、苗場でスキーは当たり前なので、今まで全然関心無かったのですが、天下の苗場プリンスホテル宿泊で、夕食と朝食付き、リフト2日券付き、さらに夜は石野卓球等々のDJパーティーを楽しめて、1人2万円というのは実は格安だということに今さら気付いてしまいました。
 そしてこれに参加すると、今や入手困難となってしまったフジロックの早割購入権がゲットできるのです!
 スキー・スノボもするフジロッカーなら、非常にお得な企画です。

 土曜の午後に苗場に到着して、まずはスキー。3月中旬なので、下界はもう春の陽気ですが、さすがに標高の高い苗場はしっかりと雪が降っていて、まだまだ真冬です。

 夕食はプリンスホテル3号館のバイキングのレストラン。事前に送られてきた案内には「立食ビュッフェ、お席の確約はございません」と書いてあったので、ちょっと心配していましたが、広いレストランで、満席で座れないなんてことは全くありません。ま、数年前には手配ミスで本当にイスが無かったことがあったそうですが(笑)。
 地ビールの種類も色々あって、大満足です。


metalmouse(18:45〜19:45)

 DJパーティーの会場は、苗場名物ユーミンのライブ会場でもお馴染み(?)4号館1階のブリザーディウムというイベントホール。
 予想以上に広い空間でしたが、20時くらいまでは、拍子抜けするほどお客さんが少なかった。夕食会場は19時までだし、プリンスホテルの中でフジロッカーが他に行くところもないと思うけど、皆さん、何していたんですかね?

 会場はPAも照明もコンパクトなシステムでしたが、PAスピーカーからの出音がバツグンに良かった。ホテルでここまで低音を出して大丈夫なのか、客ながら心配してしまうほど(笑)。私の部屋は5階でしたが、リハの音がビシビシ響いてきました。もちろん、4号館はWeSky a Go-Go貸し切りではなく、普通の家族連れのお客さんもいました。あの音を夜中12時過ぎまで出していたんだから、一般客からは絶対に苦情が来ていたと思います。

 最初のDJは日本人の若手テクノ2人組。レコードもCDも使わず、MacBookでのDJプレイでしたが、こういうスタイルだとDJなんだかライブなんだか、もう分からなくなりますなぁ。

 場内にはフジロック会場でお馴染み「ところ天国」のドリンクブースが1店のみ。できることなら、タイカレーやもち豚串焼きの屋台でもあればフジロック気分も最高に盛り上がるのだが・・・。ま、夕食のバイキングで満腹なので(笑)、高望みしてはいかんな。




DE DE MOUSE(19:45〜21:00)

 DE DE MOUSEさんもMacBook1台でのDJプレイですが、MIDIキーボードだけでなく、なぜかマイクスタンドもブースにセットされている。と、いきなり「皆さ〜ん、こんばんわ〜。DE DEMOUSEで〜す。苗場まで来てくれてありがとうございま〜す」なんて普通にMCを始めた(笑)。いやぁ、こんな芸風のDJってアリかね?
 その後、彼は何かに取り憑かれたように暴走。ジブリのアニメの音楽をかけて「これだって踊れるんだからね!」と絶叫し、Perfumeの“ポリリズム”で「繰り返す!」と絶叫し(ちゃんとPerfumeの映像で対応したVJは偉い)、極めつけは、TMネットワークの“GET WILD”。意外にも観客もサビの「ゲット・ワイルド・アンド・タフ!」でちゃんとコール&レスポンス。もちろん、DE DE MOUSEさんも絶叫(笑)。
 そして、終盤では自分の曲をプレイし、MIDIキーボードを高々と掲げたり、DJブースの上で立ち上がったり、やりたい邦題じゃ。

 去年の朝霧JAMではバンド編成でのライブを観たのですが、ここまで変な人だとは思わなかった。「DE DE MOUSEは好きだけど、あの人は嫌い!」ってメチャメチャ矛盾していることを言っている女の子がいましたが、その気持ち分かるわ。



sugiurumn(21:00〜22:30)

 奇人DE DE MOUSEの後なので、スギウラムさんの正統派のDJプレイが心に染みたわ。歌物も混ぜつつジワジワと盛り上げてくるミックスがたまらない。
 クライマックスは自身の曲“Travelling”とニューオーダーの“BLUE MONDAY”。




石野卓球(22:30〜24:20)

 卓球が登場した途端、DJブース前に一気に人が集まってきた。卓球という存在は、DJプレイを「聴く」だけでなく、その姿を「生で見る」ことに意義があるポップアイコンでもあるのだなぁ。プレイは王道の4つ打ちテクノ。やはり、観客の盛り上がりはこの日一番でした。
 アンコールも2回演って、20分時間をオーバー。




ユキアソビ de Go-Go !

 2日目の日曜日。午前中スキーをした後、フジのグリーンステージのエリアで行われているるスノー・アクティビティ「ユキアソビ de Go-Go!」を覗いてみました。スキー・スノボをしない人達のための企画で、餅つき参加やスノーモービル乗車体験ができるのだそうです。
 フジのレッドマーキーの駐車場に車を置き、グリーン方面への橋を渡ると、雪原にフジロッカー達の姿が見えてきました。


 人数少なめなので、アットホームな雰囲気です。知らない人が見たら、謎の集会ですけどね(笑)。


 イベント全体の参加者は500人くらいでしょうか。この充実した内容の割には参加者が少ないなぁ、というのが正直な感想です。
 スキーやスノーボード好きのフジロッカーには、文句なしにオススメのイベントですし、フジロック会場の苗場を通じて、ウィンタースポーツを楽しむ人がもっと増えてくれればいいですね。



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