電話&Fax: 06-6222-2010
住所:〒541-0048 大阪市中央区瓦町3-2-15
12:00〜13:30、18:30〜22:00(L.O.) 定休日:日曜日
2010年7月
最新の記録はこちら
この回の点数評価は<7、3、4=14点>
ムーリスのDNAが確かに感じられる大阪のレストラン
食べたもの
アミューズ◎コニャック風味のサバイヨンとフォアグラのトースト添え
前菜1◎ムール貝のムクラード
前菜2◎モジェット豆とウサギのサントンジェ風
前菜3◎うなぎの燻製と酸味の利いたシューエとクルトン
メイン◎鴨フィレ肉のロースト パイナップルのエキス
デザート1◎グラスに入ったプラムとコニャック
デザート2◎トゥルトーフロマージュ レモンとシェーブルのアイス
小菓子◎カヌレとマカロン
夜はアラカルトのみで、前菜約3000円、メイン約4000円、デザート1300円。
フォアグラ、エスカルゴ、うさぎ、うなぎの燻製、スペルト麦、鴨と、フランス料理店だからこそ食べられる食材がこれでもかという程に盛り込まれている。
料理の色は明るい単色系。メインを除いてポーションは小さめ。でも食材の幅、最新の調理法など、ヴァラエティーの豊富さは日本で5本の指にはいるレヴェル。
料理名には出てこないが、それぞれの料理にきわめて多くの食材が使われている。
メインがまた出色。カリっと皮の焼かれた十分な量の鴨をパイナップルとニンジンピュレの酸味を含んだ甘みのあるソースで食べる演出は、これだけでここに来てよかったと思わせるもの。洗練された21世紀のフランス料理。
ひとつ残念だったのは、お客さんがあまり入ってなかったこと。大阪中心部でテーブルクロスなしのお店が5000円弱のコース1本勝負はまだ受入れられていないのか、3割弱の入り。
あえてもう一つ言えば、コース全体的に味が濃いめ。サフランの泡にもしっかりと味がついている。レストランを後にしてから喉が渇いた。
また、コースの頂点はアミューズ、メイン、アヴァンデセールと3つの嶺のある山のようだが、最後のデザートは少々地味目。小菓子があるのだから、デザートを1品にして、もっと充実したものにしてもよいかもしれない。
ワインは税・サ込みで白はほとんどが10000円以内、赤も半数以上が10000円まで。