電話03-3355-6667 住所：東京都新宿区三栄町7
昼：11:30〜14:00、夜：18:00〜21:00(ラストオーダー)　日曜定休
四谷駅を降り四谷見附交差点を外堀公園方面へ。二つ目の道を左折(三栄通り)して200メートル進んだ右手。

2014年10月

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クラシックなフランス料理を食べたい時はここ

食べたもの

アミューズ1◎マッシュルームのスープ

アミューズ2◎つぶ貝の壷焼き

前菜1◎北海道厚岸産　生カキのマリネ　フランボワーズの香り　クレソンのサラダ添え

前菜2◎仏　ランド産　フォアグラのポワレ　とうもろこしのガレットと秋トリュフ添え

魚料理◎北海道産　帆立貝柱のポワレ　椎茸添え　にんにくバターソース

肉料理◎オーストラリア産　仔羊の岩塩包焼き　香草風味

デザート1◎モンブラン

デザート2◎小菓子

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• 夜のコースは5種類。
  8000円3品おまかせフルコース(アミューズ、前菜、魚料理、肉料理、デザート、お茶)。
  10000円4品おまかせフルコース(アミューズ、前菜2種、魚、肉、デザート、お茶)。
  11000円3品スモールポーション　1品しっかりフルコース(アミューズ、前菜2種、魚、肉、デザート、お茶)。
  12000円4品好きなものフルコース(前菜2種、魚、肉、アミューズ、デザート、お茶)。
  15000円5品おまかせフルコース(前菜、魚料理、肉料理から5つ+アミューズ、デザート、お茶)。

  以上の値段に税とサーヴィス料(10%)が別途加わる。

• 9年ぶりの訪問。相変わらずの雑然とした雰囲気。ただ、以前はおいしいもの好きの男同士や一人客がテーブルを埋めていたが、今回はデートとして利用している30歳以上のカップルも半数くらい。土曜の夜で満席。

  はじめ一人客用にセッティングされたテーブルに案内され、すぐに二人用に位置皿とカトラリーが並べられたあと「やはり隣のテーブルにお移りください」となった。予想とおりの対応に苦笑と微笑。

• 料理は相変わらずの北島節。10年前と変わりない。もしかしたら20年前とも同じかもしれない。比較的上質の素材を豪快に捌き、余計な工程を経ず、シンプルに仕上げる。イメージとしては漁師の料理に近い。どんな素材を食べたかはっきり記憶に残る料理。ポーションは言われているほど多くはなく、メインを除いて普通のコース料理の分量。

  ロビュション以後(?)の火入れを0.1度単位で管理する「精密」な料理とくらべると、焦点の合い方レヴェルや複雑さや創造性がもちろん異なるが、「現代風フランス料理」と「フランス料理」という二つの異なった分野※と考えればよく、比較するのは野暮。

• 以前は厨房の人がかけもちという感じだったサーヴィスには専門の人がはいっていた。メニューの説明は明快でテキパキとしており、料理への質問にも的確に答えがかえってくる。グラスワインのコースを頼み、はじめのシャンパーニュは既に注がれたものがテーブルに運ばれてきたが、銘柄を知りたいと言うとすぐにボトルを見せてくれ、その後は言わなくても毎回ボトルをもってきてくれた。とはいえ、必要最小限のサーヴィスであり、＋αはない。

  ワインはセットがお勧め。4杯5400円、5杯6000円(+税、サ)。後者にはシャンパーニュがつくし、その他も村名クラスや1級が次々と出てくる。

• 会計は2人で42400円。内訳はコース(12000円×2)＋ワインのコース(6000円×2)＋サービス料(3600円)＋税(2880円)

  ※ミシュラン東京2015年版では、この二つの区別がなくなった。と同時に北島亭とコート・ドールは1つ星を失った。日本版ミシュランの評価には概ね同意するが、時に杜撰と思える評価や表記の間違いがある。一貫性があってこそ評価は信頼できるものとなるのに、それを欠いていることはとても残念。この二店ほど(よかれ悪しかれ)一貫した水準を保っているレストランはないので、北島亭やコート・ドールに対する評価の揺らぎはミシュランの信頼性を著しく損ねている。

• 料理の写真

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