電話：01-49-54-46-46　住所：45 bd Raspail, Paris, France　パリ第6区
ファックス：01-49-54-46-00　e-mail : lutetia-paris@lutetia-paris.com
営業時間:12:00〜14:00　19:30〜20:00
定休日：土日

地下鉄セーヴル・バビロンヌ下車すぐ。ホテル・リュテシア1階。リュクサンブール公園から徒歩10分。

2005年10月6日

左岸のホテル、リュテシア。ここにロシア革命の指導者でスターリンに粛正されたブハーリンが夫人のアンナ・ラーリナと投宿。そのメインダイニング。2軒隣の建物にはフランスの偉大な歴史家マルク・ブロックが住んでいた。

食べたもの

アミューズ1◎生ハム
アミューズ2◎フォアグラのムース

前菜◎ブルターニュ産オマール、ピスタチオオイルで和えた若野菜、金蓮花とズッキーニの花
Homard breton aux jeunes legumes a l'huile de pistache, fleurs de capucines et de courgettes

肉料理◎オック産乳飲仔羊のフィレ肉とグラタン・ドーフィネ
Filet d'agneau de lait d'Oc roti, girolles aux amandes, cassoulet de haricots coco de Paimpol

デザート◎ショコラづくし
Tout chocolat d'un gourmand de cacao

ミニャルディーズ◎ショコラとぶどう

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• ミシュラン1ツ星。3本フォーク。
   
• 「リュテシア」とはパリの古名。だからかメインダイニングはその名も「パリ」。これが「日本料理　東京」とかだったらダサいけど、「パリ」だと響きがよくかっこいい。そしてその名に恥じぬ立派なお店。名ホテル「リュテシア」のメインダイニングとしては20席足らずと小さな店だが立派なシェフとサーヴィス陣を擁する。
   
• ランチコースは40ユーロ(5600円)。アラカルトメニューから前菜、メイン、デザートを1品ずつ選択できる。プラス10ユーロでグラスワイン一杯とミネラルウォーター(シャテルドン！)がつく。

  アラカルトは前菜29〜42ユーロ(6種類)、魚料理は39〜45ユーロ(6種類)、肉料理は35〜40ユーロ(5種類)、デザートは15〜17ユーロ(6種類)。
  前菜、メイン、デザートを1品ずつとるとして約11600円〜14280円。

  ディナーのコースは65ユーロと125ユーロ。

  ワインリストは控えめな量ながら簡潔でみやすい。ロマネコンティもリストアップされている。
   

• ランチコースはアラカルトから選択できるのが嬉しい。特に前菜のオマールは素材がよく、シェフの得意料理なのかソース、つけあわせと2重3重に楽しめる。
  メイン、デザートも立派な料理だけど、さすがに3ツ星めぐりをしたあとに食べると材料の質がかなり落ちるし、はじめから最後までコースを通して高いレヴェルを保つというところまではいかなかった。だけど日本の同価格帯のお店とくらべるとはるかに上。さすが本場。
   
• ホテルのメインダイニングといっても日本とは違って慇懃なサーヴィスではなく、ミシュランを意識しているのかお客が食べやすいようにという配慮が一番に来て気持ちいい。フォーマルにもカジュアルにも対応できる技量の高いメンバーを揃えている。

  場所柄、普段着予約なしのひとり客や、ミシュランの星つきレストランということを知らず、入ってから場違いな所と気付き退店する人もいるが、彼らへの対応は手慣れたもの。サーヴィスのプロという気がする。だけどお客さんにもう一歩つっこんで積極的に雰囲気を盛り上げるということまではしない。

  気楽に入れてそこそこの満足感を得られるという意味で、ミシュラン星つきレストランの入門としておすすめ。
   

• 会計は一人で72ユーロ(10080円)。内訳は50E(コース)＋16E(グラスシャンパーニュ)＋6E(お茶)。税・サ込み。
   
• 基本となる皿はベルナルド。カトラリーはEurop Felix。グラスはメーカーはわからないけど、とても大きいもの。グラスワイン1杯で2杯分くらいある。
   
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• 人数確定ができなかったので当日午前に電話で予約。
   
• シェフ：フィリップ・ルナール(Philippe Renard)。
  トロワグロ、ラムロワーズ、コート・ドールを経て1991年からルティアの料理長。

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